日本初、グラフDBによる商用CMS「Web Meister G」 販売開始のお知らせ

Web制作とCMS開発を行う株式会社サイズ(代表:糟谷 博陸)は、「Web Meister(ウェブマイスター)」のグラフDB版「Web Meister G」の販売を2020年4月に開始いたします。これまでのWeb Meisterは商用RDBを使用していました。今回、ツリー構造のグラフDB化を実現し、オープンソースを使用することにより、より多くのサーバやお客様にご利用いただける環境を実現いたしました。
また、アプリケーション言語・テンプレートエンジンをJAVA・XSLTからPHPに変更いたしました。
これまでのWeb MeisterシリーズのSingle-Page Application (SPA)のUI・機能・価格はそのままに、より多くのサーバやお客様、制作会社、開発会社で扱っていただける製品が、日本で初めてグラフDBを使用した商用CMS「Web Meister G」となります。

Web制作とCMS開発を行う株式会社サイズ(代表:糟谷 博陸)は、「Web Meister(ウェブマイスター)」のグラフDB版「Web Meister G」の販売を2020年4月に開始いたします。


日本初、グラフDBによる商用CMS「Web Meister G」 販売開始のお知らせ

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これまでのWeb Meisterは商用RDBを使用していましたが、CMSで扱うWebサイトのデータ構造(ツリー構造・非構造化データ)はRDBが苦手としています。今回、オープンソースのグラフDBで提供することにより、ツリー構造のグラフDB化を実現し、オープンソースを使用することにより、より多くのサーバやお客様にご利用いただける環境を実現いたしました。

また、アプリケーション言語・テンプレートエンジンをJAVA・XSLTからPHP(フレームワークをLaravel、テンプレートエンジンをBlade)に変更いたしました。技術者の多いPHPに変更することで、より多くの制作会社、開発会社で制作・開発を行っていただけることになります。

これまでのWeb MeisterシリーズのSingle-Page Application (SPA)のUI・機能・価格はそのままに、より多くのサーバやお客様、制作会社、開発会社で扱っていただける製品が、日本で初めてグラフDBを使用した商用CMS「Web Meister G」となります。


◆「Web Meister G」の特長


■ツリー構造・非構造化データを扱うグラフDB

Webサイトはグラフ構造の1つであるツリー構造でできています。弊社に限らずこれまでのCMSの大半はRDBを使用してきましたが、RDBは2次元の表構造を扱うDBでツリー構造を扱うことを苦手としています。また、Webサイトのコンテンツは特定の構造を持たない非構造化データで、RDBは非構造化データを扱うことも苦手としています。CMSにRDBを使用することは2つの苦手なデータ構造を扱うことになり、プログラムのコード量が増大し、複雑化が発生してきました。また、サーバへの負荷も高く、規模が大きくなるほど影響が大きくなっていました。

グラフDBはグラフ構造を扱うDBです。グラフDBはデータの保持の仕方、アクセスの速さにおいてグラフ構造であるツリー構造を扱うCMSには最適なDBです。 「Web Meister G」で使用する「ArangoDB」はグラフ構造に加えて、非構造化データであるJSONドキュメントを扱えるDBであり、Webサイトの構造を無理なく扱えるため、「ArangoDB」を選択いたしました。


※グラフDBとは

グラフ構造「ノード」「エッジ」「プロパティ」の3要素でノード間の「関係性」をネットワーク状のデータ構造で表現できるNoSQLの一種。 NoSQLはNot only SQLの略とされ、RDB以外のDBの総称として使用されている。

※「ArangoDB」とは

「グラフ」「ドキュメント(JSON)」「Key-Value」の3種類のデータモデルに対応。1つのクエリで複数のデータモデルのデータを同時に取得できるオープンソースDB


■PHPフレームワークにLaravel、テンプレートエンジンにBlade

アプリケーション言語・テンプレートエンジンをJAVA・XSLTからPHPに変更いたしました。XSLTはW3Cにより標準化されたテンプレートエンジンですが、実装できる技術者が少なく、実装のボトルネックになっていました。「Web Meister G」では技術者が多いことから、アプリケーション言語にPHPを選択しました。PHPフレームワークにLaravelを選択したのも同じ理由です。

