パイオニア連結子会社の地図事業の譲渡に関するお知らせ~新成長戦略で変革を推進~



パイオニア株式会社(東京都文京区、代表取締役 兼 社長執行役員 矢原史朗、以下「パイオニア」)は、当社の完全子会社であり地図事業を営むインクリメント・ピー株式会社(東京都文京区、代表取締役社長 相木孝仁、以下「インクリメント・ピー」)の全事業を、ポラリス・キャピタル・グループ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 木村雄治、以下「ポラリス」)が運営するポラリス第5号投資事業有限責任組合等が保有する特別目的会社であるPIPホールディングス株式会社(以下「買主」)に対して譲渡すること(以下「本件取引」といいます。)について、買主との間で最終契約を締結いたしました。なお、買主は、本件取引の実行日において、その商号を「インクリメント・ピー株式会社」に変更する予定です。
本件取引は、パイオニアの新たな成長に向けた施策の一環として行われるもので、ソリューションサービス企業への変革を一段と推進することになります。また、パイオニアと新生インクリメント・ピーは最重要パートナーとして、地図データの開発や提供における協業を継続していくことで、社会の変化や、情報技術の進化にあわせ、お客様の課題解決や豊かな社会づくりに貢献してまいります。
本件取引の実行日は、2021年6月1日とすることを予定しており、本件取引の実行後、インクリメント・ピーの事業は、買主において、従前通り継続されます。

1.目的
 インクリメント・ピーは、パイオニアのカーナビ向けの地図データ開発を目的として1994年の創業以来、カーナビ以外の用途を含め、幅広いお客様に地図や位置情報サービスを提供しています。
また、パイオニアはモビリティ領域におけるハードウェアとソリューションサービスの融合により企業価値の向上を図る方針を2020年に新たに打ち出し、社会課題を解決するソリューションの創出のための投資拡大及び事業領域の見直しを行っています。本件取引の実行に際しては、IT・ソフトウェアサービスに対する経験が豊富で、この業界に対して強いネットワークを有するポラリスがパートナーとなり、インクリメント・ピーがより幅広い用途に向けた地図データ及び関連サービスの開発など地図事業におけるさらなる成長を図るとともに、パイオニアが新成長戦略の下、ソリューションサービス企業への変革を一段と進めることを目的としています。
 なお、本件取引の実行後もパイオニアと新生インクリメント・ピーは最重要パートナーとして、地図データの開発や提供において協業を継続してまいります。

2.当事会社の概要(2020年3月31日現在)
(1)名称:パイオニア株式会社
(2)所在地:東京都文京区本駒込二丁目28番8号
(3)代表者の役職・氏名:代表取締役 兼 社長執行役員 矢原 史朗
(4)事業内容:主にカーエレクトロニクス製品の製造・販売ならびにモビリティサービスの開発・提供
(5)資本金:1,313億8,148万円
(6)創業年月日:1938年 1月1日

(1)名称:インクリメント・ピー株式会社
(2)所在地:東京都文京区本駒込二丁目28番8号
(3)代表者の役職・氏名:代表取締役社長 相木 孝仁
(4)事業内容:デジタル地図を主体とするコンテンツ及びソフトウェアの企画、制作、開発、販売
(5)資本金:4億3,450万円
(6)設立年月日:1994年5月1日

(1)名称:ポラリス・キャピタル・グループ株式会社
(2)所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー38階
(3)代表者の役職・氏名:代表取締役社長 木村 雄治
(4)運用ファンド:
ポラリス第一号投資事業有限責任組合(出資総額296億円)
ポラリス第二号投資事業有限責任組合(出資総額319億円)
ポラリス第三号投資事業有限責任組合等(出資総額520億円)
ポラリス第四号投資事業有限責任組合等(出資総額750億円)
ポラリス第五号投資事業有限責任組合等(出資総額1,500億円)
(5)資本金:1億円
(6)設立年月日:2004年9月13日

3.譲渡する事業の概要
 インクリメント・ピーの全事業及びこれに関連する権利義務(これに関連するパイオニアが保有する知的財産権を含みます。)

4.本件取引後の状況
 本件取引後も、パイオニアとインクリメント・ピーとの間の協業関係は、パイオニアと買主との間で維持され、パイオニアと買主が相互に協力することにより、両社の企業価値向上を目指します。インクリメント・ピーの全事業は買主に譲渡され存続し、事業内容の変更はありません。

パイオニアの新成長戦略について
パイオニアは、カーエレクトロニクス事業を柱として、斬新かつユニークな発想と最先端のテクノロジーを活かし、市販向け、自動車メーカー向けの車載機に加え、長年収集してきた膨大なデータ、クラウドやAIを活用した自動車保険向けの先進運転支援システムや業務車両の高度な運行管理・支援を行えるサービスなどを提供しています。
当社は、2025 年に向けた新企業ビジョン “未来の移動体験を創ります-Creating the Future of Mobility Experiences”を制定し、モビリティ領域におけるさまざまな課題を“モノ×コト”で解決するソリューションサービス企業への変革に向けて取り組んでいます。制約条件の多いモビリティ環境における「安全・安心の担保」という課題は、複雑かつ多様です。これらを解決すべく、当社は、最適なソリューションサービスを通じて、未来の移動をより安全で快適、スマートなものに変え、豊かな社会の実現に貢献してまいります。

パイオニアが目指すソリューションサービス企業への変革:
昨今、自動車の進化は目覚ましく、環境対応や自動運転など未来社会に向けた新たなソリューションが実現しつつあります。それに伴い、運転席は大画面のタッチパネル表示や増加する操作スイッチなどにより複雑化し、車内の情報量も飛躍的に増大しています。膨大な情報を受け取り、同時に安全を維持しながら複雑な操作をするということはドライバーにとって多大なストレスがかかります。これらの課題を解決するため、2006年からクラウド上に蓄積している膨大なモビリティデータを活用して、保険やフリート、物流業界に向けた最適なソリューションサービスの開発・提供を強化するとともに、強みである「音」の技術を組み合わせることで、安全・快適な車内空間を世界中のドライバーに提供する、新しいサービスプラットフォームの年内構築を目指しています。
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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