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登壇者から事例を学ぶ、 離職率の低下・採用力の向上につながる働き方改革特別フォーラム『進めよう!中小企業の「働き方改革」~実例から学ぶ<成功の秘訣>とは?~』

厚生労働省 2019年10月07日 16時35分 [ 厚生労働省のプレスリリース一覧 ]
From PR TIMES

《イベントレポート in 福岡》

 厚生労働省は、『進めよう!中小企業の「働き方改革」 ~実例から学ぶ<成功の秘訣>とは?~』と題し、2019年10月4日に中小企業の経営者・人事総務担当者に向けた特別フォーラムをTKPガーデンシティ博多新幹線口にて開催いたしました。



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基調講演「働き方改革を進める、三つのキーワード~生産性、多様性、自律性~」について

 基調講演では『月刊総務』編集長の豊田 健一(とよだ けんいち)氏に登壇いただきました。
働き方改革について、豊田氏は「労働時間を減らせば、生産性が上がるという短絡的な考え方が目立つが、それは逆。生産性が上がったときに、労働時間が減る。」とし、「当初は短絡的な考え方が多くあったが、最近では経営理念の実現や社員をいかに輝かせるかという目的を追求した企業が増え、働き方が変わっていったように感じる。」と述べ、働き方改革は第二章に入っているとしました。
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 働き方改革の成功については、働き方改革を意識しない、トップの本気度が必要であり、同時に制度・ツール・オフィスなど全てを含んだ「場」づくりが必要な要素だと述べました。
 また、テレワークや副業などを始めとする「働き方の多様性」は会社全体の効率性と創造性を向上させることにつながり、社員が自立することにもつながると述べ、働き方改革のキーワードは『生産性・多様性・自律性の向上』」と述べました。


企業プレゼンテーション1.(株式会社現場サポート代表取締役 福留 進一氏)

企業プレゼンテーションでは 現場サポート代表取締役 福留進一氏が登壇。
 福留氏は、創業4年目のときに利益は上がるが離職率が27%であったことを取り上げ、そこから『価値前提経営』という自分たちの理想に向けて取り組んでいく経営方針に切り替え、同時に様々な働き方改革が始まったと述べました。
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 働き方改革においては『システムと制度』、『仕事のやり方』と『人と人の関係』がポイントとし、中でも『人と人の関係』が重要であることを述べました。福留氏は「お互いに承認し感謝しあう関係性があって『仕事のやり方』を変えられる。その結果、制度とシステムが整う」と語りました。
 最後に、「直近5年間ではこれまでの倍の売上になっている。忙しくなる一方だが、色々な取り組みを行うことで労働時間を増やさずに成長できていると考える。」と成果について語り、各企業へのエールを送りました。


企業プレゼンテーション2.(株式会社OZ Companyマネージャー 柴崎 泰子氏)

 続いて、株式会社OZ Companyマネージャーである柴崎泰子氏が登壇。
 企業内保育を始め、イベント保育の企画・運営を行っているOZ Company。冒頭、柴崎氏は「今から7年前、弊社の離職率は44%で2ヶ月に1名が離職する状況でした。そのため、人員不足により余裕を持ったシフトが組めず、特定のスタッフに業務が集中してしまいました。」と当時の業務状況を語り、保育サービスの質低下とそれによるクレームなどがあったと、働き方改革推進の背景を紹介しました。
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 まず初めに取り組んだ残業削減について「まず、園長判断で、代替スタッフを採用することにした。そして残業して対応していた保育外業務を就業時間内に対応し、スタッフの体力・精神的負担を軽減させた。その結果、2年後には残業時間が30%削減され、有給取得率も9%から52%にまで改善することができた」と、実際の取り組みとその成果についてお話しいただきました。その他、『日替わりリーダー制度』『同一労働同一賃金』『クラウドワーク』など様々な取り組みについても紹介いただきました。
最後に柴崎氏は「『働き方改革』でダイバーシティを受賞させていただくこともできました。弊社もまだまだ取り組んでいくところではございますが、少しでも、皆様のお役に立てればと思います」と各企業へのメッセージを送りました。


パネルディスカッション「『働き方改革』中小企業における課題とソリューション」

 パネルディスカッションでは、パネリストとして企業プレゼンテーションを行っていただいた福留氏、柴崎氏に福岡働き方改革推進支援センター センター長の平石 克彦氏を加え、さらにモデレーターとして「月刊総務」編集長の豊田 健一氏を迎え、「『働き方改革』中小企業における課題とソリューション」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

