ぷらっとホーム、IoTゲートウェイの標準ソフトウェア「FW3.3」を全機種対応で提供開始

最新IoTゲートウェイソフトウェアフレームワークが全機種で利用可能に

2019年1月18日、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証二部6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム)は、IoTゲートウェイ製品シリーズ「OpenBlocks(R) IoT Family」(以下、OpenBlocks(R) IoT)の標準IoTゲートウェイソフトウェア「FW3.3」の提供を本日より開始致します。



ぷらっとホームの標準IoTゲートウェイソフトウェア「FW3.3」が同社のIoTゲートウェイ製品OpenBlocks(R) IoT全機種で利用可能となりました。新しい標準IoTゲートウェイソフトウェア「FW3.3」により、お客様は全機種で最新のIoTゲートウェイフレームワークを利用でき、パブリッククラウドやオンプレミスシステムを問わないIoTシステムの構築や、ぷらっとホームIoTセンサー・デバイス パートナープログラムを活用した充実したソリューション、また本番環境で強力な運用を支援するAirManage™ 2によるゲートウェイリモートマネジメントが利用可能となります。

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標準IoTゲートウェイソフトウェア「FW3.3」の特長

1.マルチクラウド・マルチデバイス対応
標準IoTゲートウェイソフトウェア「FW3.3」はOpenBlocks(R) IoTの共通コンセプトである、「マルチクラウド・マルチデバイス」対応をさらに強化しています。
グローバルな主要IoTクラウドサービスであるAzure、AWS、Google、IBM等のエンタープライズ向けメガクラウドサービスをサポートしているだけでなく、多様なプロトコルをサポートすることで国内の主要クラウドシステムであるToami for DOCOMO、KDDI IoTクラウドStandard等に対応可能です。また対デバイス用の各種汎用プロトコルをサポートすることにより、様々な産業において、クラウド・オンプレミスを問わず、柔軟かつ強力なIoTシステムの構築需要に対応できます。

2.メッセージハンドリングシステム PDHMS搭載
FW3.3は、柔軟で高速なデバイス/クラウド間通信をサポートするメッセージハンドリングシステムPDHMS (Plat’Home Data Handling Module System) を搭載しています。PDHMSはIoT Gateway内部のアプリケーションモジュールのプロセス間通信を高速で実現できるよう設計されたシステムで、エッジ側に様々な機能のアプリケーションモジュールの実装を可能とし、高性能なIoTエッジコンピューティングを実現します。PDHMSはマルチデバイス・マルチクラウドをサポートしており、お客様の様々なIoTシステムに柔軟に対応可能です。

3.Dockerサポート ※1
FW3.3はDockerコンテナを標準でサポートしています。エッジ・クラウドを問わずクロスプラットフォームでアプリケーションを開発、リリース、実行できるDockerをサポートすることで、運用環境全体を通じて、スケーラブルでシームレスなIoTシステムを構築・運用出来ます。

4.Microsoft Azure IoT Edge サポート ※1
FW3.3はAzure IoT Edge(GA版)を標準サポートしています。インテリジェントなIoTのエッジコンピューティング環境を実現するAzure IoT EdgeをIoTゲートウェイ側で標準サポートしたことにより、Azureのクラウドを使用した、インテリジェントなシステムをシームレスに実現可能です。
FW3.3によりMicrosoft Azureで提供される各種のインテリジェントなIoTサービス、Azure Machine Learning(AML)、Azure Stream Analytics (ASA), Azure Functions等の利用が可能となります。

5.ゲートウェイマネジメント(オンサイトでの管理)
インテリジェントエッジを実現するFW3.3は、視覚的に操作可能なWeb UIを持ちます。Web UIによりセンサー・デバイス接続、各種クラウドサービス接続などのPDHMSの設定管理、Dockerコンテナのデプロイや割り当てリソース設定、各種Edgeモジュールの導入やモニタリング・更新が行えます。

6.リモートマネジメント AirManage™ 2(遠隔による管理)
FW3.3は標準でSaaS型のIoTゲートウェイリモートマネジメントサービスAirManage™ 2※2の使用権がついています。AirManage™ 2は遠隔地からのリモートでのIoTゲートウェイの管理を可能とするSaaSであり、IoT特有の遠隔地や、物理的難接触環境におけるIoTシステムの運用を強力にサポートします。1台から数千あるいは数万台単位のゲートウェイに対してのリモート管理運用が可能です。

7.IoTセンサーデバイスパートナープログラム
IoTシステムにおいては、お客様の目的に応じた様々な「センサー」や「デバイス」が用いられますが、これらの機器は通常「IoTゲートウェイ」とよばれる中継装置を経由してIoTシステムに接続されます。近年、IoT市場の拡大により、IoT機器は飛躍的に増加していますが、システムの最も基本となる「センサー」や「デバイス」と「IoTゲートウェイ」のスムーズな接続と通信の確立なしにはIoTシステムは成立しないため、IoTシステムにおいてこうした各種デバイスとIoTゲートウェイ間のコネクティビティは重要性を増しております。本「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」はIoTシステム構築で不可欠となる「センサー」や「デバイス」と、「IoTゲートウェイ」の連携を強化することにより、IoTシステムのスムーズで安定性の高い構築を実現し、お客様への価値向上とIoT市場の拡大を目指したぷらっとホームと各参加企業の相互協力による協業プログラムです。

