【子供の頃のキャリア教育と就職活動に関する調査】家庭内でのキャリア教育を受けると、より“今の仕事が充実している”と感じる傾向に~大人の働いている姿を見る機会があった子供は、早期に志望業界を意識 ~

総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)リンク は、社会人2~4年目の男女938名を対象に調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
本調査は社会人2~4年目の方に、子供の頃に受けたキャリア教育と就職活動当時の考えや行動を振り返ってもらい、キャリア教育が就職活動に影響を与えたのかを明らかにすることを目的としています。





調査結果

【小学校5-6年生当時】将来就きたかった職業
当時「就きたい職業があった」のは51.7%、その内約2割は親の職業の影響を受けていると回答

【小学校5-6年生当時】家庭であったキャリア教育の機会
家庭でのキャリア教育は「将来の夢について考える機会」が61.0%、「親から仕事の話を聞く機会」が49.1%

【現在の考え】今の仕事の充実度
現在の仕事が「充実している(どちらかと言えば含む)」は67.7%、家庭内でキャリア教育の機会があった方が「充実している」割合が高い傾向

【就職活動当時】志望業界を意識した時期
子供の頃に大人の働いている姿を見る機会があった回答者は、早期に志望業界を意識し始める傾向

【就職活動当時】子供の頃に親や学校から受けたキャリア教育は活かされていたか
家庭内でキャリア教育の機会があった回答者は、機会がなかった回答者と比べキャリア教育が「活かされていた」と思う傾向

◆ 調査概要
調査対象:大学または大学院卒で当時就職活動をし、初職が正社員・正職員だった社会人2~4年目の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年4月17日~18日
有効回答:938名


調査・分析担当者のコメント

アイデム 東日本事業本部 データリサーチチーム 主任 小杉 雅和
昨年の調査で、子供を持つ親にキャリア教育の必要性や有効性を聴取した結果、6割強の親は、小学生、中学生の段階からキャリア教育の必要性を認識していました。今年の調査では、社会人2~4年目の方に小学校5-6年生当時のキャリア教育の機会の有無や自身の就職活動を振り返ってもらい、キャリア教育が就職活動に影響を与えたのかを確認しています。

家庭であったキャリア教育の機会で最も多かったのが、「将来の夢について考える機会」で61.0%。就職活動当時の志望業界を意識した時期では、かつて家庭で「大人の働いている姿をみる機会」があった回答者は早期に志望業界を意識し始める傾向がありました。また、就職活動に子供の頃に受けたキャリア教育が活かされていたと回答した割合も、実際に機会があった回答者の方が高くなっています。親がいろいろな職業について話をしたり、子供に職業について考えさせることなどのキャリア教育の機会が、将来の職業の方向性や就職活動の心構えなどを培っているのはないでしょうか。

※ 本ニュースリリースは調査全文の一部を抜粋しているため、調査全文をご希望の際は、
下記広報担当へお問い合わせいただくか、下記のウェブサイトからダウンロードしてください。

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調査結果の詳細(一部抜粋)

【小学校5-6年生当時】将来就きたかった職業(調査レポート2)
当時「就きたい職業があった」回答者は51.7%、その内約2割は親の職業の影響を受けていると回答
 小学校5-6年生当時に「こんな職業に就きたい」という夢があったかを聞いたところ、「あった」が51.7%と過半数となった。一方、「なかった」が36.2%、「覚えていない」が12.0%である 。
 さらに、小学校5-6年生当時に「こんな職業に就きたい」という夢が「あった」と回答した方に、就きたかった職業は親の職業の影響を受けているかを聞いた。結果は「受けている」11.8%、「どちらかと言えば受けている」10.1%、「どちらかと言えば受けていない」14.2%、「受けていない」63.9%となった。
 親の職業の影響を受けていない回答者が約8割に上り、親の職業の影響を受けている回答者が約2割にとどまった。小学校5-6年生の頃の職業への憧れは、ランキングをみても親の影響というよりも、生活体験やテレビなど媒体からの影響が大きいことがうかがえる。


[画像1: リンク ]



【小学校5-6年生当時】家庭であったキャリア教育の機会(調査レポート3)
家庭でのキャリア教育は「将来の夢について考える機会」が61.0%、「親から仕事の話を聞く機会」が49.1%
 小学校5-6年生当時に家庭であったキャリア教育の機会について聞いた。家庭でキャリア教育の機会が「あった」という回答で最も多かったのは、「将来の夢について考える機会」で61.0%、次いで「親から仕事の話を聞く機会」49.1%、「興味がある職業について調べる機会」46.7%、「大人の働いている姿を見る機会」45.6%、「いろいろな職業があることを教えてもらう機会」42.9%、「職業選択の道筋を教えてもらう機会」29.9%となった。
[画像2: リンク ]


【現在の考え】今の仕事の充実度(調査レポート5)
現在の仕事が「充実している(どちらかと言えば含む)」は67.7%、家庭内でキャリア教育の機会があった方が「充実している」割合が高い傾向
 現在の仕事の充実度を聞いたところ、「充実している(どちらかと言えば含む/以下同)」が67.7%、「充実していない(どちらかと言えば含む/以下同)」が32.3%となった 。
 現在の仕事の充実度を小学校5-6年生当時に家庭であったキャリア教育の機会との関係でみると、いずれも家庭内でキャリア教育の機会が「あった」と回答している方が「充実している」割合が高くなっている。 具体的にみていくと、親から仕事の話を聞く機会が「あった」回答者は「充実している」が75.9%と、「なかった」回答者より16.1ポイント高い。 同様に、大人の働いている姿を見る機会では11.6ポイント 、いろいろな職業があることを教えてもらう機会では12.6ポイント、職業選択の道筋を教えてもらう機会では12.5ポイント、将来の夢について考える機会では13.8ポイント、興味がある職業について調べる機会では11.8ポイントと、いずれも家庭内でキャリア教育の機会が「なかった」回答者より10ポイント以上高くなっていた。
 家庭内で親が仕事の話をすることや子供に職業について考えさせることなどのキャリア教育の機会が、将来仕事に就いた時の充実度に影響を与えているのかもしれない。

