Digi InternationalがHaxiot社を買収

LoRaWANソリューションのリーダーが DigiのIoT組込みシステムビジネスのポートフォリオとマーケットリーチを拡大へ

IoT(Internet of Things)コネクティビティ製品・サービスプロバイダであるDigi International社 (本社・米国、NASDAQ:DGII)はこのほど、エンド・ツー・エンドのLoRaWANベースのソリューションで業界をリードする米ダラスのHaxiot社を買収したことを発表しました。買収の条件はすぐには開示されていません。

2015年に設立されたHaxiot社は、低電力広域(LPWA)無線技術のリーディングプロバイダであり、高性能なクライアントモジュール、インテリジェントなインダストリアル向けデバイス、ゲートウェイ、拡張性の高いクラウドIoTプラットフォーム「X-ON」など、幅広いLoRaWAN製品ポートフォリオを有しています。Haxiotのフルに統合されたシステムは、スマートユーティリティ、石油・ガス、工業、サプライチェーンなどの複数の業界における小規模から大規模までの企業やネットワーク事業者に、シームレスな導入体験を提供します。

Haxiot社の買収は、Digiの組込みシステムのポートフォリオを大幅に強化し、組込みモジュール、ゲートウェイ、ネットワークサーバソリューション、SaaSの提供を含む完全なLoRaWANの提供により、市場範囲を即座に拡大します。プロビジョニングと配備が容易なソリューションは、市場をリードするDigi XBeeエコシステムとDigi ConnectCoreシステムオンモジュールを含む、Digiの組込み製品を補完するものです。この組み合わせにより、カスタマは、フルスタックのIoTアプリケーションを開発する際に幅広い製品群から選択することができます。

LoRaWAN製品ポートフォリオに加えて、Haxiot社は、エッジインテリジェンス、フィールド展開ツールと豊富なデータ、付加価値サービスを提供する革新的なインダストリアルIoT機能を提供します。

今回の買収は、LoRaベースのシステムが大きく成長している時期に行われます。LoRaのベースとなる規格を作成したSemtech社によると、LoRaは2021年に主流になると予想され、市場導入が著しく進み、今後数年間の年平均成長率は40%と推定されています。

「Haxiot社のLoRaWANプラットフォームを当社の既存のポートフォリオに加えることで、カスタマは組込みシステムのニーズを単一ソースで満たすことができ、アプリケーションに適したテクノロジーでより早く市場に投入できるようになります。私たちは、Haxiotチームと協調して共にビジネス拡大できることを楽しみにしています」と、Digi InternationalのOEMソリューション担当ゼネラルマネージャ兼副社長のスティーヴ・エリクソンは述べています。

また、HaxiotのCEO兼共同設立者であるニック・キットソン氏も、「Digiは成功の実績を持つ経験豊富な業界のリーダーとして、Haxiotチームにさらなるイノベーションを促進するためのリソースとベンチの強さを提供してくれます。Digiのチームに参加し、現在および将来のカスタマと一緒に一層の成功を収められることを期待しています」と話しています。

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