テンプレートは出力されたPHPオブジェクトに対して、Bladeのディレクティブを使用し編集することができます。また、よく使用されるモジュール(メニューやパンくずリストなど)については、マクロを用いて生成することができます。テンプレートの作成・修正は下位権限では実行できず、上位権限のみ実行できるようにしています。


※XSLT (eXtensible Stylesheet Language Transformations) とはXML文書を構造の異なるXML文書などに変換するためのXMLに準拠したマークアップ言語。1999年にW3Cの勧告となっている。


◆Web Meisterの特長

Web MeisterのユーザインタフェースはWeb標準技術をベースにHTML5 + JavaScript上で動作するSingle-Page Application (SPA) で構築されています。

HTML5 + JavaScriptを採用することにより、ユーザインタフェースの表示を高速化し、ネイティブアプリケーションと同等の使用感を達成しています。


●分かりやすく使いやすいインタフェース

インタフェースのコンセプトは「マニュアルを必要としない使いやすさ」。簡単な操作でコンテンツの編集・変更ができます。

●マルチデバイス対応

「レスポンシブWebデザイン」により、PC、タブレット、スマートフォンの画面サイズに最適化された表示を実現。

HTML5、Ajax、ネイティブアプリ、などのJSON 、XMLデータ管理を実施し、ユーザインタフェースとコンテンツが分離したWebサイト・ネイティブアプリの構築ができます。

●静的CMSによるセキュリティ

静的CMSはWebサーバとCMSサーバが分離されています。WebサーバにはHTMLファイルなどのファイルが置かれ、CMSアプリケーションは不要です。そのため、セキュリティが非常に固いシステムです。


Web Meisterは「コンテンツの作成・編集」「リポジトリ・バージョン管理」「ワークフロー管理」「ファイル公開管理」という4つの基本サブセットで構成されています。その他の機能としてマルチドメイン・マルチランゲージサイト対応、日本語と英語の2ヶ国語インタフェースなどの機能を備えています。


■主な機能と販売価格

Standard・Lite・miniの機能比較


[資料: リンク ]

※それぞれのエディションは差分の費用をお支払いいただくことでグレードアップが可能です。

※ワークフロー管理オプション:月額3万円

※Liteのワークフロー管理オプションは2,000ページまで

※フォームシステム オプション:初期費用30万円 月額3万円


初期設定費用は含みません。

Webサイト制作費が別途発生いたします。

上記金額は全て税別となります。


■Web Meister について

Web Meister は、W3C(World Wide Web Consortium)のホスト機関である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に導入するために2004年に開発されました。※1

※1:Web Designing 2011年6月号毎日コミュニケーションズ特集1<Webクリエイティブの10年−記憶に刻むべき21世紀最初のディケード−誌面を彩ったサイトで振り返る10年「あらためて振り返る、“新しさ”を作りだしたサイト」>に慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスサイトが掲載され、「CSSを実装し、スイッチでデザインを切り替えられる仕組みを採用して話題となった。CSSレイアウトの利点を目で見える形で示した日本で最初の試みだと言ってもいい。」と記載されています。


■「美しいHTML5を、すべての人に」 HTML5 CMS - Web Meister 5

W3C は2014年10月28日、HTML5 とCanvas 2D に関して正式勧告いたしました。その特徴はインタフェースがよりリッチになり、文書構造がよりセマンティックになるという2点が挙げられます。

HTML5が正式勧告になったことでHTML5 CMS - Web Meisterの特長であるレスポンシブWebデザインなどのマルチデバイス対応、HTML5 canvasタグなどHTML5を使ったWebサイトを管理したいという要望を多数いただくようになりました。

Web Meister はHTML5対応の条件となるHTML5リッチインタフェース対応、HTML5セマンティクス対応が可能なCMSです。これまでのバージョンでもHTML5を扱えましたが、「Web Meister 5」ではユーザインタフェース・コンセプトである「マニュアルを必要としない操作性」をより突き詰め、リッチでセマンティックなコンテンツをHTMLの知識がなくても簡単に高速に扱えるように改善しています。また、ページや素材など管理しているリソースに対してより細かなアクセス制限や編集権限を付与できるようになり、セキュリティに関する管理機能も強化しています。

単にドキュメントタイプがHTML5であるだけではなく、「美しいHTML5を、すべての人に」提供できるCMSとして「Web Meister 5」は2015年4月に完成しました。


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