『第4回 epSITE Exhibition Award』にフジモリメグミ写真展「aroundscape」を選出

- プリントとともに、ギャラリー空間を活かした展示設計も高評価を獲得 -

エプソン販売株式会社は、エプソンスクエア丸の内・エプサイトギャラリー(東京都千代田区)で2019年11月から2020年10月までの期間に開催された全6回の公募展の中から、最も優れた展覧会としてフジモリメグミ写真展「aroundscape」を『第4回epSITE Exhibition Award』として選出いたしました。 



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「epSITE Exhibition Award」は、2018年4月からスタートした表彰制度です。エプソンは、写真を取り巻く環境や発表のあり方が多様化する時代だからこそ、人や社会と向き合う作家がその活動の中で写真を「カタチ」にして、展示・発表することに大きな価値があると考えています。本制度は、日々の制作活動に加え、表現者としても高い総合力を有する作家の支援を目的に創設されました。今回の選考委員は、写真家・多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授の上田義彦氏とT3 PHOTO FESTIVAL TOKYO(東京国際写真祭)ファウンダーの速水惟広氏が務められました。

■フジモリメグミさん受賞コメント
「本作は取り組み始めて2~3年で、公募に出した時点での撮影期間は1年半ほどでした。私としては撮影期間が短めの作品で、少し不安がありました。しかしながら、今回ご評価いただけたことで、今後も取り組み続けて行くべきテーマだという、後押しをしていただけたように感じられて嬉しく思っています。自分が撮ったものや見てきたものをそのまま体感できる状態でepSITEのスペースに落とし込むには、どういった点数やサイズ感がいいのかを考え抜いた結果、自分の中ではこれまでで一番納得できる展示を作ることができました。以前所属していた自主ギャラリーを中心に、これまでに数多くの展示を行ってきたのですが、今回、その成果が出たのではないかと感じています。」

■上田義彦氏コメント
「日常的な風景を作者の独自な視点で捉えた、普遍的な意味でモダンな作品。作者自身が心地よく感じ、ここだと思う場所で立ち止まって“撮らされた写真”、あるいは、計算なく撮らざるを得なかった写真なのだろうと思う。その一方で展示は計算し尽くされていて、作品を見る側の意識が十分に考えられている。展示のサイズ感や距離感、あるいは見る人が移動する距離感なども、(感覚的にではあっても)計算しているのだと思う。その結果として、それぞれの写真を均質な展示として見せるといったことに繋がっていて、撮影から展示まで含めて、総合的な力を持った作家だと思う。自らの写真の良さを的確に理解していて、次作も楽しみな作家だ。」

■速水惟広氏コメント
「何か特別なことが起こっている訳ではなく、日常の見過ごしがちな風景を坦々と捉えている。いわゆるクライマックス的なシーンはないのにずっと見続けることができるのは、作者にしか気づくことができない世界の断片を丁寧に拾い上げ、それを1枚1枚の作品に落とし込んで視覚化する力があるからだ。1点1点の写真のクオリティに加えて、見せ方の工夫も必要な作品なのだが、統一感のあるフォーマットに落とし込んだことで、作品を見るべき適切な空間ができあがっていた。作者の個性ともいえる世界観がしっかりとコントロールされ、写真のセレクトも的確かつ会場の広さに合った枚数。撮影から展示まで、作者の眼差しそのものが体現された、記憶に残る作品展示だ。」

『第4回 epSITE Exhibition Award』の詳細情報は、エプサイトのホームページでご確認ください。
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次回のエプサイト公募展の募集については、詳細が決定次第、エプサイトのホームページでご案内いたします。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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