トルコの新世代決済プラットフォーム大手ininalがVisaと提携、顧客の金融包摂を促進

トルコの新世代決済プラットフォーム大手ininalがVisaと提携、顧客の金融包摂を促進

AsiaNet 79791 （1379）


【イスタンブール2019年7月24日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊提携によりininalの300万人のカード会員がVisaプリペイドカードに切り替え可能に

新世代型決済プラットフォームであるininalはVisaとの新しいパートナーシップを発表、同フィンテック企業は300万人の自社顧客へのプリペイドのVisaカードの発行が可能になった。ininalの顧客は新たにリニューアルされたカードを、Visaを使用可能な世界5300万超の加盟店の店舗やオンラインで使えるようになる。このプリペイドカードはまた、Visaカードが利用できる世界中の現金自動預払機（ATM）でininalの顧客が現金の引き出しをできるようにする。

ininalのオメル・スネル最高経営責任者（CEO）は、ininalが多くの若い消費者にとって最初の金融商品であり続けると強調したうえで、「Visaとの提携を通じて当社のカード会員に提供する商品の機能を強化し、基本的な金融サービスがだれにとっても、アクセスできるようにした。今回の製品リニューアルでは、当社のカード会員が待ち望んでいた現金引き出し機能を追加した。当社独自のVisa BIN（銀行識別番号）でカードを発行し、当社のカード会員にVisaのセキュリティーと世界的なリーチのすべてを提供できることを誇りに思う。今年初め当社はininal Walletを通じた決済機能を導入した。今後、当社が提供する基本的な銀行サービスを多様化し、当社の商品に24時間365日対応の送金機能を追加する予定だ」と述べた。

Visaトルコのゼネラル・マネージャーであるメルベ・テゼル氏は、イノベーションがVisaのビジネスの中核だと強調したうえで、「支払いのデジタル化がますます進む中、銀行を利用しない、または利用できない人口層にアクセスを提供することは商取引の発展に不可欠だ。ininalとの提携を通じ、300万人のカード会員がVisaのイノベーションの恩恵を受けられるようになり、店舗でもオンラインでも、より簡単で安全、便利に支払いを行うことができるようになる。今後もininalと協力し、銀行を利用しない、または利用できない、トルコ中の消費者に変化をもたらす」と述べた。

今回のパートナーシップの第1フェーズにおいては、300万人以上のininalカードユーザーが新たなVisaプリペイドカードをトルコ国内1万以上の店頭（SOK Market、Migros、D＆R、Teknosa、Practical Transactions、PTT、Vatan Computer、KYM Market）で入手できるようになる。

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ソース：ininal