[画像3: リンク ]


【就職活動当時】志望業界を意識した時期(調査レポート7)
子供の頃に大人の働いている姿を見る機会があった回答者は、早期に志望業界を意識し始める傾向
 就職活動当時の志望業界を初めて意識したのはいつ頃かを聞いた。回答が最も多かったのは「大学3年生の頃」で25.3%、次いで「大学4年生の頃」20.8%となり、就職活動を見据えた時期に、半数近くが志望業界を初めて意識したことになる。一方、「高校生の頃」に意識した回答者も13.7%おり、「高校生の頃」より前の時期も加えると、28.3%と約3割が「高校生の頃」までに志望業界を意識し始めていた結果となった。
 これを、小学校5-6年生当時に家庭であったキャリア教育の機会「大人の働いている姿を見る機会」との関係でみると、大人の働いている姿を見る機会が「あった」回答者は、「なかった」回答者に比べて、就職活動を始める前の「大学2年生の頃」までに志望業界を意識した割合が、それぞれの時期で高くなっている。また、大人の働いている姿を見る機会が「あった」回答者の「小学校中学年以下の頃」から「大学2年生の頃」までの回答を合わせると、計51.3%と過半数の回答者が就職活動前から志望業界を意識し始めていた。大人の働いている姿を見る機会が「なかった」回答者の計34.2%より17.1ポイント高くなっており、大人の働く姿を見る機会が、自分の将来の方向性に少なからず影響を与えていることがうかがえる 。
[画像4: リンク ]


【就職活動当時】子供の頃に親や学校から受けたキャリア教育は活かされていたか(調査レポート17)
家庭内でキャリア教育の機会があった回答者は、機会がなかった回答者と比べキャリア教育が「活かされていた」と思う傾向
 就職活動当時に子供の頃に親や学校から受けたキャリア教育は活かされていたかを聞いた。結果は「活かされていた(どちらかと言えば含む/以下同)」が39.6%、「活かされていなかった(どちらかと言えば含む/以下同)」が60.4%である。
 これを現在の仕事の充実度との関係でみると、現在の仕事が充実している回答者は「活かされていた」が46.9%となり、現在の仕事が充実していない回答者より22.8ポイント割合が高くなっている 。
 また、小学校5-6年生当時に家庭であったキャリア教育の機会との関係でみると、いずれも家庭内でキャリア教育の機会が「あった」回答者の方が、「なかった」回答者よりも「活かされていた」との回答割合が高くなっている。
 具体的にみていくと、親から仕事の話を聞く機会が「あった」回答者は「活かされている」が51.2%と「なかった」回答者より22.9ポイント高くなっている。 同様に、大人の働いている姿を見る機会では27.5ポイント、いろいろな職業があることを教えてもらう機会では30.4ポイント、職業選択の道筋を教えてもらう機会では24.6ポイント、将来の夢について考える機会では24.5ポイント、興味がある職業について調べる機会では24.7ポイントと、いずれも家庭内でキャリア教育の機会が「なかった」回答者より20~30ポイント程度高くなっていた。
 なかでも、いろいろな職業があることを教えてもらう機会、職業選択の道筋を教えてもらう機会、興味がある職業について調べる機会が「あった」回答者の「活かされていた」割合が高いのは、これらが就職活動の準備に通じるところがあるため、すでに就職活動前から心構えに影響していたのかもしれない

[画像5: リンク ]

[画像6: リンク ]


【就職活動当時を振り返って】(調査レポート18・自由回答)
・ 若いうちから現実的な将来の自分像を持っていると自ずとその道を歩むので、就活が比較的楽だったのではないかと感じる。(24歳男性/社会人3年目)
・ 就活支援会社からアドバイスを受けていました。自身の欠点を頭で理解していても実際にそれを客観的に意識して活動することが難しく、客観視できる外部の人がいたことは良かった点だなと思っています。(24歳女性/社会人3年目)
・ 大学時代勉強していたことと、あまり関係のない仕事をしているので、先にやりたい仕事を明確にしてから、それに向けて勉強してこれれば良かったなと思っています。(25歳女性/社会人3年目)

<株式会社アイデム 会社概要>
アイデムは1970年の新聞折込求人紙に始まり、人に「はたらく」感動を、企業には「人材」という価値をつなぎ、地域が発展できる社会の実現を目指してきました。求人サイト「イーアイデム」等の求人メディア、逆求人型新卒採用サイト「JOBRASS新卒」、採用ホームページ構築サービス「Jobギア採促」、新卒・中途の人材紹介といった時代の変化にも対応した採用支援だけでなく、労働雇用状況や社会の課題にも目を向けた調査分析、情報提供を行っています。これからもアイデムは、人と企業をつなぐ人材サービスを展開していきます。

代表 :代表取締役社長 椛山 亮
設立 :1971年2月
所在地 :(本社)東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル
 
<本件に関するお問い合わせ先> 株式会社アイデム 広報担当/望月 電話:03-5269-8780

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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