コラム : マルウェアにPCを燃やされる? そんな未来が見えた2018年

2018年のマルウェア動向で目立ったのは、前年のランサムウェアに代わり、仮想通貨のマイニングを行う「マイニングマルウェア」でした。マイニングマルウェアは仮想通貨の市場とともに拡大し、その価値の急落に合わせて沈静化しつつあります。しかし、マイニングマルウェアの機能はさらなる危険性を含んでいます。ここでは、マイニングマルウェアの未来を予想します。

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仮想通貨ブームとともに台頭したマイニングマルウェア
2018年のマルウェア動向は、2017年から大きく変わりました。2017年は、5月に世界的に流行した「WannaCry」を皮切りに、ランサムウェアが席巻しました。次々に亜種が登場し、PCだけでなくスマートフォンにまでその対象を広げたのは、記憶に新しいところです。ランサムウェアはその後も継続して登場しており、それは2018年、そして現在も継続しています。
しかし、2018年にはランサムウェアを超える勢いでマイニングマルウェアが台頭しました。マイニングマルウェアとは、仮想通貨の採掘(マイニング)を行うマルウェアのことです。なぜサイバー犯罪者がマイニングに注目したのか。それは仮想通貨の仕組みを理解する必要があります。
ビットコインに代表される仮想通貨は、2010年頃から運用が始まりました。仮想通貨は、文字通りに実体を持たない暗号通貨です。ただし、ビットコインは初期に物理的な貨幣も造られています。仮想通貨というと、電子マネーやゲーム内通貨のような印象を持ちますが、インターネットやリアルな世界でも使用できることを前提に作られています。
仮想通貨の使い方は基本的に電子マネーと同じですが、仮想通貨としてそのまま使えるサービスは少なく、日本で使うのであれば日本円に両替する必要があります。仮想通貨は発行も行いますが、一般的な銀行のような中央機関を持たず、P2Pの仕組みを利用してやり取りされることも特徴です。その際にはブロックチェーン(台帳)と呼ばれる技術を使い、記録をしていきます。

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