※1 Dockerコンテナ及びAzure IoT EdgeサポートはOpenBlocks(R) IoT VX2のみ対応しています。
※2 AirManage™ 2の仕様、ライセンスを含む詳細情報は当社AirManage™ 2のWEBページをご覧ください。


標準IoTゲートウェイソフトウェア「FW3.3」機能詳細
インテリジェントエッジを実現するPlat’Home IoT Gateway Software 「FW3.3」は、視覚的に操作可能なWEB UIからセンサー・デバイス接続、各種クラウドサービス接続、Dockerコンテナのデプロイや割り当てリソース設定、Azure IoT Edgeの導入・モニタリング・IoT Edge Runtime Module更新が行えます。また、IoTデバイスからデータ収集やクラウドとの双方向通信を実現するPlat’Home Data Handling Module System(PDHMS)とAzure IoT Edge間のダイレクトなデータ通信も可能で、データ収集機能で収集したセンシングデータをAzure IoT Edgeでデータ解析といった事もでき、インテリジェントクラウドの時代に対応した、新世代のIoTエッジコンピューティングを実現します。

IoTエッジコンピューティング機能
・PDHMS (Plat’Home Data Handling Module System)
IoT Gateway内部のアプリケーションモジュールのプロセス間通信を柔軟かつ高速で実現できるよう設計されたシステムアーキテクチャです。エッジ側に様々な機能のアプリケーションモジュールの実装を可能とし、柔軟なエッジコンピューティングを実現します。

・PD Handler BLE/UART
BLEやUART(シリアル通信等)を使ったセンサー等のIoTデバイスからデータ取得等を行うアプリケーション群です。様々な種類のIoTデバイスに標準対応しているほか、お客様自身によるLua言語※でのIoTデバイス制御アプリケーションの機能拡張に対応しています。※Lua言語:高速な動作かつ組み込みの容易さが特徴のスクリプト言語

・PD Handler Modbus Client/Server
PLC(Programmable Logic Controller)等のModbusプロトコルを使った機器を制御するアプリケーションです。

・PD Handler HVSMC
高圧スマートメーターからBルートで各種情報を収集するためのアプリケーションです。
※HVSMC=High-Voltage Smart electric energy Meter Controller:高圧スマートメーターコントローラー

・PD Repeater
双方向通信に対応したクラウドサーバーやWEBサーバーとの通信アプリケーションです。
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・PD Agent
PD Repeaterを介してクラウドからの制御メッセージを受け予め設定されたシェルスクリプト等を実行するアプリケーションです。

・PD Broker
上記アプリケーションモジュール間のプロセス間通信を複数のモジュールに分配するためのアプリケーションです。

Web UI
Web ブラウザ画面上でIoT通信機能の操作・設定をはじめ、センサーやビーコンの検索・ペアリング作業、各社クラウドサービスとの接続設定などを行える WEBベースのWeb UI を搭載しています。 IoTの本番展開の際にコマンドライン操作の知識不要で、エンジニアリングの軽減が可能です。

Dockerマネジメント 機能
アプリケーション実行環境であるDockerをサポートします。FW3.3を利用したIoTゲートウェイ上でDockerコンテナを利用でき、DockerコンテナのマネジメントもWeb UIで行えます。またDockerイメージ共有サービス「Docker Hub」で公開されているDockerイメージをデプロイする機能や、自身で構築したDockerイメージのプライベートレジストリからデプロイする機能を搭載し、様々なDockerイメージを利用できます。またDockerコンテナのデプロイや起動・停止・リソース割当などの操作もWeb UI上から操作可能です。

・Dockerイメージのデプロイ/削除
 ・Docker HubからのDockerイメージダウンロード
 ・プライベートレジストリからのDockerイメージダウンロード
・Dockerコンテナの起動/停止
 ・割当リソースの設定
 ・リソース利用状況の表示
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Azure IoT Edgeマネジメント機能
Microsoftが提供するIoTエッジコンピューティング支援ソフトウェアAzure IoT Edgeを利用でき、Azure IoT EdgeのマネジメントをWeb UI上で行えます。Azure Streaming AnalyticsやAzure Machine Learningといったデータ処理をOpenBlocks(R) IoT上で実行する事ができ、PDHMSとAzure IoT Edge間のデータ連携も可能です。例えばPD Handlerで収集したセンシングデータをAzure IoT Edgeでデータ解析といった事もでき、Azure IoT Edgeを利用したIoTエッジコンピューティングを強力に支援します。

