建設業界における即戦力技術者の中途採用動向

ヘッドハンティングのプロフェッショナルバンク（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：兒玉彰）は、建設業界で即戦力となる技術職人材の中途採用動向をまとめた。



　　　　　　　　　　　　　　　　　
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■建設業界の求人ニーズは再び活況へ

マクロの観点では、緊急事態宣言の最中である4月、5月は新規求人数が一時的に落ち込みを見せたが、6月以降は急回復している。厚生労働省がまとめた一般職業紹介状況（令和2年7月分）によると、建設業(建築・土木・測量)の新規求人数は2020年3月の18,204件に比べて4月が-1,501件、5月が-1,396件と大幅に落ち込んだが、一転して6月は同じく3月比で＋1,686件、7月も＋572件と増加に転じている。同じく直近7月の新規求人倍率は8.16倍、有効求人倍率でも5.77倍と、他業界（平均0.96倍）と比べても依然、圧倒的な人手不足が継続され中途採用市場は活況となっている。

【図表：2020年　有効求人倍率推移】
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■ヘッドハンティングニーズが高いミドル層の施工管理技士と技術士

プロフェッショナルバンクにおいても、「緊急事態宣言中」の4月、5月を除くと建設業界各社からのヘッドハンティングの問合せが増加傾向にある。

分野別では、建築分野は建築工事、電気設備工事、管工事の1級施工管理技士のヘッドハンティングニーズが高く、中でも、世代別にみた組織構成で不足感のあるミドル世代の補強に力を入れたいという声が多い。また、その人物像としては、「折衝力」、「判断力」、「マネジメント力」のスキルと一連業務全般に精通した経験を持った、バランス感覚のある即戦力人材を求める傾向が高い。

土木分野では、河川、港湾、道路、橋梁等の計画を担う技術士ならびに土木工事の1級施工管理技士のヘッドハンティングニーズが高い。この分野の人材需要は、橋梁の老朽化や度重なる水害対策などの防災・減災としての国土強靭化3か年計画の約7兆円の公共投資に直結しているだけに、中でも各事業の中核となる技術士、1級施工管理士のニーズは高まる一方のようだ。求める人物像としては、計画の立案や提案力、各種折衝や判断力、マネジメント力を保有する、こちらもミドル層からのベテランクラスの技術士が中心となっている。

実際にプロフェッショナルバンクに寄せられたヘッドハンティングの依頼の中で、建設業が全産業に占める割合は、2019年度が23％だったのに対し、2020年度（8月末時点）は37％とその比率を大きく上げている。他業界がコロナの影響で採用抑制をする中で、建設業界では積極的な採用手法としてヘッドハンティングの活用が衰えていないのがわかる。

■コロナ禍で転職意欲があがった人材の心理

コロナ禍におけるヘッドハンティングの候補者の心理変化を分野別にみてみると、建築分野の人材においては、オリンピック後も民間設備投資は堅調と推測されていた安泰感が、一転してコロナ影響により民間設備投資の凍結や保留等相次ぎ、所属する企業の業績や将来性の不安感へと変わり、特に中小規模の企業在籍者では特に高まりつつある。また、土木分野では、業績面の不安はあまり無いものの、自身の得意技術領域の仕事が在籍企業の事業対応領域の変化に伴い発揮できないという想いが目立ち始めている。

■建築業界、技術職のヘッドハンティング動向予測

コロナ禍においても建設業界の求人倍率は防災・減災の観点、また老朽化や続く都市圏の再開発等の理由から引き続き高止まりすると思われる。一方で先述の人材の心理のとおり技術職人材の転職意欲は上がってきており、また、コロナ感染回避の影響でオンラインでの面談、面接が建設業でも急速に普及してきているために候補者とのコンタクトの機会は増大し、ヘッドハンティングにより人材の供給力は上がると見込んでいる。

■株式会社プロフェッショナルバンクについて
2004年より「“働く人”を通じて豊かな未来を創造する」をミッションとし、経営や事業課題を解決できるインパクトプレイヤーの採用支援で企業成長への貢献を行っている。建設、製造、IT業界における技術職を専門としたヘッドハンティングサービスと中堅、中小企業の経営人材の紹介サービスを展開。2012年より世界40カ国900ヶ所以上にサーチ・リクルートメントネットワークを保有する、MRINetworkの国内フランチャイズオフィスであるエム・アール・アイ・ジャパンをグループ会社として保有し、グローバル展開も行っている。

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■会社名　：株式会社プロフェッショナルバンク
■代表者　：兒玉　彰　　　
■設　立　：2004年8月　　　　
■資本金　：1億円
■所在地　：東京都千代田区内幸町2-2-2　富国生命ビル10階　
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プレスリリース提供：PR TIMES リンク