VMware、VMware Cloud on AWSにより欧州の顧客のアプリケーションの移行とモダナイゼーションを支援

AWS EU(ストックホルム)リージョンの追加、エンタープライズ向けに新しいクラウド マイグレーションやKubernetesの機能を、MSP向けにマルチテナント機能を提供

*本内容は、2019年11月5日(スペイン時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。

【2019年11月5日(スペイン時間)バルセロナ発】
VMware, Inc.(NYSE:VMW)は、AWS EU(ストックホルム)リージョンでVMware Cloud on AWSの提供を予定し、欧州で利用可能なグローバルリージョンの数が2年強で5から17に増えたと発表しました。VMwareはまた、主力となるハイブリッドクラウド サービスの新機能を発表し、顧客とパートナの両者がVMware Cloud on AWSで提供される一貫性のあるインフラと運用から大きな価値を獲得できるようにします。

■VMware Cloud on AWSでのKubernetesを活用したモダンアプリの実行

VMware Cloud on AWSでのコンテナやKubernetesの実行を望む組織は、本日からVMware PKSを利用してこれを実現できます。顧客はVMware Cloud on AWSを利用して、Kubernetes クラスタを迅速に開発、拡張できます。さらに、互換性のないアップデートも簡単にロールバックできるため、アプリケーションの中断などを最小限に抑制できます。顧客は、VMwareの専門的なKubernetes アーキテクトチームによる追加サポートを得ることにより、ニーズに合わせてカスタマイズされたKubernetes プラットフォームをアーキテクト、デプロイでき、社内のチームがクラウドネイティブ インフラを運用できるようになります。VMware Cloud on AWSの顧客は今後、VMware vSphere(R)をKubernetes ネイティブプラットフォームへと変革させるProject Pacificも活用できるようになります。

■VMware Cloud on AWSへのアプリケーションの移行により、総コストを低減

組織は、VMware Cloud on AWSを使用して、ビジネスの成長やデジタルトランスフォーメーションの推進、開発サイクルの改善、コストの最適化を行えます。VMware Cloud on AWS導入時の重要な道筋として、移行期間やコストの考慮、リスクへの対処の検討が挙げられます。VMwareでは、VMware HCXやVMware vMotion、L2 延伸ネットワーク、VMware NSXとAWS Direct Connectの統合などの機能を提供し、顧客のマイグレーション要件をサポートしています。VMwareでは、VMware HCXに対して、次の新しいクラウド移行機能を追加します。

OSアシスト マイグレーション:RedHat OpenStackやKVM、Microsoft Hyper-V環境で実行されているアプリケーションなど、VMware vSphereベース以外のワークロードをVMware Cloud on AWSに移行する機能です。顧客は、VMware Cloud on AWS向けにワークロードを簡便に再バランス化、再プラットフォーム化できるようになります。

VMware HCX cross-SDDC(リージョン間)とインタークラウド マイグレーション:異なるAWS リージョンで実行されているVMware Cloud on AWS SDDC間でのプッシュボタン 移行や、ネットワークとインターコネクトの拡張が、新たに実現されます。顧客は、リージョン間のネットワークを拡張するこの機能により、自社のポリシーとコンフィグレーションの一貫性をより強固に維持できます。またこの機能は、VMwareベースの他のクラウドやVMware Cloud on AWSとの間でワークロードを接続、移動させる際の選択肢にもなります。

VMwareの委託を受け、Forrester Consultingが実施したTotal Economic Impact™(TEI)の調査*1によると、混成的な組織でクラウドと同程度のキャパシティのオンプレミスの利用を比較した場合、クラウドはオンプレよりも運用コストを59%低減できることが分かりました。また、この調査のインタビューに応えた企業の中には、リスク調整後の定量的な現在価値として次のような効果を挙げています。

- アプリケーション再設計の回避による節減:270万ドル
- 運用作業時間の低減:120万ドル
- データセンタ運用コストの低減:140万ドル
- ソフトウェア、ハードウェアの節減:320万ドル

■MSP(マネージドサービスプロバイダ)向けの新しいマルチテナント機能

VMware Cloud Directorサービスは、同社のMSPが小規模・中堅企業の求めるVMware Cloud on AWSをニーズに合わせて、より柔軟に提供できるようにする新しいソリューションです。VMware Cloud Directorは、実績のあるVMware vCloud Director(R) のマルチテナント機能をVMware Cloud on AWSで利用できるようにし、MSPパートナが複数のマルチテナントを跨いでVMware Cloud on AWSのインスタンスやコストを共有できるようにします。VMware Cloud Director サービスは、既存のVMware vCloud Director インフラに対応するクロスサイト ネットワーキング機能を提供するため、超分散型のプロバイダ管理プレーンを作成できます。MSPパートナは、VMware on AWS SDDCのリソースをスライス化/ダイス化でき、細かい粒度でリソースの配分と消費を制御できます。また、顧客に対してカスタムブランド化したユーザー体験を提供することもできます。

VMware, Inc. クラウドプラットフォーム部門 上席副社長 兼 ゼネラルマネージャ
マーク・ロマイヤ―(Mark Lohmeyer) コメント:
「顧客の間でVMware独自のハイブリッドクラウド サービスの導入が進み、VMware Cloud on AWSに対する機運も引き続き、高まっています。この1年間でVM(仮想マシン)の総数は9倍、VMware Cloud on AWS Competency取得済みのパートナ数は3倍、ISVパートナから提供される検証済みソリューション数は3倍に増え、そしてストックホルムにEMEAで5番目となるリージョンを設ける準備が整いました。これにより、北欧の顧客は、クラウド戦略の一環としてVMware Cloud on AWSを採用できるようになります。VMwareの革新的なエンジンは、VMware Cloud on AWSの優位性を高める機能を継続的に提供しています。顧客は今回、VMwareの統合的なKubernetesのサポートにより、アプリケーションの移行やモダン化を進めることも可能になりました」

*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
リンク

*1 Findings based on three-year, risk-adjusted results for a composite organization created for The Total Economic Impact™ Of VMware Cloud On AWS, an August 2019 commissioned study conducted by Forrester Consulting on behalf of VMware.
*2 ベータ版機能の一般提供に対してはいかなるコミットメント、義務を負うものではありません。

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペースを、世界中のパートナ エコシステムを通じて顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤として提供しています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するヴイエムウェアの革新的なイノベーションの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。ヴイエムウェアの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、VMware Cloud、HCX、vMotion、VMware PKS、Project Pacific、vCloud Directorは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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