アクセンチュア、独アムラウト社を買収

設計、エンジニアリング、製造プロセスでデータとデジタルを活用し、世界の製造業に向けた支援を強化。インダストリーX領域のサービスを拡充し、製造業の中核業務の生産性およびサステナビリティの向上と成長に貢献

【ニューヨークおよびドイツ・アーヘン発:2021年6月14日】
アクセンチュア(NYSE: ACN)は、ドイツ・アーヘンに本社を置き、エンジニアリング領域のコンサルティングおよびサービスを提供するumlaut(アムラウト)社( リンク )の買収に合意しました。この買収によりアクセンチュアは、エンジニアリング領域におけるクラウド、人工知能、5Gなどのデジタル技術のさらなる活用を推進し、製造業が製品設計・エンジニアリング・製造プロセスを変革し、サステナビリティにも貢献可能な支援体制を強化します。



本買収により、アムラウト社に在籍する日本を含む世界17カ国で活躍する4,200人以上の業界トップクラスのエンジニアやコンサルタントが、アクセンチュアのインダストリーXグループ( リンク )に加わります。インダストリーXは、自動車、航空宇宙・防衛、通信、エネルギーや公益事業などの多岐にわたる業界に対して、データやデジタルに関する知見とエンジニアリングを組み合わせた広範なサービスの提供が可能になります。また製造業のお客様は、アムラウト社とアクセンチュアのインダストリーXの先進性が組み合わされたサービスによって、エンジニアリング機能、工場設備やオペレーションのデジタル化による生産性の向上や、ソフトウェアが組み込まれたスマート製品への迅速な転換など、スピーディかつ柔軟な製品開発が可能になります。

[画像: リンク ]


アクセンチュアのCEOであるジュリー・スウィート(Julie Sweet)は次のように述べています。「アクセンチュアでは、かねてから企業のビジネスの中核を占める製品設計、エンジニアリング、製造工程におけるデジタル化が大きく進展すると予測していました。このため、デジタルの力を従来のエンジニアリングサービスと組み合わせるために、10年もの歳月をかけて独自のサービス機能を磨きつつ、エコシステムの強化を図ってまいりました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、中核業務の変革が企業の喫緊の課題となる中、アクセンチュアにアムラウト社の先進的で高度に専門化されたエンジニアリングサービスが加わることで、高まる需要に対応し、製造業のお客様のイノベーション創出に貢献してまいります」

アクセンチュアがインダストリーX領域の強化を図る背景には、あらゆる業界においてインテリジェント化が進み、ソフトウエアが、プラットフォームや製品、サービスの成功のカギを握りつつあることが挙げられます。しかしながら、1,500人以上の業界幹部を対象としたアクセンチュアの調査によると、エンジニアリングや製造プロセスのデジタル化に向け、一つでもプロジェクトを実践している企業はわずか38%に留まることが明らかになりました*¹。

アクセンチュア インダストリーXのグローバル・リードであるナイジェル・ステイシー(Nigel Stacey)は次のように述べています。「アクセンチュアでは、世界トップクラスのデジタル・エンジニアリングと製造に関する知見を駆使して、お客様が全社規模でデジタル化を加速させ、生産性や安全性の向上とサステナビリティの両立の実現に向け支援しています。消費者とのタッチポイントから研究開発、サプライチェーン、工場の操業にいたる製造業のあらゆる活動において、データとデジタルの力で価値を提供する企業は、消費者から必要とされるだけではなく市場環境の変化にすばやく適応し、また社会に対する責任も果たし続けることができるでしょう」

新型コロナウイルスのパンデミックにより、多くの企業は危機からのレジリエンス(復元力)や柔軟性を備えているとは言い難い状況であることが露呈しました。デジタルを活用することで、例えば、工場を遠隔操業に切り替えたり、需要の変化に対してリアルタイムに近い情報を生成したりするなど、危機的状況においても柔軟に対応することができます。また、地球環境に対する企業責任が強まり、持続可能な製品を開発することでサーキュラー・エコノミーへの貢献も期待できます。

アムラウト社は、伝統的なエンジニアリングサービスのみならず、デジタルエンジニアリング、スマートかつコネクテッドな製品の検証、戦略やプロセス、組織に関するコンサルティングやハードウエアおよびソフトウエア開発など、多岐にわたるサービスを提供しています。

アムラウト社の最高技術責任者(CTO)であるマーク・ピーター・アルソフ(Marc Peter Althoff)は次のように述べています。「製品とデジタルの融合に苦心する多くのビジネスリーダー達は、確実な成果のために、業界動向に精通し、変革の過程を先導する信頼できるパートナーを求めています。私たちは、独自のエンジニアリングとコンサルティングサービス、またこれまで培ってきた深い専門知識をアクセンチュア インダストリーXと共有して相乗効果を図ることで、お客様の変革を支援していきます」

アクセンチュアでは、インダストリーX領域の強化に向け、2017年から22件の買収を行っています。アクセンチュアでは、株式会社ディアイスクエア( リンク )から、PLMおよびALMシステムの導入コンサルティング事業の獲得を発表したほか、オペレーション・テクノロジーを提供するElectro 80(オーストラリア)( リンク )、産業用ロボットおよび自動化サービスを提供する Pollux(ブラジル)( リンク )、オペレーション・コンサルティングの Myrtle(米国)( リンク )、テクノロジー・コンサルティングの SALT Solutions(ドイツ)( リンク )などを買収しています。

本買収は、商習慣に基づく完了条件に従って実行され、その条件は非公開です。

*¹ アクセンチュア「IX調査2020」

アクセンチュアについて
アクセンチュアは、デジタル、クラウドおよびセキュリティ領域において卓越した能力で世界をリードするプロフェッショナル サービス企業です。40を超える業界の比類のなき知見、経験と専門スキルを組み合わせ、ストラテジー&コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズサービスを、世界最大の先端テクノロジーセンターとインテリジェントオペレーションセンターのネットワークを活用して提供しています。アクセンチュアは53万7,000人の社員が、世界120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。アクセンチュアは、変化がもたらす力を受け入れ、お客様、社員、株主、パートナー企業や社会へのさらなる価値を創出します。
アクセンチュアの詳細は www.accenture.com を、
アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp をご覧ください。

アクセンチュアのインダストリーXについて
アクセンチュアのインダストリーXは、お客様の工場運営、コネクテッド製品やサービスの設計、管理のインテリジェント化を推進しています。効率性、安全性の観点で製造やオペレーションを見直し、お客様が優れたモノづくり企業へと変革し、持続可能な成長を遂げる支援を行っています。
詳細は、 www.accenture.com/jp-ja/services/industryx0-index をご覧ください。

アムラウト社について
アムラウト社は、世界中のお客様にアドバイザリー・サービスやエンジニアリング・サービスを提供する、業界を超えたエンド・ツー・エンドのグローバルな総合サービス企業です。深い専門知識、幅広い実務知識、学際的なコラボレーションにより、産業の融合が進む破壊的な時代において、お客様の組織、サービス、製品の価値向上に注力しています。
世界中の50の拠点に広がる20のコンサルティング会社とエンジニアリング会社で活動する4,200人の専門家とエンジニアが、あらゆる産業とその様々な接点において革新的なソリューションと変革を提供し、公共部門では組織文化、構造、プロセスの開発を行っています。 詳細については、 リンク をご覧ください。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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