ロシアにおける大腸がんの内視鏡手技の普及支援 厚生労働省「令和2年度日露医療協力推進事業:内視鏡分野の協力」を推進

オリンパス株式会社(取締役 代表執行役 社長兼CEO:竹内 康雄)は、厚生労働省「令和2年度日露医療協力推進事業:内視鏡分野の協力」の実施団体に採択※1され、ロシア政府が2019年から5ヶ年で推進しているがん対策プロジェクト「オンコロジープログラム※2」に協力するために、大腸がんに対する消化器内視鏡診断や内視鏡外科手術の手技普及を支援します。

当社は、ロシアを代表する2大がんセンター、ブロヒン記念ロシアがん研究センター、ゲルツェン記念モスクワがん研究所を傘下に持つロシア国立放射線医学研究センターと連携し、一般社団法人 アジア医療教育研修支援機構(AMETS)※3の協力を得て支援を進めます。本協力事業では、日本人医師を講師として、ロシアの内視鏡医、がん専門医を対象に、消化器内視鏡の診断・治療や内視鏡外科手術のオンライントレーニングを実施します。これにより、世界をリードする日本の内視鏡による早期発見・早期治療の技術をロシアにてさらに拡大し、ロシアにおけるがん医療の改善に貢献します。

※1 2020年6月に採択。
※2 ロシア政府による医療改革を目的とした国家プロジェクト「ヘルスケア」の中核となるがん対策プロジェクト。がんの早期発見率63%以上、5年生存率60%以上、死亡率17.3%以下等を数値目標として掲げ、上記2大がんセンター院長が推進者となっている。現在ロシアのがん罹患率第2位は大腸がんである。
※3 日本が世界に誇る内視鏡技術などの高度な医療技術をアジア地域に普及させるため、かかる人材の育成を支援し、医学に関する教育及び学術研究の発展に寄与することを目的とした一般社団法人。(理事長:北野正剛 大分大学学長)

▪本協力事業の目的
1.ロシア2大がんセンターブロヒン記念ロシアがん研究センター、ゲルツェン記念モスクワがん研究所を傘下に持つロシア国立放射線医学研究センターを中心としたがん専門施設・専門医を対象とした対がん教育事業を展開することで、ロシア政府によるオンコロジープログラム推進を支援する。

2.日本人医師による最新の医療技術に関する知見の共有やトレーニングの機会を提供する。これにより、大腸がんを中心とした消化器がんの診断から治療に至るがん対策の向上・改善に貢献する。

本協力事業は1月19日に行われた「(AMETS-両がんセンター間の)協力覚書署名式」「大腸がんマネジメントに関する日露シンポジウム」にて本格スタートしました。署名式には、日露政府関係の来賓としてムラビヨーフ・ロシア保健省国際協力・広報局長、武井貞治厚生労働省国際保健福祉交渉官、松永健在ロシア日本国大使館公使が出席しました。また、ロシア全土から1167名の医療従事者等がシンポジウムを聴講(オンライン)しました。

当社は、2017年から厚生労働省の支援を受け、ロシア連邦保健省管轄「ピラゴフ名称ロシア国立医学研究大学」に対して、内視鏡トレーニングセンターへの内視鏡機器の設置に加え、日本の医師を講師とした教育支援活動に協力してきました。本事業も、「令和2年度日露医療協力推進事業」として同省の支援を得て実施するものです。今後もロシアの内視鏡医の育成支援とともに、内視鏡診断・治療・手術の普及を目指します。

本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。

オリンパス株式会社の医療事業について
オリンパスの医療分野は、リーディング・メドテックカンパニーとして、革新的な技術と製造技術で医療従事者のみなさまとともに歩んでまいりました。診断そして低侵襲治療において、より良い臨床結果を生み、医療経済にベネフィットをもたらし、世界の人々の健康やQOL向上に貢献してまいります。
医療分野の製品ポートフォリオは、軟性内視鏡、硬性鏡、ビデオイメージングシステムから、外科用デバイス、システムインテグレーション、修理サービス、そして診断・治療用処置具のラインアップに至るまで、幅広い製品・サービスを提供しています。詳しくは www.olympus.co.jp/をご覧ください。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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