・Azure IoT Edgeのデプロイ/削除
・Azure IoT Edgeの起動/停止
・Azure IoT Edgeランタイムの更新

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Node-RED機能
Node-RED はハードウェアデバイス /API およびオンラインサービスを接続するためのツールです。センサー等から受け取ったデータを加工・処理し、どのクラウドサービスへデータを送るか、どのようなアクションをするか等をWeb UI上から視覚的にプログラミングする事が可能で、IoT におけるエッジコンピューティングを実現する事できます。またソフトウェアベンダーやクラウドサービスベンダーから提供されるNode-RED用の追加機能(ノード)も追加することができ、さまざまなアプリケーションを容易に追加することができます。

Webカメラ連動機能
OpenBlocks(R) IoT にUSBカメラを接続し、Web UI上からカメラのストリーミング再生ができるほか、動体検知機能により検知後にイベント処理ができます。
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IoTゲートウェイ「OpenBlocks(R) IoT」
OpenBlocks(R) IoTは、「都市」「工場」「通信インフラ」「ビルディング」「ホーム」等の多数の用途に採用されており、IoTに必要となる機能をサポートした汎用IoTゲートウェイです。OpenBlocks(R)シリーズの累計10万台を超える出荷実績に裏付けされた高い信頼性をそのままに、IoTに必要とされるエッジコンピューティングの機能や、有線・無線による多様なインターフェイスを備え、さらに各種IoTクラウドシステムとの通信プロトコルを標準サポートし、お客様のIoTシステムの実現を強力に支援します。
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OpenBlocks(R) IoTの特長

・IoTゲートウェイソフトウェア 「FW3.3」を搭載
柔軟で高速なデバイス/クラウド間通信をサポートするメッセージハンドリングシステムを搭載しています。OpenBlocks(R) IoT内部のアプリケーションモジュールのプロセス間通信を柔軟かつ高速で実現できるよう設計され、エッジ側に様々な機能のアプリケーションモジュールの実装を可能とし、高性能なIoTエッジコンピューティングを実現します。また、マルチデバイス・マルチクラウドをサポートしており、お客様のさまざまなIoTシステムに対応可能です。

・小型・ファンレス・堅牢かつ多様なインターフェイスをもつ筐体
OpenBlocks(R) シリーズの基本コンセプトである超小型・超軽量サイズを踏襲し、壁面や天井などのさまざまな空間への容易な設置ができます。また、BLEやシリアルポートなどのモノとつなぐインターフェイスや、LTE/3G・BWA・Ethernetをはじめとするクラウドや上位ネットワークとの通信インターフェイスにも対応しています。

・リモート管理サービスを含むサブスクリプションが付属
OpenBlocks(R) IoTには、IoTゲートウェイリモートマネジメントサービスAirManage™ 2のサービス使用権をはじめ、Q&Aサービス、アップデートの通知サービス、ハードウェアの先出しセンドバックサービスなどが1年間付属しており、IoTシステムの長期運用をサポートします。


FW3.3対応製品について
FW3.3はOpenBlocks(R) IoT製品に対応しており、既に当製品をご利用中のお客様もFW3.3へのアップデートにより、FW3.3の最新機能を利用できます。

・FW3.3対応製品
-OpenBlocks(R) IoT VX2
-OpenBlocks(R) IoT EX1
-OpenBlocks(R) IoT BX0
-OpenBlocks(R) IoT BX1
-OpenBlocks(R) IoT BX3
-OpenBlocks(R) IoT BX5
※2019年1月末より出荷開始されるOpenBlocks(R) IoTはFW3.3が搭載された状態で納品されます。

・アップデート方法
下記URL適用手順に従いFW3.3を適用
OpenBlocks(R) IoT VX2用FW3.3のダウンロード先
リンク

OpenBlocks(R) IoT EX1/BX0/BX1/BX3/BX5用FW3.3のダウンロード先
リンク

・FW3.3へアップデートする場合の注意事項
FW2.xからのアップデートの場合、FW2.xへ戻すことはできません。
FW2.xからのアップデートの場合、データは本アップデートでは引き継がれず初期状態となります。

関連URL
OpenBlocks(R) IoT製品ラインナップ
リンク

Plat’Home IoT Gateway Software 「FW3.3」詳細
リンク

IoTゲートウェイリモートマネジメントサービス AirManage™2 詳細
リンク

ぷらっとホームについて
ぷらっとホームはマイクロサーバーの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピュータを供給してきました。手のひらサイズの超小型Linuxサーバー「OpenBlocks(R)」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、今後大きく成長すると見込まれるM2MやIoT(Internet of Things: モノのインターネット)でも大きな注目を集めています。

本発表に関するお問合せ先

報道機関からのお問合せ先:
・ぷらっとホーム株式会社 製品マーケティング部 星 賢志(ほし けんじ)
pr@plathome.co.jp
Tel 03-5213-4373 / Fax 03-3221-0882

ユーザー向けのお問合せ先:
・ぷらっとホーム株式会社 営業部 竹内 敬呂(たけうち よしろ)
sales@plathome.co.jp
Tel 03-5213-4370 / Fax 03-3221-3766

* 外観・仕様・価格等は予告なく変更する場合があります。
* ぷらっとホームおよびPlat'Homeの名称・ロゴは、日本国及びその他の国における、ぷらっとホーム株式会社の登録商標または商標です。
* その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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