ヴイエムウェア、最新版のVMware vRealizeクラウド管理プラットフォームでハイブリッド クラウドの先進的な運用と自動化を推進

VMware vRealize(R) Operations 7.5は、Software-Defined Data Center(SDDC)やハイブリッド クラウド環境の自動運用を実現する新機能と拡張機能を搭載
VMware vRealize(R) Automation 7.6は、ハイブリッド クラウド管理の自動化機能を強化


【2019年4月3日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、統合的なVMware vRealize(R) クラウド管理プラットフォームの機能強化を発表しました。これにより、開発者やIT管理者は、よりセキュアかつ一貫性のある手法でハイブリッド クラウド環境でのアプリケーションの開発、配布を迅速に行えます。最新版として今回発表されたVMware vRealize(R) Operations 7.5、VMware vRealize(R) Network Insight 4.1、VMware vRealize(R) Automation™ 7.6、VMware vRealize(R) Suite Lifecycle Manager 2.1の利用により、プライベート クラウドとハイブリッド クラウドへと自動運用の領域の拡張とともに、プログラム可能なプロビジョニング機能の強化といった利点を享受できます。

アプリケーション運用とコンプライアンスの新機能を投入
VMware vRealize Operationsは、インフラからアプリケーションに至るまでの自動運用管理を行い、オンプレミス環境を含むハイブリッド クラウドの最適化、計画、拡張を可能にします。運用/ビジネス上の目的に基づき効率的なキャパシティ管理、プロアクティブなプランニング、インテリジェントな修正、統合型コンプライアンスを実行し、パフォーマンスを継続的に最適化します。VMware vRealize Operations 7.5で強化される自動運用機能による主な利点は以下の通りです。

継続的なパフォーマンスの最適化: VMware vSAN™ クラスタ内での再同期化やスラック スペースの確保、Storage Policy Based Management(SPBM:ポリシーベースのストレージ管理)の利用を通じて、ワークロードの最適配置を行います。このリバランス機能により、VMware vSANのハイパーコンバージド インフラ(HCI)のパフォーマンスは継続的に最適化され、運用/ビジネス上の目的に合わせてアプリケーションのパフォーマンスをさらに向上させます。このプラットフォームでは、ストレージ インテントの定義を利用して、vSANワークロードの配置を最適化します。
効率的なキャパシティ管理:既存の需要ベースのモデリングのほかに、割り当てベースのキャパシティ管理が追加され、ハイブリッド クラウドの利用の最適化や事前の計画・調達が可能になり、コストとリスクをさらに低減します。さらに最新版では、vSANクラスタのキャパシティの拡張による効果をモデル化する新しいHCIコスト・ドライバや「what-if」シナリオなど、vSANのキャパシティ管理での機能拡張が図られています。加えて、機能拡張された「what-if」シナリオを用いてVMware vSphere(R) ベースのプライベート クラウドのコストとVMware Cloud on AWSやAWS、Azure、Google Cloud、IBM Cloud、VMware Cloud Provider Programパートナのクラウドのコストを比較できます。顧客の円滑なマルチ クラウド利用に向け、この統合的な製品はヴイエムウェアのCloudHealthとの組み合わせにより、マルチ クラウド環境での包括的な可視化、最適化、ガバナンスの確保を実現します。
インテリジェントな修正:エージェント ライフサイクル管理と事前定義済みのアプリケーション トラブルシューティング ダッシュボードを備えたTelegraf エージェント ベースのアプリケーション/OS監視機能を搭載し、アプリケーションやインフラの問題の予測、防止、迅速なトラブルシューティングを可能にします。また、アプリケーションとインフラ間の関係をマッピングする機能の強化により、パフォーマンスと可用性の問題での根本原因の特定に要する時間を短縮します。
統合型コンプライアンス: VMware vSphere用の統合コンプライアンスと自動エラー修正機能を搭載し、リスクの低減とIT/規制基準への対応を強化しています。この機能により、顧客は重要な公的基準に対するvSphereのコンプライアンス準拠状況の査定やコンプライアンス基準のカスタマイズ、OOTBワークフローとVMware vRealize Orchestrator™の統合による構成管理の自動化を行えます。


アプリケーション中心のセキュリティ対策、ネットワーク分析機能をKubernetesにも対応
VMware Cloud Serviceとしても提供されているVMware vRealize Network Insightは、Kubernetes環境でのアプリケーションを中心したセキュリティ対策とネットワークの可視化を強化します。VMware vRealize Network Insight 4.1により、KubernetesやVMware Enterprise PKS環境の運用に際してセキュリティ対策の計画、ネットワークのトラブルシューティング、コンテナ化されたアプリケーションの高度な分析を行えます。さらにこの最新版はServiceNowとの接続やアプリケーション専用のダッシュボードの追加など、アプリケーション中心の手法によるセキュリティ対策とネットワークの計画、トラブルシューティングを支援します。加えて、フロー レイテンシーやF5のロードバランサへの対応により、ネットワーク オーバーレイ/アンダーレイ間の可視化を強化します。

