AMEDにおける「先進的医療機器・システム等開発プロジェクト」に採択

AIによる皮膚がん診断支援システムの開発を加速

カシオ計算機は、信州大学と共同研究中の「イメージングデータを用いた皮膚がん診断ソリューション開発」がAMED※1「先進的医療機器・システム等開発プロジェクト」※2に採択されましたことをご案内します。これにより、当社は今後最長で5年間にわたって、研究費用の支援を受けることが決定しました。
※1: 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
※2: 令和元年度「先進的医療機器・システム等技術開発事業」における「先進的医療機器・システム等開発プロジェクト」重点課題「デジタル化/データ利用による診断・治療の高度化」


AMEDは国が定める「医療分野研究開発推進計画」に基づき、医薬品創出、再生医療、がん等9つの統合プロジェクトを中心とする研究開発を推進。大学や研究機関などが行う研究を支援し、研究開発やそのための環境の整備に取り組んでいます。

当社では今回の採択を受け、AIによる皮膚がん診断支援システム※3の開発をさらに加速していきます。今後、悪性黒色腫および類似疾患に対する良性・悪性の識別精度の向上を目指して、技術開発を進めてまいります。
※3: 2016年4月より信州大学と共同でAIによる皮膚がん診断支援システムの技術開発を開始。2017年にはISIC主催のコンテスト「ISBIチャレンジ2017 / Skin Lesion Analysis Towards Melanoma Detection / Part 3: Lesion Classification (皮膚疾患の自動判別部門)」にて総合1位を獲得いたしました。


【皮膚科分野による当社のこれまでの実績】

皮膚がんである悪性黒色腫の診断スキルの習得には長期間の経験が必要とされており、早期の段階で悪性黒色腫を適切に判断するのは難しいという問題があります。

そこで当社は、2015年にデジタルカメラ開発で培った画像変換技術を基に、病変の構造や血管の分布状況を顕在化させることで効率的にダーモスコピー検査※4を学べる無料のサービス「D’z IMAGE」を開始。以後、医工連携を行いながらコンテンツを拡充しています。

また、本年5月には皮膚にレンズを直接当てて撮影する接写と、通常の撮影が1台で可能なダーモカメラ「DZ-D100」(共同研究:千葉大学)、撮った画像を管理できるパソコン用ソフト「D'z IMAGE Viewer」(共同研究:信州大学)の販売・提供を開始しました。

今回の採択を励みとして、当社ではAIによる皮膚がん診断支援システムの開発を推進することで、皮膚科分野における医療への貢献を図ってまいります。
※4: 皮膚の腫瘍やホクロなどの色素病変を、ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡で観察する検査。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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