アドビ、「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」の結果を発表

保護者の7割以上が重要な配布資料を紛失した経験あり スキャンアプリなどを使ってデジタル管理をしている保護者はわずか22%

【2019年10月25日】
アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ジェームズ マクリディ)は、保育園・幼稚園および小学校に通っている子どもの保護者に対し、プリントの管理方法などに関しての実態を明らかにするため「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」を実施しました。調査はインターネット上で行われ、子どもが保育園・幼稚園および小学校へ通っている全国の保護者、計500名を対象に行いました。




本調査により回答者の7割以上の保護者が、子どもが受け取った重要なプリント(おたよりなどの紙資料)を誤って捨てたり、紛失したりした経験があることがわかりました。また、保育園・幼稚園から小学校に上がると、子どもが受け取るプリントの枚数が大幅に増える傾向があることもわかりました。特に小学生の保護者は半数以上が週に3枚以上プリントを受け取っており、量も多いと感じているなど、小学生の子どもを持つ保護者にとって、プリントの整理に課題があることがわかりました。
また、デジタル管理ツールを利用している割合は回答者の22%に留まり、6割以上の保護者がこれまでに一度もデジタル管理ツールを使った経験がない、ということもわかりました。デジタル管理ツールを使用したことのある方に、具体的にどのようなツールを使ったことがあるか聞いたところ、スマホのカメラアプリが最も利用率が高い結果となりました。

■保育園・幼稚園から小学校に上がると、受け取る紙の枚数は数倍に!?
小学校の保護者では半数以上が週3枚以上受け取っている
子どもが保育園・幼稚園や小学校から日々どれくらいプリントを受け取っているかを聞いたところ、全体で最も多かったのが「週1~2枚(33.6%)」という回答でした。保育園・幼稚園、小学校別で見ると、保育園・幼稚園では最多回答が「週1~2枚(41.2%)」だったのに対し、小学生では「週3~5枚(30%)」となりました。
また「週6枚以上」と回答した方では小学校では24.4%と、保育園・幼稚園の3.2%と比べると実に7倍以上の開きがあることがわかりました。
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■7割以上の保護者が受け取った重要資料を誤って捨てたり紛失したりした経験あり
保育園や幼稚園、小学校などからもらった重要なプリントを誤って捨ててしまったり、失くしてしまった経験があるかどうかを聞いたところ、「全くない」と回答した方は全体の23.6%に留まり、誤って破棄したり紛失したことがあるという方は76.4%にのぼることが明らかとなりした。また保育園・幼稚園児の保護者では「頻繁にある」と回答した方が5.6%であったのに対し、小学生の保護者では11.2%と2倍の開きがありました。
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■小学校に上がるとプリントは急増!?
小学生保護者の半数以上が受け取るプリントの量を多いと感じている
子どもが受け取るプリントの量が多いと思うかを聞いたところ、「とても多いと感じる(14.7%)」、「やや多いと感じる(28.4%)」と合わせて全体の43.1%の保護者が多いと感じていることがわかりました。小学生の保護者は保育園・幼稚園児の保護者と比べると、量が多いと感じている割合が比較的高く、「とても多いと感じる(20.9%)」、「やや多いと感じる(35.9%)」と合わせて56.8%と半数以上の保護者が多いと感じていることがわかりました。
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■デジタル管理ツールの利用中はわずか22%。小学生保護者では4人に1人が活用中
ビジネスシーンなどでは近年、プリントをデジタル化して管理するケースも増えていることから、プリント管理の方法として、デジタル管理をしているかどうかを聞いてみたところ、「現在デジタル化して管理している」と回答したのは保護者全体の22%で、これまでに一度もデジタル管理をした経験がないという回答が最も多く65.5%という結果となりました。
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現在デジタル化して管理をしている、または以前デジタル化して管理したことがあると回答した146名に、具体的にどのようなデジタル管理ツールを使っているか聞いたところ、スマホのカメラアプリと答えた方が57.7%と最も多い結果となりました。またアドビのスキャンアプリ「Adobe Scan」も21.2%と、回答者の5人に1人の割合で使用されていることがわかりました。
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デジタル管理を現在していると答えた方の割合は、保育園・幼稚園児の保護者と比べると小学生の保護者で高い傾向にあり、4人に1人(27.7%)が何らかのデジタル管理を現在実施しているということがわかりました。
また、デジタル管理ツールを使っていない保護者に具体的な理由を聞いてみると、「デジタル管理ツールでそもそも何ができるのかわからない」、「デジタル管理をどのように始めて良いのかわからない」、「ツールの選び方や操作・使用方法などがわからない」「お金をあまりかけたくない」という声も見受けられました。一方でデジタル管理をしていないと回答した方の中でも、「保存や検索などが簡単にできるならばデジタル管理をしたい」という声も少なくありませんでした。

今回の調査結果について、国際大学GLOCOM(リンク) 主幹研究員で准教授の豊福晋平先生は次のように述べています。「海外、例えばデンマークでは、入試の願書も含め、学校・保護者間のやりとりの大半が電子化されていますが、国内の教育機関ではまだ紙でのやりとりが中心です。スマートフォンの普及により、保護者のITリテラシーも向上した今、もはや、学校文書のデジタル化やクラウド活用に躊躇する理由はありません。学校と保護者との密接な情報共有と、コミュニケーションの円滑化によって、双方の業務の効率化が進むことを期待しています。」

あらゆるものをPDFに変換できる無料のスキャナーアプリ「Adobe Scan」
Adobe Scan(リンク)は領収書やメモ、文章、写真、名刺、ホワイトボードなど、あらゆるものをPDFに変換できるスキャナーアプリです。アドビの最新のAI技術により、自動的に対象物の境界線の検出や影の除去を行い、文字を認識し、デジタルデータへ変換します。データをクラウド上で共有することもできるため、外出先での情報確認や、家族間での情報共有にもご活用いただけます。

【子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査 概要】

調査方法:インターネット調査
実施対象:500人
割付:保育園・幼稚園に通う子どもの保護者 250名(男性125名/女性125名)
小学校に通う子どもの保護者  250名(男性125名/女性125名)※子どもが複数いる場合は長子の学齢を基準に回答
調査地域:全国
調査期間:2019年9月13日~23日


▼プレスリリースはこちらよりダウンロードいただけます。
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アドビについて
アドビは、世界を変えるデジタル体験を提供します。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイト(リンク)に掲載されています。

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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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