熱帯の森を這いずり回り、60回以上ヒアリに刺され、アリ語で寝言を言う。「アリ先生」による驚愕のアリの世界!

『アリ語で寝言を言いました』(扶桑社)発売中!

NHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」に出演した「アリ先生」こと、村上貴弘氏が執筆!



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■アリ語で寝言を言いました。
キョキュキュキュ キュッキュキュキュキュキュキュ
キュキュキュ キュキュキュ……。

 2012年9月9日、夜10時過ぎ。著者の村上氏はパナマ共和国ガンボア市にあるスミソニアン熱帯研究所の宿舎の一室で言葉を失っていました。日中採取してきた「ハキリアリ」の飼育ケースに録音装置を入れたところ、明らかにアリ同士が「会話をしている」とわかるおしゃべりをしていたのです。しかも超にぎやか、超おしゃべり!

 その後、著者はアリの会話を状況によってグループ分けし、ひとり研究室や書斎にこもって録音したアリ語を聞き続けます。しかし、辞書も手がかりもないので、たった15分の解析に1か月かかることもザラ。

「キュキュキュキュ、キャキャキャキャ」
「お父さん、起きて!アリ語をしゃべってるよ」

 自宅でアリ語の解析中に寝おちしてしまい、話しかけてきた娘さんにアリ語で答えていたのだとか!?

■あらゆる切り口に応える、アリの話題が満載!

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『アリ語で寝言を言いました』は、大学4年生の春から28年間、アリの研究を続けてきた「アリ先生」こと、九州大学持続可能な社会のための決断科学センター准教授・村上貴弘氏による一冊です。

 長年の研究で明らかになったアリの生態から、研究の裏話、そして今、日本を騒がしている「ヒアリ」の正しい知識まで、アリにまつわる幅広い話題を解説しています。

・アリはどうやってコミュニケーションをとっているのか
・ハキリアリはどうして葉っぱを運ぶのか
・働きアリは全員メス
・「2:6:2」働きアリの法則は、本当か?
・ヒアリに刺されるとどんな症状が現れるのか

 いろいろな種類のアリや、アリの生態を紹介しながら、人間社会は果たして高度に進化した存在なのか。多様性とはどういうことかも深く考えさせられる一冊です。

■ヒアリを正しく恐れる
 6月23日、千葉港に停泊中の貨物船内で1000匹以上のヒアリが見つかったことが話題になりました。本書では、2008年から研究を続けてきた著者が、ヒアリの本当の恐ろしさを解説。

 ヒアリに刺されるとどうなるのか。ヒアリが定着するとどのような影響が及ぶのか。ヒアリ駆除のアイデアとは……。今日本人が知るべき、ヒアリの正しい知識が詰まっています

■アリの研究はラクじゃないけど、やっぱり楽しい!


酔って刺されて……アリの生態を大解剖!


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・蟻酸酔いと3000回のバトル実験(第1章 アリはすごい!)
 吸虫管で2000個体超のアリを“吸って”集めているうちに、蟻酸酔いして、意識が朦朧とすることもあるとか。
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・ヒアリの痛みは「中の上」(第6章 ヒアリを正しく恐れる)
 これまでに世界各地で60回以上、ヒアリに刺されてきた著者。ヒアリに刺された痛みは「中の上」といったところだそうだが、ヒアリに刺され過ぎたために体質が変わってしまい、怖い目にあったことはある。パナマでアギトアリに刺された時には左手がパンパンに腫れあがり、薬指が鬱血したため、婚約指輪を切断した。

究極の役割分担社会で進化したアリたち


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・貯蔵庫になったアリ(第1章 アリはすごい!)
 北アメリカやオーストラリアの乾燥地帯に住む「ミツツボアリ」の中には、貯蔵庫役の働きアリがいる。巣の中で天井にぶらさがって仲間が集めてきた蜜をおなかに溜め込み、食料や水分が不足する乾季に口移しに仲間に分け与えるのだ。
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・においに頼るアリのコミュニケーション(第3章 おしゃべりするアリ)
 アリはにおいでコミュニケーションを取っている。アリが行列を作ることができるのも「道標フェロモン」の働きによるものだ。エサを見つけたアリはとくに濃いフェロモンを出すため、そのにおいを頼って周囲でフラフラとしていた他のアリたちが集まり、列を作る。わかっているだけでアリには70種類のフェロモンがあり、用途に応じて使い分けている。

■著者プロフィール

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村上貴弘(むらかみ たかひろ)
九州大学持続可能な社会のための決断科学センター准教授。
1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多い。共著に『アリの社会 小さな虫の大きな知恵』(東海大学出版部)など。

■書誌情報
タイトル:『アリ語で寝言を言いました』
著者:村上貴弘
発売日:2020年7月2日
判型:新書判
定価:本体900円+税
発売元:株式会社扶桑社
ISBN:978-4-594-08546-9

■購入リンク
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■本書の内容、取材などについては下記へお問い合わせください
株式会社扶桑社 宣伝部 PR担当
Mail:fusoshapr@fusosha.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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