グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第52回 インターネットサービスの「データ削除」に関するユーザー調査(パート2)

CTC教育サービスはコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第52回 インターネットサービスの「データ削除」に関するユーザー調査(パート2)」を公開しました。

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はじめに
 前回に引き続き、2018年に公開された論文「"If I press delete, it's gone" - User Understanding of Online Data Deletion and Expiration」を紹介します。この論文では、(技術者ではない)一般のユーザーが、「データ削除」の仕組みをどのように理解しているかをインタビュー調査をもとに分析しています。今回は、インタビューによって得られたキーワード、そして、分析から得られた知見(専門家からのアドバイス)を紹介していきます。
インタビューから得られたキーワード
 はじめに、インタビューと分析の方法をあらためて整理しておきます。この論文の著者グループは、非技術系のユーザー22名に対して、電子メールサービスとSNSを例として、データ削除がどのような仕組みで行われているかをホワイトボードで説明してもらうという、インタビュー形式の調査を行いました。その際に、ユーザーが説明に用いた用語や考え方を抽出・整理することで、一般ユーザーの理解のポイントを発見しようというわけです。図1は、実際の結果を「データ削除処理に関わるコンポーネント」「最終的なデータの状態」「プライバシーに関する懸念」という3つの観点でまとめたものになります。

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