自動化/ライフサイクル管理機能の強化による容易なハイブリッド クラウド導入
VMware vRealize Automation 7.6では、VMwareのSoftware-Defined Data Center スタックならびに管理機能との統合が強化され、顧客はハイブリッド クラウド環境の自動化を容易に簡素化できます。最新版では、VMware NSX(R) Data Centerとの統合を一層、強化し、プライベート ネットワーク向けの新たなオンデマンド サポートに加え、単一のVMware vCenter Server(R) 内にさまざまなクラスタでVMware NSX-TおよびVMware NSX(R) for vSphere(R)のコンフィグレーションを可能にします。また、カタログ アイテム用のリクエストフォーム作成のカスタマイズや改良を簡素化するため、API検証やDataGridの正規表現対応など、カスタム フォームの機能強化が図られています。さらに、VMware vRealize Orchestratorがマルチテナントに対応することで、ユーザ体験が向上します。

VMware vRealize Suite Lifecycle Manager 2.1は、VMware Cloud Foundation™との統合強化、ユーザ体験の向上、より詳細なデプロイ オプション、さらにマルチコンテンツ キャプチャやBitbucket エンドポイントのサポートによるコンテンツ管理機能の強化により、顧客環境の管理や自動化を一層、向上させます。

VMware vRealize Operationsの運用によるコスト削減と効率性向上を示す調査結果
ヴイエムウェアは、Forrester Consulting社にTotal Economic Impact™(TEI)調査を委託し、VMware vRealize Operationsを導入した企業が得られる潜在的な投資回収率(ROI)を調査*1しました。この調査は、VMware vRealize Operationsの活用が財務に及ぼす潜在的な影響を評価するフレームワークになります。

Forrester社はVMware vRealize Operationsのメリット、コスト、リスクを詳細に把握するため、同製品を長年使用している企業5社にインタビューを実施しました。これらの企業では、VMware vRealize Operationsの導入以前は、パフォーマンスの限界、トラブルシューティングの非効率性、無駄なキャパシティの発生という課題を抱えていました。導入後は、可視性が向上し、パフォーマンスやキャパシティが最適化され、修正も迅速に行えるようになりました。調査結果では、以下のメリットが得られると報告されています。

インテリジェントな修正、可視化の向上、迅速なレポート作成により生産性が30%向上:高度な分析手法を用いてメトリックスとログデータを関連付け、仮想環境の予測、防止、トラブルシューティングを実現
ハードウェアで20%、ストレージで10%のコスト削減:ワークロードのバランス化とリソース競合の回避を自動化する予測分析により、キャパシティを最適化
データベース ソフトウェアのライセンス コストの50%削減:継続的にパフォーマンスの最適化を図る機能により、ビジネスの目的に基づいて自動的にワークロード バランシングとホスト ベースのワークロード配置を行え、ソフトウェア ライセンスの集約と分離を実現
予期しないダウンタイムを93%低減:運用/ビジネスの目的に基づいたリソース使用の最適化やキャパシティ不足の検知、先を見越した問題解決など、継続的にパフォーマンスの最適化を図る機能により、顧客の環境の最適化と可用性の向上を実現


VMware, Inc. クラウド管理部門上級副社長 兼 ゼネラルマネージャ
アジェイ・シン(Ajay Singh)コメント:
「企業は、ヴイエムウェアの自動運用とのプログラム可能なプロビジョニングの機能を利用し、アプリケーションとインフラ管理の抜本的に簡素化しています。顧客は、ビジネスのトランスフォーメーションに注力できるようにする“お任せできる”“手間のかからない”手法でハイブリッド クラウドを運用、自動化したいと考えており、ヴイエムウェアとvRealize Cloud Management Platformに期待しています」

1) “The Total Economic Impact™ Of VMware vRealize Operations,” a March 2019 commissioned study conducted by Forrester Consulting on behalf of VMware

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、ネットワーキングとセキュリティ、デジタル ワークスペースは、世界中で7万5,000社のパートナ エコシステムを通じて50万以上の顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤として利用されています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、画期的なイノベーションからグローバル インパクトの課題に取り組み、積極的に社会に貢献しています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、vRealize、vRealize Operations、vRealize Automation、Network Insight、vRealize Suite、vRealize Suite Lifecycle Manager、vSAN、vSphere、VMware Cloud、VMware Cloud Provider、vRealize Orchestrator、NSX、NSX Data Center、 NSX-T、vCenter、vCenter Server、Cloud Foundation、vRealize Cloud Management Platformは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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