クオリカとニューラルポケットがマーチャンダイジング業務の推進で提携

TISインテックグループ 2019年10月05日 04時35分
From PR TIMES

ファッションアパレル企業向けMD支援システム「MDSS」とAIによるファッショントレンド解析サービス「AI MD」の相互連携で、MD業務を強化

TISインテックグループのクオリカ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:辻本 誠、以下クオリカ)は、ニューラルポケット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:重松 路威、以下ニューラルポケット)とMD(マーチャンダイジング)業務のさらなる効率化に向けた業務提携を開始します。



本協業では、クオリカの提供する流通・サービス業界のファッションアパレル企業向けMD支援システム「MDSS(Merchandising Decision Support System)」と、ニューラルポケットが提供するAIによるファッショントレンド解析サービス「AI MD」の相互連携に向けて、合同でのサービス・ソリューション開発の検討をスタートします。

消費者の購買行動の多様化から、MD業務は複雑化しており、これまで以上の対応スピードと多角的な視点が求められています。

クオリカでは、25年にわたり培ってきたMD業務支援のノウハウを活かし、業務精度向上と効率化を目指して、これまでもAIを活用した実証実験へ積極的に取り組んできました。こうした経験を踏まえ、ニューラルポケットの持つAI技術を活用し、アパレル企業が個社で持つデータ分析や需要予測の枠を超え、ファッション市場全体の中立的なトレンド解析も加えた新業務モデルの確立を目指します。

ニューラルポケットの「AI MD」を用いたファッショントレンド解析は、これまで多くのアパレル企業で採用をされ、現在、全国2,000店舗を超える拠点の企画商品に活用されています。企画商品のプロパー消化率はこれまで、例年実績に対して平均で10%ポイント高いプロパー消化率実績を残し、顧客企業の収益向上に大きく貢献しています。

本提携を通じ、「MDSS」に基づく在庫管理、アイテム・品番・SKU(在庫最小管理単位)レベルでの売れ行き解析・アクション提案と、「AI MD」に基づくトレンド把握を融合することで、情報収集、商品企画、消化状況把握、在庫・収益管理といった一連のアパレルMD業務を、一気通貫で効率化・デジタル化する提案が可能になります。

■今回の提携についてのコメント

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クオリカ株式会社 執行役員 流通サービス事業部長 橋本 晃明
「これまで長年にわたるMD業務支援のノウハウを蓄積した「MDSS」はご利用企業数を着実に伸ばしてきましたが、分析対象データはあくまでユーザー企業様内のものに限られていました。消費者の購買行動が多様化し、前年踏襲型のMD業務が通用しなくなっている今、新たな切り口が必要と感じていました。今回、ニューラルポケットの「AI MD」のファッショントレンド解析データを組み合わせることにより、俯瞰的かつ即時性のあるマーケットデータと「MDSS」が得意とする自ブランドの詳細データの比較が容易になり、これまで以上に精度の高いMD業務を実現できるのではないかと考えております。両社データの有効活用を通じて、ユーザー企業様が自社の強みをさらに伸ばしていただくことに寄与できればと考えております」

ニューラルポケット株式会社 執行役員 最高戦略責任者(CSO) 周 涵
「ファッション業界において、トレンド変化の周期や商品ライフサイクルが短縮を続ける一方で、過剰在庫や廃棄の問題が取りざたされております。その中で、消費者の求める最新ファッショントレンドをリアルタイムで正確に把握した、世界初のファッショントレンド解析AIサービス「AI MD」を通じて、これまで様々なアパレル企業様のMD業務効率化・強化を支援して参りました。「AI MD」が今以上にワクワクする商品づくりやプロパー消化率の向上の実現に貢献する上で、詳細でタイムリーな売れ行き・在庫の把握が肝心となります。その点で、クオリカ株式会社の「MDSS」とは完璧な補完関係にあり、今後の相互連携を通じて、より一層ファッション業界の発展と進化に寄与できればと考えております」


■「MDSS」とは

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クオリカが提供する「MDSS」は、ファッションアパレル特有の変動要素の高い商品の消化状況を素早く見極め、最適なアクションを導き出すための情報分析・MD計画(品揃え計画)システムです。アイテム・品番・SKUレベルでの消化状況の把握はもちろんのこと、売れ行きに応じてMD業務における最適なアクションをタイムリーにシステムから提案することで、迅速かつ適切な意思決定の実現を支援します。
「MDSS」を導入したアパレル企業では、プロパー消化率を高めることに成功し、粗利率を4~5ポイント改善するという成果につながっています。

■「AI MD」とは

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ニューラルポケットが提供する「AI MD」は、ソーシャルメディアを含む世界中のファッションメディアより、最新のコレクションやファッショントレンド写真を24時間自動収集しています。そして、そこからファッションに関するビッグデータを解析し、カラーや着こなしなどのトレンドを予測し、その結果を商品企画等に活用することを可能とします。2018年8月にサービスを開始し、国内の複数のアパレル関連企業様で利用されています。2019春夏物で、「AI MD」を導入した企業様においては、例年比、平均で10%ポイントのプロパー消化率の改善という成果につながっています。


【クオリカ株式会社について】
1982年 建設機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、国内外の製造業、流通サービス業(飲食業・小売業)の企業様を中心に各種ITサービスを提供し、長年培った技術力と業務知識でお客様の働く「現場」をサポートしてきました。近年はとくに私たちの特色を生かし、IoTの分野に注力しています。

会社名:クオリカ株式会社
代表者:代表取締役社長 辻本 誠
所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー23F
事業内容:IoT、クラウドサービス、業務用システム開発、パッケージソフト開発・販売、情報端末製造・販売、システム運用管理、基盤構築サービス
URL: リンク

【TISインテックグループについて】
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

【ニューラルポケット株式会社について】
ニューラルポケットは、画像や映像を解析する独自のAI技術の研究開発と事業化を行っており、ファッション、スマートシティ、デジタルサイネージ(広告)におけるAI活用を通じた、未来社会の実現を目指しております。ファッション領域においては、世界初のファッショントレンド解析サービス「AI MD」を展開し、正確なトレンド把握に基づくワクワクする商品づくりと、洋服値引・廃棄の縮小を通じた顧客企業の収益向上に取り組んでおります。

会社名:ニューラルポケット株式会社
代表者:代表取締役社長 重松 路威
所在地:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー32階
事業内容:AIエンジニアリングを通じた未来社会の実現
URL: リンク


【サービス・ソリューションに関するお問い合わせ】
流通サービス事業部 リテールビジネス部 営業窓口
TEL:03-5937-0785 E-mail: rb-eigyo@qualica.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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