「AI×秘密計算」で企業のデータ資産活用を促進する「EAGLYS」初の資金調達を実施

EAGLYS 株式会社 2019年01月28日 09時20分
From PR TIMES

∼金融、製造、医薬・ヘルスケア、広告・マーケティング、エネルギー業界等での活用へ向けて∼

 AIと秘密計算の研究開発および社会実装を行うEAGLYS(イーグリス)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:今林広樹 以下「EAGLYS」)は、SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の100%子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉)が運営するSBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合、及び、株式会社ユーザーローカル(本社:港区 代表取締役:伊藤将雄)を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。



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■背景
 近年、多くの企業でAI・ビッグデータ解析にデータ活用が求められる中、機密情報や個人データなど機微なデータの取扱いが課題となっています。データを外部に出せない、クラウドを活用したデータ集積ができない、満足な解析・AI運用ができないといった問題があげられます。そのような社会背景から、EAGLYSは企業が部門・組織、また会社間を超えてセキュアにデータ資産を積極的に活用できる世界の実現を加速するため、初の資金調達を実施いたしました。

■EAGLYSの説明
 EAGLYSは、AI技術とセキュアなデータ活用技術(秘密計算技術)の研究開発を目的として2016年12月に設立されました。これまで、データ分析・AI関連事業で収益化を行ってきました。今後は、データの安全な運用をより意識したデータ分析・AI関連事業、および秘密計算技術の研究開発を強化してまいります。

■技術
<秘密計算技術>
 EAGLYSのコア技術は、データを暗号化したまま演算処理を可能にする準同型暗号をベースにした秘密計算技術です。現在主流の暗号技術は、通信時にデータを暗号化するものの、解析等の処理をする際には、一度“復号(暗号化の解除)”を行う必要があります。そのため、処理を実行する事業者や社内外のデータ共有先に情報が漏洩したり、悪意のある盗聴者・攻撃者やウイルスソフトによって情報が狙われたりします。EAGLYSが開発中の秘密計算技術により、通信時だけではなく解析処理中でも、データを暗号化し保護した状態で活用できるようになります。

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<秘密計算とディープラーニング等の融合>
 EAGLYSがAI事業で培ったデータ分析・AI構築ノウハウと、協業を通して得たデータ活用時の課題をもとに、データを暗号化したままデータマイニング・ディープラーニングを行える技術の開発に至りました。秘密計算とディープラーニング等の複雑処理の融合は、膨大な計算量が必要となり、この課題を解決すべくデータ処理の高速化に向けたEAGLYS独自技術の研究開発を行っています。

<今後の展開>
 EAGLYSの技術を活用することで、部門や企業、業界を越えたデータ統合と活用、クラウドでのセキュアなデータ蓄積やサービス運用ができるようになります。また、複雑なセキュリティシステム構築や監視にかかるコストや人手の削減、セキュリティポリシー運用の単純化が見込まれます。今後様々な業界・企業と連携をとり、実用的な秘密計算技術への発展を目指してまいります。

 投資家の皆さまには、これまでの実績、独自のポジショニング、これからの可能性に共感いただき出資に至りました。EAGLYSは、この度の資金調達により幅広い事業発展や、高速秘密計算をはじめとする研究開発技術の向上、それに伴う人材拡充等をさらに進め、ビジョンの実現に向けて邁進してまいります。



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<代表経歴>
今林 広樹(Imabayashi Hiroki)
早稲田大学理工学術院卒(修士)。
 早稲田大学大学院在学中に、米国シリコンバレーのスタートアップにてデータサイエンティストとして従事。企業側のデータ取扱い事情により、データ活用に制限があることに課題感を持ち、データセキュリティが次の時代の社会的課題になると直感。
 帰国後、大学院にて、データマイニングと秘密計算技術の複合領域で複数の論文執筆や国際発表を行い、本専攻賞を受賞。同時に博士課程に飛び級進学(休学中)。
 2016年、AI時代のデータセキュリティ課題を解決するため、EAGLYS株式会社を創業。2017年、大手経済新聞紙の朝刊一面にて「AIモンスター」として紹介される。



■EAGLYS 株式会社 会社概要
社名 :EAGLYS 株式会社
設立 :平成28年12月28日
事業内容:
   ・暗号技術、プライバシー保護技術の設計・開発、及び導入支援
     ・AI技術の設計・開発、及び導入支援
所在地 :東京都渋谷区代々木1-55-14内海ビル301
代表者 :代表取締役社長 今林広樹
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■引受会社
SBIインベストメント株式会社:
“新産業クリエーター”として21世紀の中核的産業の創造及び育成を担うリーディング・カンパニーになるという経営理念のもと、成長分野における有望ベンチャー企業への投資活動を行っている。2018年1月に設立した新ファンド「SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合」等を通じて、AIやブロックチェーン分野の有望なベンチャー企業に積極的に投資を行っている。

株式会社ユーザーローカル:
早稲田大学の研究からうまれた人工知能・ビッグデータ分析に特化した東証マザーズ上場の技術ベンチャー企業。「AI×データで世界を進化させる」という経営理念で事業を展開し、アクセス解析ツールやソーシャルメディア解析ツール、チャットボットなどを提供。大手企業、官公庁、国立大学など数多くの会社で同社のサービスが導入されている。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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