【オリックス】英国の資産運用会社Gravis Capital Managementを買収

オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、欧州の現地法人ORIX Corporation Europe N.V.(以下「OCE」)を通じて、英国の独立系資産運用会社Gravis Capital Management Ltd.(本社:イギリス・ロンドン、以下「GCM」)の発行済株式の70%を取得することについて合意しましたので、お知らせします。今後、規制当局の承認等を経て、2021年3月までの株式の取得手続き完了を目指します。


GCMは、主に英国のインフラや再生可能エネルギー、不動産などESGの観点から選別したアセットを投資対象としたファンドを運営するオルタナティブ資産運用会社です。現在、クローズドエンド型上場ファンドなど6本、資産規模合計約2.9bnポンド(約4,000億円)のファンドを運営しており、機関投資家を主な顧客としています。

運用ファンドでは、英国での風力や太陽光などの再生可能エネルギーやPFI※1を中心としたインフラプロジェクト向け投資ファンド「GCP INFRA」や、ロンドンを中心とした学生寮特化型不動産ファンド「GCP STUDENT」、賃貸住宅や学生寮、老人ホームなどの住居系資産を中心とした資産担保ローンファンド「GCP ASSET BACKED」などを取り扱っています。なお、「GCP INFRA」および「GCP STUDENT」は、FTSE250※2の銘柄に組み込まれています。

オリックスは、2002年から日本の不動産投資信託(J-REIT)「オリックス不動産投資法人」を運用するほか、2013年にオランダを本拠にグローバル展開している資産運用会社Robeco Groep N.V.(現OCE)を買収※3し、米国では不動産ファイナンス分野におけるファンド運営会社や資産運用会社を買収※4するなど、グローバル市場での多角的なアセットマネジメント事業の拡大を進めています。また、2018年には英国にORIX Corporation UK Limitedを設立し、欧州における再生可能エネルギーやインフラ関連などへの投資活動を行っています。

GCMが運営するファンドは、再生可能エネルギーやインフラ、不動産を投資対象としていることから、オリックスグループの各事業との親和性が高く、本買収により既存ファンドのポートフォリオの拡充やファンドの新規組成など、GCMのさらなる成長の後押しが可能になります。GCMはこれまでの経営陣のもとでファンド運営事業を展開するとともに、オリックスはGCMの経営強化および事業拡大を支援します。

オリックスは、持続可能な社会の実現に向けて、今後も成長が見込める分野への投資を積極的に行い、グローバルマーケットでの事業拡大を目指してまいります。

※1 民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ)を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法
※2 ロンドン証券取引所の株式指標。ロンドン証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額でFTSE100に次ぐ中型株250銘柄で構成
※3 2013年2月19日付プレスリリース:オリックスがロベコグループを買収
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※4 2020年9月15日付プレスリリース:米国の大手LIHTCシンジケーター、Boston Capitalの運用資産を買収
リンク

■Gravis Capital Management Ltd.概要
会社名:Gravis Capital Management Ltd.
本社所在地:英国・ロンドン
代 表 者:Rollo Wright(CEO)
設立:2008年
事業内容:ファンド運営・管理
ホームページ:リンク

GCMは、インフラや再生可能エネルギー、不動産などを対象としたオルタナティブ投資のブティック型アセットマネジメント会社です。2008年に前身企業の「Gravis Capital Partners LLP (以下GCP)」を現在の共同創業者が設立し、2010年には最初のファンド「GCP INFRA」を上場しました。
2017年にGCMがGCPの事業を承継し、現在、クローズドエンド型上場ファンドなど6本、資産規模合計2.9bnポンド(約4,000億円)のファンドを運営しています。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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