豪州における分散型太陽光発電事業者の買収について

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、豪州の電力事業統括会社である住友商事100パーセント子会社のSummit Southern Cross Power Holdings Pty Ltd(以下「SSCPH社」)を通じて、分散型太陽光発電システム開発・販売事業、蓄電池の施工・販売事業、電力小売事業を展開するInfinite Energy社(本社:豪州・パース、CEO:Aidan Jenkins、以下「IE社」)の株式100パーセントを2019年1月24日付で取得しました。




豪州では人口の増加や電気自動車(EV)の普及に伴い、今後も堅調な電力需要増が見込まれます。また、太陽光パネルの価格低下や連邦・州レベルでの支援政策などもあり、住宅・商業施設の屋上を利用した小規模な分散型太陽光発電事業が活発化し、一般家庭を含む最終需要家の電力小売価格低減が実現されています。特に西豪州は、人口密度の低さによる送配電コストの負担により電気代が高額である一方で、日照量が豊富なため、太陽光発電システムを導入する経済合理性が高いエリアといえます。

IE社の太陽光発電システムの販売シェアは、西豪州で第1位、豪州全体で第4位の実績を誇ります。また、販売・据え付けだけでなく、太陽光発電システムや、卸売電力市場より調達した電力を既存の送電網を利用して需要家向けに販売する電力小売事業を展開しています。IE社は高い顧客認知度・ブランド力に加えて、大手地場企業との戦略的パートナーシップを構築しており、幅広い業種との協業を通じた販売チャネルを有しています。

SSCPH社は、2009年にクイナナ(Kwinana)発電所、2013年にブルーウォーターズ(Bluewaters)発電所の事業権益を取得し、豪州における発電事業に参画しています。2つの発電所は、西豪州の電力系統において約30パーセント(約80万世帯分の必要電力)の電力供給を担っています。IE社への経営参画を通して、豪州における分散型太陽光発電・蓄電池供給事業を活用した電力小売事業のプラットフォーム構築に取り組みます。また、住友商事グループが持つ豊富なビジネスラインのノウハウやネットワークを活用し、電力と他ビジネスを掛け合わせた新ビジネス領域の創造を目指します。

住友商事は、再生可能エネルギーというクリーンな電源を活用した事業を展開することで、電力バリューチェーンにおける上流域から下流域への展開・事業拡大を行います。今後も、地域や顧客のニーズに応え、世界の電力需要に貢献してまいります。

<参考資料>
■Infinite Energy社の会社概要
会社名 : Infinite Energy Holdings Pty Ltd.
Website : www.infiniteenergy.com.au
所在地 : オーストラリア西豪州パース
事業概要 : 分散型太陽光発電システム及び蓄電池の販売事業・電力小売事業など
設立年 : 2010年


■写真 (西豪州Scarborough地区におけるIE社の太陽光発電システム供給・施工例)
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■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地球環境との共生」「地域と産業の発展への貢献」「快適で心躍る暮らしの基礎づくり」および「多様なアクセスの構築」に資する事業です。
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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