働き方改革を進めるにあたってのポイント
 企業プレゼンテーションで理想的な組織の状態として「システム・制度」のハード面と共に、「仕事のやり方」「人と人との関係」のソフト面も重要だと語った福留氏はどこから手を付けるのがいいかを聞かれ、「どこからというよりはまんべんなく、ハード面だけ整えてもダメで同時にソフト面も整えるからこそ持続するのだ」と語り、その中でも「人と人との関係」が最も大事だと示唆しました。
 現場経験も長くマネージャーでもある柴崎さんは「私はとにかく園長や現場の声を聴き、その声を直接社長へ伝えています。社長からの質問にも現場の声を多く聞いていることで違うと思うことには『違う』と言えるので、そういった環境づくりが必要だと感じます。」と、自らも行っているトップと現場の声をいかにつなぐかということの重要性を語りました。

働き方改革による効果と、その効果が会社経営への影響
 福留氏は「過去に売上が5億円にもかかわらず2000万円の出張費を使っていたこともありましたが、経営の見える化を徹底したこと、ビジネスツールの導入というシステムの変更により800万円の削減に成功いたしました」と実例を踏まえて紹介。
 保育士やマネージャー、働く女性としての側面を持つ柴崎氏は働き方改革を進めるために「保育園内の働き方改革だけでなく、子供を預けている親御さんが働く企業でもぜひ働き方改革が進むといいなと感じている。現状しわ寄せが長時間預けられている子供へいっているのではないかと感じる」と働き方改革から一歩進んだ柴崎さんならではの目線で語っていただきました。
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 最後に、豊田氏から「今回のフォーラムを踏まえて3つのポイントがある。まず初めに現場・社員の声を聞く。2つ目に仕事の属人化を廃止し、見える化を行う。3つ目が権限移譲などで主体性を育むことである。そうすることにより社内で仕事のカバーが自発的に行われ、結果的に働き方改革につながるでしょう」とコメントをいただき、本会の総括として締めくくりました。


実施概要

名 称:進めよう!中小企業の「働き方改革」~実例から学ぶ<成功の秘訣>とは?~
主 催:厚生労働省
日 時:2019年10月4日(金) 14:00~16:00
会 場:TKPガーデンシティ博多新幹線口


ゲストプロフィール

<基調講演>

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「月刊総務」 編集長

豊田 健一氏
早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長などを経験後、ウィズワークス株式会社。現在、株式会社月刊総務 取締役、『月刊総務』編集長。一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアムの理事や、総務育成大学校の主席講師、All Aboutの「総務人事、社内コミュニケーション・ガイド」も務める。

<企業プレゼンテーション>
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株式会社現場サポート 代表取締役
福留 進一氏
1967年鹿児島県指宿市生まれ。大学を卒業後、富士ゼロックス鹿児島(株)に営業職として入社。1996年新規事業として立ち上げた建設業向けソフトウェアの企画・販売に携わる。2005年同社を退職と同時に 現場サポートを設立。現在は、鹿児島県中小企業家同友会の副代表理事、総務委員長。鹿児島県経営品質協議会幹事。


座右の銘は『才と徳』。

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株式会社OZ Company マネージャー
柴崎 泰子氏
保育短期大学を卒業後、大手自動車販売会社に一般事務として就職。4年間の勤務を経て、結婚出産を機に退職し専業主婦となる。子育ても一段落した頃に子育ての経験を活かし保育士として働きたいと思いが募り保育園に再就職。保育園勤務中に株式会社OZ Companyとの出会いがあり、働き方の魅力を感じ転職。
現在OZ Companyのマネージャーとして保育園の運営管理を行っている。

<パネリスト>
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福岡働き方改革推進支援センター センター長
平石 克彦氏
前職では主に総務・人事業務に従事し、この経験を活かし平成27年に社会保険労務士資格を取得。平成29年に社会保険労務士事務所を開業し、懇切丁寧をモットーに精力的に活動している。
平成31年4月から、厚生労働省福岡労働局の委託事業である福岡働き方改革推進支援センターのセンター長として、日々、商工団体等やセミナーへ出向き、 中小企業に対してセンターの支援内容の周知を行っている。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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