京都産業大学神山天文台の研究チームが参加する世界初の探査機待機型の彗星探査計画が、欧州宇宙機関(ESA)のFクラス探査計画として唯一採択

京都産業大学 2019年07月09日 14時05分
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京都産業大学 神山天文台の河北秀世 台長らが参加する、欧州・日本・米国の彗星研究者を中心とする国際研究チームの彗星探査計画「コメット・インターセプター (Comet Interceptor)」が、欧州宇宙機関(ESA)が2028年に打ち上げる新しいFクラス探査計画(*)に選ばれた。




京都産業大学 神山天文台の河北秀世 台長らが参加する研究チームは、あらかじめ探査機を打ち上げ、観測対象となる天体が現れるまで宇宙空間に待機させる世界初の探査方法「コメット・インターセプター(CometInterceptor)計画」を考案した。この新たな宇宙探査計画は、欧州宇宙機関(ESA)の新しいFクラス探査計画に唯一採択され、2028年に探査機を打ち上げることが決定した。

力学的に新しい(太陽に初めて近づく)彗星や2017年に太陽へ接近した恒星間天体「オウムアムア」のような太陽系に一度しか接近することのない希少な天体の観測は、従来型の天体が見つかってから探査機を打ち上げる方法では不可能であったが、今回の観測方法では可能となる。

太陽光の加熱による変性がなく始原的な特徴を留めている天体の表面形状の計測や、彗星核から放出される揮発成分子やダストの3次元構造の観測などを計画しており、太陽系の起源の究明を目指す。

*Fクラス探査計画
ESAにおける宇宙探査の計画は規模によって4種類の区分に分けられ、Fクラスは宇宙探査計画の審査から探査機の打ち上げまでの期間が最も短い計画。通常は20年以上の年月をかけるところ、今回は計画の検討開始から約10年という非常に短い期間で宇宙探査を実現する。FクラスというカテゴリはESAにとっても今回が初めての試み。

むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学




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