「感謝経済」実証実験『西之表市 地方創生プロジェクト』本格稼働へ

西之表市とオウケイウェイヴによるオンライン上の「感謝」の循環で地域活性化を図る実証実験

鹿児島県・種子島の西之表市(にしのおもてし)(市長:八板俊輔)と、日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」(https://okwave.jp)を運営する株式会社オウケイウェイヴ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:福田 道夫)が2020年4月13日に締結した、西之表市内における住民相互の助け合いの場及び来島者と住民相互の助け合いの場を創造することで、地域活性化及び地域課題の解決を図るための地域活性化包括連携協定(以下、協定)に基づく『西之表市 地方創生プロジェクト』がこのたび本格稼働をいたします。

『西之表市 地方創生プロジェクト』は、西之表市が掲げる「人口減少・年齢構造の不均衡・高齢化の進展」「地域力の減退」「担い手不足」の解決を目的とし、両者が協力してブロックチェーン技術等のICTを活用し、西之表市の住民間や来島者と住民間などに湧き起こる相互の助け合いなどによる「感謝」の気持ちをオンライン上で可視化し、価値付けを行っていくことで地域経済エコシステムを構築する取り組みです。

オウケイウェイヴが推進する、周りから感謝されている人が経済的にも報われるような社会を目指す「感謝経済」プラットフォーム(※1)を地域社会と連携させる初の試みとして、本協定の締結を経て西之表市と共同で、下記の3項目についての実装を進めてきました。

1. 「OKWAVE GRATICA」を用いた住民間のオンライン上での「感謝」を伝え合う場の形成
サンクスカードサービス「OKWAVE GRATICA」(※2)を用いて、住民同士がお互いの感謝の気持ちをデジタルグリーティングカード形式で伝えられる場をオンライン上に開設し、住民間の感謝を可視化します。このデジタルグリーティングカードに添えられる「OK-チップ」を用いて、下記3の「感謝経済」マーケットプレイスにて、西之表市内の企業・店舗等が発行する優待を受けられます。現在、西之表市役所職員間ならびに地域への導入が順次進められ、利用を開始しています。

2. 「OKWAVE PROFESSIONAL.」に西之表市役所が参加し、移住定住支援情報を提供
Q&Aサイト「OKWAVE」内にて当社認定の専門家が回答を行う「OKWAVE PROFESSIONAL.」に西之表市役所の地域支援課の方が専門家回答者として参画(リンク)。西之表市が力を入れている移住定住支援に関する質問に回答しています。また、地域支援課の取り組みに関するインタビューを公開しました(リンク)。また、地域支援の枠組みとして、西之表市が力を入れるシングルマザー支援についても、「OKWAVE」内での情報発信を行っていく予定です。

3. 「感謝経済」優待提供企業に西之表市の商工会等が参加し、「OK-チップ」が利用できる優待を提供
西之表市内の商工会、観光協会、特産品協会の協力により、地域の店舗等が「OK-チップ」を利用できる優待を発行します。上記1にて住民が得た「OK-チップ」を用いて優待の利用をできるようにします。また、今後は同様に来島者らが「OK-チップ」を用いて優待を受けられる観光振興も予定しています。
6月中より順次5店舗が優待提供を開始し、今後も参画を呼びかけていきます。
■「感謝経済」優待ページ:リンク
■優待提供企業・店舗(6月19日より順次提供開始)
・浜島商店:リンク
・株式会社REIMEI:リンク
・日昇製糖工場:リンク
・有限会社 りんかけ堂
・有限会社 菓子処酒井屋:リンク

『西之表市 地方創生プロジェクト』では、日頃、住民間で取り交わされる「感謝」の気持ちをオンラインサービスを活用して可視化し、そこに経済的価値を付加していく取り組みです。とくに、いま全世界を覆う新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、人々の健康問題のみならず経済的課題にもおよんでいます。オフラインでの活動が制限される今、「感謝」という誰しもが持つポジティブな気持ちを価値化した「OK-チップ」を活用することで、地域活性化と地域経済エコシステムの形成を目指します。加えて、地域住民、地域経済の活性化のみならず、西之表市全体の課題解決を直接的・間接的に応援するような仕組みも検討しています。
「人口減少・年齢構造の不均衡・高齢化の進展」「地域力の減退」「担い手不足」は多くの地方自治体の課題とも重なるものであり、「感謝経済」実証実験を確実に進めることで、地域活性化のモデルケースとなることを引き続き目指していきます。

※1 「感謝経済」とは、「OKWAVE」ならびに「OKWAVE GRATICA」のユーザー同士が感謝の気持ちとして贈ることができるサイト内トークン「OK-チップ」を活用し、ユーザーがプラットフォーム内で参加企業からサービスを受けられることを可能とする、オウケイウェイヴの提供するサービスです。オウケイウェイヴが有するAI・ブロックチェーン技術と約4,700万件の“感謝”のデータベースを元に、「周りから感謝されている人がより報われる社会を目指す」ことを目指しています。詳細:リンク

※2 「OKWAVE GRATICA」は、企業などの組織内で“感謝の気持ち”を、デジタルグリーティングカードを通して伝え合うことができるオンライン上のサンクスカードサービスです。常時500種類以上の様々なサンクスカードを自由に送り合うことができ、誰がどんな内容の感謝を受けているかを組織内のメンバー同士で可視化できます。普段の行いが感謝されることで従業員満足度向上(ES向上)に貢献できるほか、売上成績などとは別軸で、周囲から感謝されている人を評価できる“新しい評価軸”として導入することができ、従業員満足向上の施策としての目標設定も容易です。現在、400社以上に利用されています。詳細:リンク

■株式会社オウケイウェイヴについて リンク
株式会社オウケイウェイヴは1999年7月設立。「互い助け合いの場の創造を通して、物心両面の幸福を実現し、世界の発展に寄与する」ことを目指し、日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE(リンク)」を2000年1月より運営しています。法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基にした、大手企業、自治体の600サイト以上が導入する国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support(リンク)」や、顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support(リンク)」、顧客サポートAIソリューション「OKBIZ. for AI Chatbot(リンク)」などを提供しています。2006年6月に株式上場(証券コード:3808)。今後は、AI、ブロックチェーン、情報セキュリティの各技術を組み合わせて、感謝されている人がより報われる社会を目指す「感謝経済」プラットフォーム(リンク)の拡大に向けたサービスを提供していきます。

※記載された商品名、製品名は各社の登録商標または商標です。

このプレスリリースの付帯情報

「感謝経済」実証実験『西之表市 地方創生プロジェクト』の全体図

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