尿検査の一連工程をトータルサポート 尿沈渣分析装置を新発売

アークレイ株式会社 2019年07月08日 15時00分
From 共同通信PRワイヤー

2019/07/08

アークレイ株式会社

尿検査の一連工程をトータルサポート 尿沈渣分析装置を新発売

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、尿沈渣分析装置「オーションアイ AI-4510」
を2019年7月8日(月)に発売します。

尿検査の多くは、尿試験紙を用いて尿蛋白・尿糖・潜血などを測定する尿定性検査と、尿
定性検査で異常と認められた検体をより詳しく分析する尿沈渣(ちんさ)検査が占めます。
尿沈渣検査は、尿中の有形成分(赤血球・白血球・細胞・細菌など)を臨床検査技師が顕
微鏡で観察(鏡検)し分類・計測するもので、腎疾患や尿路疾患の診断の指標として重視
されています。その一方、鏡検は検体の遠心分離や標本作製など煩雑な作業が伴うことに
加え検査技師の技量に頼る部分も大きく、成分判定の標準化の点において課題があります。
このような背景から、医療機関における尿沈渣自動分析装置の必要性は年々高まっています。

「オーションアイAI-4510」は、フロー式画像測定法※で尿中の有形成分を撮影し、有形
成分画像を自動的に抽出・解析・分類・計測することで尿沈渣の検査データを提供する分
析装置です。撮影した画像はオペレーション画面上で確認できるため、鏡検時の参考情報
や鏡検の代替手段としても利用できます。これらにより、鏡検を実施する検体数を減らし、
検査技師は鏡検対象の検体に集中できます。さらに、典型的な有形成分画像を集めた「ア
トラス画像集」 を標準搭載し、成分判定の標準化や施設内の教育用ツールとしての活用
が可能です。また、スペースの限られた検査室内でも設置可能なコンパクト設計や検査
結果を表示するオペレーション画面の操作性など、使い勝手も追求しました。

アークレイは、1972年に試験紙を用いた尿検査の自動化に世界で初めて成功して以来、
40年以上にわたり全自動の尿検査装置や尿試験紙、検査データ管理システムを市場に
送り出してきました。尿沈渣分析装置の自社開発品の発売は初となり、このたび
「オーションアイAI-4510」をラインアップに加えることで、尿分注~尿定性~尿沈渣
~尿定量検査まで尿検査の一連の工程をトータルにサポートする体制が整いました。
アークレイはこれからも検査室のワークフローの省略化、検査業務の効率化に貢献し、
尿検査市場でのプレゼンスの向上と事業拡大を図っていきます。

※ シース液に乗ってフローセル内に運ばれてきた尿検体を撮影し、撮像された画像の中
  から、有形成分画像のみを自動的に抽出します。抽出された画像は独自の分類アルゴ
    リズムを用いて、解析・分類・計測し、尿沈渣検査データを提供します。

<主な特長>
○「フロー式画像測定法」を採用した全自動測定
・検体をセット後、スタートボタンを押すだけで、全自動で測定が可能です
・撮影した画像から有形成分を抽出し、独自のアルゴリズムに基づき全自動で分類します
・日常の消耗品はシース液のみ。利便性やコスト面に優れています
・カートリッジなど固形の感染性廃棄物が出ず、廃棄処理費用がかかりません

○オペレーション画面に多彩なサポート機能を集約
・測定結果画像の確認画面は、見やすい画面構成で直感的に操作しやすいデザインを採用しています
・複数成分を1画面に表示するサマリー画面で、各成分の出現頻度を把握しやすくしています
・尿沈渣検査の測定結果と併せて尿定性検査の結果も表示が可能です

○便利な「アトラス画像集」を搭載
・典型的な成分画像を集めた「アトラス画像集」を搭載し、同画面で撮影画像との比較が可能です
・ユーザー独自の画像も追加でき、成分判定の標準化や施設内の教育用ツールとしても活用できます

○精度管理に対応
・専用コントロール試料があり、精度管理にも対応しています

○簡易搬送でコンパクトな設置面積を実現
・検体搬送システムを使用し、尿定性の検査装置「オーションマックス AX-4061」と直接接続できます
・両製品を並べて設置しても横幅約1mのコンパクトな設置面積を実現しました

<製品概要>
名称:尿沈渣分析装置「オーションアイ AI-4510」
発売日:2019年7月8日(月)
仕様
測定対象:尿
測定項目:赤血球、白血球、白血球塊、扁平上皮細胞、非扁平上皮細胞、硝子円柱、
      その他円柱、細菌、酵母、粘液糸、精子、結晶
必要検体量:2mL以上
外形寸法:530(幅)× 600(奥行)× 650(高さ)mm
重量 :60kg(サンプラーユニット含む)
販売価格:希望納入価格13,500,000円(税別)
届出番号:25B1X00001000058
分類:クラスⅠ(一般医療機器)/特定保守管理医療機器




本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]