ザイリンクス、過去最高となる 30 億ドル超の 2019 年度売上を発表

第4四半期売上は前年同期比 30% 増



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プレスリリース
2019 年4 月 26 日

ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 4 月 24 日 (米国時間)、2019 会計年度売上が前期比 24% 増加し、過去最高の 30 億 6,000 万ドルとなったことを発表した。2019 会計年度第 4 四半期の売上は、前期比 4% 増、前年同期比 30% 増の 8 億 2,800 万ドルとなった。

2019 会計年度の GAAP ベース純利益は 8 億 9,000 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 3.47 ドル)、非 GAAP ベース純利益は 8 億 9,200 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 3.48 ドル) となった。第 4 四半期の GAAP ベース純利益は 2 億 4,500 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 0.95 ドル)、非 GAAP ベース純利益は 2 億 4,200 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 0.94 ドル) となった。

ザイリンクスの取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株当たり 0.37 ドルの四半期現金配当を行うと発表した。配当は 2019 年 5 月 16 日営業日終了時現在の株主全員に対して 2019 年 6 月 3 日付で実施される。

下記の表は、2019 会計年度第 4 四半期についての追加的な比較である。2019 会計年度第 1 四半期より新たな収益認識基準を導入したため、2018 会計年度の業績はすべて新基準に合わせて修正している。

2019 会計年度第 4 四半期の会計報告 (2019 年 1 ~ 3 月)
(希釈株 1 株当たりの利益以外は百万ドル単位)

GAAP (一般会計原則による)

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非GAAP (一般会計原則によらない)

[表2: リンク ]

*GAAP と非 GAAP 間の調整なし。

ザイリンクスの社長兼 CEO であるビクター ・ ペン (Victor Peng) は、「2019 会計年度はザイリンクスにとって真に特別な年となりました。同会計年度、前年比 40% 増加したアドバンスト プロダクトの売上が牽引して、年間売上は初めて 30 億ドルを超え、前年比 24% の増加となりました。また、非 GAAP 営業利益と非 GAAP 希釈株 1 株当たり利益の両方が 30% 成長、高い収益性を示しました。当社は、プラットフォーム企業への転換を続けており、その戦略を実行し、そのポートフォリオの成長に注力します」と述べている。

地域別の売上構成

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エンド マーケット別の売上構成

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製品分野別の売上構成

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製品分類 :
アドバンスト プロダクト: Alveo、UltraScale+、UltraScale、7 シリーズ
コア プロダクト: Virtex-6、Spartan-6、Virtex-5、CoolRunner-II、Virtex-4、Virtex-II、Spartan-3、Spartan-2、XC9500 製品ファミリ、コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス

2019 会計年度の製品およびハイライト


通信事業の売上は、5G が牽引して前年比 34% 増加した。無線事業の好調さは、OEM 顧客との無線およびベースバンド アプリケーション両方の勢い、特に韓国での 5G 施設配備と中国での 5G 施設配備向け準備による。本会計年度、ザイリンクスとサムスンは共同で世界初の 5G NR の商業配備を実現した。また、ザイリンクスは、そのブレイクスルーである RFSoC ポートフォリオを 5G に必要な Full サブ 6GHz スペクトラム サポートに拡大した。
2019 会計年度のデータ センター/テスト、測定、エミュレーション (TME) 事業の売上は、40% 成長したデータ センター事業に牽引され、2 桁の増加となった。本会計年度、ザイリンクスのハイパースケーラー、企業顧客、パートナーでのデザイン ウィンは堅調で、ザイリンクス ISV パートナー数は累計で 500社 を超えて増加した。ザイリンクスは、各種分野の鍵となるアプリケーション (データ分析、財務コンピューティング、ビデオストリーミング アクセラレーションを含む) に取り組む 20 社超のポートフォリオ企業へのエコシステム投資を前年比倍増、そのベンチャー企業の取り組みを通して、引き続き鍵となるザイリンクス プラットフォームと Alveo パートナーを実現した。このような路線の延長として、ザイリンクスは今日、FinTech からクラウド コンピューティングに至るまで、高性能で低レイテンシのネットワーク ソリューションを提供するリーディング プロバイダーである Solarflare Communications を買収する最終決定を締結したこと、またその「データセンター ファースト」戦略をさらに加速することを発表した。この買収により、業界を牽引するザイリンクスの FPGA、MPSoC、ACAP ソリューションと Solarflare 社の高速のネットワーク インターフェイス カード (NIC) 技術、Onload アプリケーション アクセラレータ ソフトウェアを統合でき、新しいコンバージド SmartNIC プラットフォームが可能になる。
ザイリンクスの自動車事業は、アドバンスト ドライバー アシスト システム (ADAS) における有力かつ高まるポジションを反映して 2 桁成長した。2019 会計年度、ダイムラーは、ザイリンクス製品によって強化された、新型メルセデス GLE SUV の AI ソリューションを公開した。また、自動車関連部品のティア 1 サプライヤーとして世界をリードする ZF Friedrichshafen AG は、ザイリンクスのテクノロジにより強化さ れた先進 AI ベースの自動車制御ユニットにより、自動運転アプリケーションを実現するための戦略的提携を発表した。さらに、中国の BYD は、ザイリンクスの SoC を使用してフロントカメラ ADAS テクノロジの大量生産を開始した。
産業機器/航空宇宙防衛事業および車載/放送/民生機器事業の主なエンド マーケットは、各市場が強力で多様化したポートフォリオに支えられたことで、過去最高を更新した。産業機器/航空宇宙防衛事業の堅調さは、主に 2 桁成長する産業機器が牽引した。車載/放送/民生機器事業の売上は、事業のそれぞれの 2 桁成長が牽引した。


