グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第64回 サーチエンジンのロードバランシング・アルゴリズム(パート1)

CTC教育サービスはコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第64回 サーチエンジンのロードバランシング・アルゴリズム(パート1」を公開しました。

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はじめに
 今回からは、2019年に公開された論文「Cache-aware load balancing of data center applications」を元にして、サーチエンジンのロードバランシングに関するアルゴリズムを紹介します。検索対象の単語ごとに担当するサーバーを分けて、サーバー内部のキャッシュのヒット率を高めるというシンプルなアイデアですが、複数の単語を含む検索文に適用するには、すこしばかり数学的な考え方が必要になります。今回は、具体的なアルゴリズムを説明する準備として、システム全体のアーキテクチャーを整理しておきます。
サーチエンジンの負荷分散方式
 ロードバランサーを用いた負荷分散には、いくつかの基本パターンがあります。すべてのサーバーに均等にリクエストを割り当てるラウンドロビンのほか、サーバーの負荷に応じて、リクエストの割り当てを増減するという方法もあります。さらに、より高度な方式としては、リクエストの内容に応じて、割り当て先のサーバーを変更するという方法(コンテンツベースのロードバランシング)もあります。リクエストの内容によって、それを処理できるサーバーが分かれている場合は、コンテンツベースのロードバランシングが必須となります。

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