ピケティの共同研究者による衝撃の研究結果! 2020年、最大の問題作 『つくられた格差』が8月19日(水)に電子版先行発売

9月16日(水)までは電子版通常価格より1割引超

アメリカで話題を呼んでいる書籍『つくられた格差 不公平税制が生んだ所得の不平等』(光文社刊)が8月19日(水)に電子版先行で発売されました。紙書籍版は9月17日(木)に発売予定です。



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富裕層はますます富み、中間層や貧困層はより貧しくなる真の理由とは…
ピケティの共同研究者による衝撃の研究結果

「アメリカの億万長者は所得に対する納税率が普通の人より少ない」という恐るべきデータ分析結果が、本書の著者であるエマニュエル・サエズ氏とガブリエル・ズックマン氏により発表された。もう少し詳しく説明すると、富裕層は2018年、所得の23%を連邦税と州税、地方税として納めた。一方、アメリカ人の平均納税率は28%だった。「アメリカの税制は超富裕層を除き税率が一律で、それは逆進的だ」――これでは格差は拡大するばかりだ。このような不公平税制の実態と、それが生まれた背景を様々なデータ分析を駆使し、まとめたのが本書である。本書はアメリカではすでに刊行され大きな話題となり、その内容の一部は、日本のニュースサイトでも大きく取り上げられている。2020年、最大の問題作。著者の二人はフランス人の経済学者で、カリフォルニア大学バークレー校の教授。サエズ氏はトマ・ピケティ氏の共同研究者として知られている。

【書籍内容】

史上最高レベルの不平等はどのように生まれたのか
最高税率が高ければ格差は縮小し、経済も成長する
富裕層の租税回避を防ぐ方法
「過剰な富の集中は民主主義にとって、戦争と同じぐらい有害だ」


【本文より】
格差が極端化するのを防ぐためには、21世紀の新たな税制が必要だ。本書では後に、この改革を実現するための現実的な案をいくつか提示する。莫大な資産への課税や多国籍企業からの徴税、万人に医療を提供するための財源確保や累進所得税の再構築などである。本書に提示する案が完璧だというわけでもなければ、それ以外に解決策がないというわけでもない。だが少なくともこれらの案は、精度が高く(その導入について慎重に考察し、入念に評価している)、透明性に優れ(税負担の配分の変化や各社会階層の所得や富への影響を誰でもシミュレーションできる)、最新の研究に基づく証拠や理論に裏づけられている。


【著者紹介】
エマニュエル・サエズ(Emmanuel Saez)
1972年、スペイン生まれ。フランスのバスク地方で育つ。’99年MITで博士号を取得。2002年からカリフォルニア大学バークレー校教授。おもな研究テーマは不平等と税政策。トマ・ピケティとの共同研究では、’80年以降、米国の上位1%の人々の所得が国民総所得に占める比率が拡大し続け、著しい不平等が生じていることを明らかにした。この研究結果は「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動にも影響を与えた。2010年マッカーサー「ジーニアス」フェローシップ、’19年ハーバード大学の名誉学位など、数多くの学術賞を受賞。

ガブリエル・ズックマン(Gabriel Zucman)
1986年、パリ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で経済学と公共政策の教授を務める。富の蓄積と分布を世界的・歴史的な視点から分析。2019年ベルナセル賞とスローンリサーチフェローシップを受賞。著書に『失われた国家の富 タックス・ヘイブンの経済学』(林 昌宏訳、NTT出版)がある。


【訳者紹介】
山田美明(やまだよしあき)
英語・フランス語翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退。訳書に『ISの人質』(プク・ダムスゴー著)、『ありえない138億年史』(ウォルター・アルバレス著)、『24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?! 』(デビッド・リット著)、『アスペルガー医師とナチス』(エディス・シェファー著、いずれも光文社)、『ゴッホの耳』(バーナデット・マーフィー著、早川書房)、『ファンタジーランド』(カート・アンダーセン著、共訳、東洋経済新報社)などがある。


【書籍詳細】
書名:『つくられた格差 不公平税制が生んだ所得の不平等』
著者:エマニュエル・サエズ、ガブリエル・ズックマン
訳者:山田美明
発売:光文社
発売日:2020年8月19日(電子版先行発売、紙書籍版は9月17日発売予定)
定価:電子版先行期間(8月19日~9月16日)限定で、本体1,760円+税
紙書籍版発売日(9月17日)以降は、電子書籍:本体1,980円+税、紙書籍:本体2,200円+税
★各主要電子書店で販売中

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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