2020 会計年度第 1 四半期 (2019 年 4 ~ 6 月) の事業展望
以下の記述は現在の予測に基づくものであり、記載通り、GAAP と非 GAAP の両方に基づいて提示している。これらの記述は将来の見通しに関するものであり、実際の結果は、本リリースの末尾に記載している重要な要因などにより大幅に異なる場合がある。

2020 年第 1 四半期 (百万ドル単位)

[表6: リンク ]



非 GAAP による調整に関する注記
(1) M&A 関連費用および関連する取得無形資産の償却費用の見積額 700 万ドルを含む

非 GAAP 財務情報
既に記載した通り、2019 会計年度第 4 四半期の結果と 2020 会計年度第 1 四半期の事業展望には、一般に公正妥当と認められている会計原則 (GAAP) に従って算出されていない財務指標が含まれている。非 GAAP の指標は、GAAP に従って算出された財務指標の代用またはそれよりも優れたものとして解釈することはできない。非 GAAP 財務指標の表示は、付随する表に記載した通り、それぞれ最も直接的に比較可能な GAAP 指標に合わせて調整されている。当社による当該非 GAAP 指標の算出は他社が使用する類似の表題の指標と比較できない場合がある。

経営陣は、継続事業による当社の財務業績 (買収の影響を除く) について評価するため、また以前の会計年度の業績と比較するために、本リリースで開示された非 GAAP 財務指標を使用する。同様に、経営陣は、それらの非 GAAP 指標の表示は投資家やアナリストが当社の中核事業の営業経費((買収関連の償却や臨時項目などの非中核事業経費の影響を除く) について評価することを可能にすることから、投資家にとって有用であると考えている。

M&A 関連費用:これらの費用は、主に買収した会社のデュー ディリジェンス レビューにかかわる弁護士およびコンサルタントの報酬から成る。当社は、それらの費用は当社の現在の業績を反映していないと考えている。したがって、非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

買収関連無形資産の償却:買収関連無形資産の償却は、企業結合に関連して取得した開発済みテクノロジなどの無形資産の償却から成る。非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

買収関連投資の利益:当社は、DeePhi Tech に対する以前の少数投資の再評価から生じたその会計上の利益を除外する。当社は、同利益を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。

役員退職費用:当社は、主に株式報酬および退職手当から成る、2018 会計年度第 4 四半期に生じた役員退職に関連した費用を除外する。当社は、当該費用を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。

所得税:前述の通り、当社は、営業経費およびその他の利益に反映された非 GAAP 調整の所得税効果を除外する。また、米国税制改革関連の項目も除外する。当社は、米国税制改革関連の項目を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。2020 会計年度第 1 四半期の見通しは、その固有の不確実性のため当社が不合理な取り組みなしに予測することができない他の税関連項目を反映していない。

将来に関する記述
本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2020 会計年度第 1 四半期の事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、とりわけ当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、顧客企業が活動するエンド マーケットの健全性、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、ウェハ価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。

ザイリンクスについて
ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、インテリジェント、コネクテッドかつアダプティブな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、Alveo、Versal、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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