地域医療における専門医不足問題の解決を目指すMediiがANRI、個人投資家からの資金調達を実施

Medii 2020年06月29日 12時41分
From PR TIMES

~病院向けの専門医シェアリングサービス『E-コンサル』を展開~

 地域医療における専門医不足問題の解決を目指す株式会社Medii (本社:東京都渋谷区、代表取締役:山田 裕揮 、以下「Medii」)は、2020年5月に独立系ベンチャーキャピタルのANRI(代表:佐俣 アンリ)、株式会社ReBoost(代表取締役:河合 聡一郎)、その他の個人投資家を引受先とした第三者割当増資を実施したことをお知らせ致します。




[画像: リンク ]

■Mediiと展開サービスについて
 Mediiは、”リウマチ内科専門医”であり”難病患者”でもある代表の山田 裕揮が設立した、医師と患者双方視点で本質的な医療の形を目指す医療ベンチャーです。

▷”専門医偏在問題”の解決を図る『E-コンサル』
 地方と都市部で広がる専門医偏在問題を解消することを目指した、病院向けの専門医シェアリングサービスです。リウマチ膠原病内科医や感染症内科医など国内に僅かしかいない専門医中心のチームを作り、その医師らの知見や経験をもって複数の医療機関の現場へのコンサルティングを実施。専門医が不足している地域の医師を助け、その先の患者を救うことを目的としたサービスです。

▷患者とセカンドオピニオン専門医を繋ぐ『E-オピニオン』
 難病や希少疾患などに悩んでいる患者さんに、どこに住んでいたとしてもその領域の選りすぐりの専門医からのセカンドオピニオンをオンラインでお届けする”ネット型”セカンドオピニオンサービスです。主治医への紹介状依頼も代行し、日本でもセカンドオピニオンをより気軽に、しかも自分や家族ならこの先生に診てもらいたいという専門医を医師が選定するので安心してサービスを受けられます。※6月29日 Makuakeにて癌治療に特化した専門医たちと協力した癌患者さん向けのサービスも先行リリース致します。

※専門医とは「それぞれの診療領域において適切な教育を受け、十分な診療技能(専門的知識・診療経験と患者本位の診療態度)を修得し、患者から信頼される標準的な専門医療を提供できる医師」を指します。

■投資家からのコメント
独立系ベンチャーキャピタルANRI ジェネラルパートナー 河野 純一郎氏
 日本は、世界に誇る最高水準の医療を有する稀有な国です。一方、恒常的な医師不足、特に専門医の絶対的な不足に加え、それら医師の偏在による地域医療格差等、解決すべき課題の多い産業でもあります。
 今回、COVID-19の感染拡大に伴い、日本の医療資源の有限性や希少性、医療従事者の方々の懸命かつ不断の努力が、多くの国民の知るところとなりました。同時に、オンライン診療等の導入促進、新たな感染症発生等に備えた医療資源の充実、テクノロジーの利活用による医療革新が急務です。
 代表の山田さんは、医師を志す最中で難病を患い、その克服の過程の中で、上述の専門医不足、地域医療格差を身をもって体感しました。医師として、患者としても感じた医療現場の本質的な課題解決をしたい。強い想いと使命感に突き動かされ、Mediiを創業しました。
 非常に難しいテーマだと思います。しかし、難しいことは挑戦しない理由にはならない。Mediiチームの想いに強く共感した我々ANRIも、彼らの描く未来の実現を、全力でサポートしていきたく思います。

株式会社ReBoost 代表取締役 河合 聡一郎氏
 アフターコロナ時代においては、私たちの生活によりデジタルが浸透していくきっかけになると思います。その中でもこれまでの地域医療の在り方は大きく変わっていくテーマになります。そこにはテクノロジーの力も必要であり、現場の課題感への高い解像度やどうあるべきかの想いを描けることが大切だと考えます。
 代表の山田さんはこれまでの実務経験を通じてオンライン診療の現状や課題、そして展望を持っています。何より高い熱量と情熱を持って人を巻き込み、事業を推進できる力があります。
 Mediiが提供するサービスを通じて、患者さんが等しく診療を受けることができ、医師同士もネットワークの中で最適な医療を提供できる環境創りに向けてチャレンジすることを、強く期待していますし、応援しています。

■Medii代表取締役 山田 裕揮のコメント
 「どこに住んでいても、その人の病気に詳しい専門医の知見を得られて、患者も医師も安心できる医療を届けたい。」私は医師になる直前の医学生6年生の時に難病の診断を受けました。地方に住んでいたため、その病気に詳しい専門医に診ていただく機会に恵まれず、診断、治療に苦慮し過去4回の入退院を繰り返していました。東京や大阪の先生のところまで行くこともあり、専門医不足問題が存在するということを実体験を持って思い知らされました。
 自分と同じ難病患者に寄り添いたくて、リウマチ膠原病内科という免疫難病を専門とする内科医になるため努力してきましたが、自分が専門医になり地元に帰ろうかというタイミングになって、自分一人だけでは地域全ての患者さんを救うことは当然できず、同じような医療課題を抱えた地域は日本中たくさん存在していることを問題視していました。
「医師として、そして患者として感じる医療現場の”本質的 (Medii)”な課題解決が必要であり、そのためにはシステムを変えるしかない。」そんな想いでMediiを立ち上げました。Mediiに関わってくれている全ての医師、社員のメンバー、投資家の皆様と一丸となり、地域医療における専門医不足問題を解決して、あなたがどこにいても安心できる、より良い明日の医療の形を届けます。

■江戸川病院へのリウマチ膠原病内科、感染症内科領域の専門医シェアリングを開始
 江戸川病院は東京都江戸川区にある様々な領域の専門医を有する中核病院ですが、リウマチ膠原病内科や感染症内科という特殊な領域においては常勤医が不在となっていました。中核病院のため患者数が多く、現場は様々な領域の専門的な知見や経験を持つ医師からのコンサルティングを必要としており、この度『E-コンサル』が導入されました。他院に紹介するべきか判断が難しい外来患者や転院が困難な入院患者に対しても、関連病院に依らずに専門医へのコンサルティングがいつでもできる日本では初の病院となりました。

 現在他にも、専門医不足が問題となっている沖縄の離島など医療機関への導入が進んでいます。今後も、医師と患者双方の視点で社会還元できるサービス展開を目指します。

■医師が選ぶ医師による癌のセカンドオピニオンサービス Makuakeにて先行予約開始
 これまで難病患者へのサービスを展開しておりましたが、新たに癌患者さんのためのセカンドオピニオンサービスを2020年7月20日にリリースいたします。リリースに先立ち、2020年6月29日11:00よりMakuakeにて先行予約を開始いたします。
詳細は下記URLよりご覧ください。
URL:リンク

【会社概要】
会社名  :株式会社Medii
代表取締役:山田 裕揮
事業内容 :医療システムプラットフォーム事業
所在地  :東京都渋谷区渋谷2丁目6−6-201
設立   :2020年02月20日
URL   :リンク

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]