「睡眠データでチームと従業員が変わる」睡眠の分析によって企業の健康経営を支援する「O:SLEEP」の株式会社O:が約2.2億円の資金調達を実施。

株式会社O: 2019年01月15日 10時58分
From PR TIMES

従業員の睡眠データを分析し、メンタル不調による休退職を削減する「O:SLEEP」の株式会社O:(オー)は、Accord Ventures 、Archetype Ventures、マネックスベンチャーズ株式会社、Draper Nexus Venture Partners(既存株主)、キリンホールディングス株式会社および個人投資家複数名等を引受先とする、第三者割当増資および助成金により、約2.2億円の資金調達を実施いたしました。



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従業員の睡眠データを分析し、メンタル不調による休退職を削減する「O:SLEEP」(リンク)の提供および研究開発を行っている株式会社O:(オー、本社:東京都目黒区、代表取締役社長:谷本潤哉、以下「O:」)は、Accord Ventures 、Archetype Ventures、マネックスベンチャーズ株式会社、Draper Nexus Venture Partners(既存株主)、キリンホールディングス株式会社および個人投資家複数名等を引受先とする、第三者割当増資および助成金※1により、約2.2億円の資金調達を実施いたしました。

※1:NEDO 平成30年度「研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援(STS)」


資金調達の背景と目的

「O:SLEEP(オースリープ)」はアプリとブラウザから成るクラウド型のサービスで、現状手を打ちたいが難しいとされる「従業員の睡眠習慣改善」を提供します。また、睡眠データを基にハイリスクな従業員を早期発見し、所属企業ではなくO:やO:と連携する組織が関与することで従業員の心理的負担を軽減し、「ネガティブな休退職」を未然に防いだり、産業医の方による面談・復職判定支援にもご活用いただく形で大手企業中心に累計約1,500人にご導入いただきました。

今回の資金調達によって、以下の分野への投資を継続してまいります。
・開発体制の増強
・会社やサービス認知度向上のため広報強化
・営業及び顧客サポート体制の質向上
・国内法人向け事業の実証実験およびサービス開発
・国内個人向けサービス開発
・蓄積した従業員の健康/生産性のデータを活用した休退職予防推定アルゴリズムの開発
・体内時計リズムを測定する腕時計型デバイスの開発

引き続き、より多くの利用事業者様が効果を実感できる企業向け睡眠支援サービスとして、さらなるサービス強化を図り、従業員の睡眠支援が当たり前となる社会を目指して邁進します。


エンジニア組織の強化
 今回の資金調達に先んじて、2018年12月より鎌野里樹(Product Owner)が当社に参画しております。鎌野は、大手ソーシャルネットワークサービスプロバイダーでのウェブサービス開発、高度なデータ分析、他にもスタートアップでのCMOとしての経験を持ち、今後の当社の成長にとって欠かせない開発陣の要となります。
 当社のコア技術となる体内時計や睡眠アルゴリズムを含めて、開発体制を強化することで、事業成長の加速と研究開発のスピードアップを図ります。


「O:SLEEP(オースリープ)」の概要 : リンク


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2018年春より企業向け睡眠支援サービス「O:SLEEP」をリリースし、大手企業中心に累計約1,500人にご導入いただきました。「O:SLEEP」は、スマートフォンのアプリケーションを用い、従業員に対し、睡眠状況の自動記録・可視化および睡眠衛生学に基づいたコーチングを行うことで、より良い睡眠習慣を提供します。同時に、企業の人事/従業員マネジメント部門に対し、従業員が所属する組織や集団別の睡眠状況や生産性(プレゼンティーズム)の状況等をダッシュボード形式で可視化することにより、従業員の健康管理や業務改革・組織改善等にご活用いただけるサービスです。
更に「特にリスクの高い個人」に対して、産業医面談を促したり、所属企業に知られることなくO:やO:の連携組織が個別で介入したりすることで、メンタル不調リスクを削減します。

大手企業の中でも、特に睡眠不足が重大事故につながる可能性が高い物流企業や、健康経営を推進し従業員の生産性を向上させたい企業などにご導入いただいております。

2018年6月より、国土交通省は重大事故の予防として、前日の睡眠時間が6時間未満だと乗務できないと省令を改めています。また、「交通事故の約2割が居眠り運転に起因する」※2という研究結果もあり、ドライバーの健康管理として物流企業にご導入いただいております。

「睡眠は独立した離職リスクである」※3、「性格傾向や適性よりも睡眠や生活習慣傾向が生産性に影響を及ぼしている」※4という研究結果もあり、睡眠は従業員の休退職や生産性に影響を及ぼしていると言えます。実際に、「O:SLEEP」をご導入いただき、従業員の睡眠習慣が安定したことによって、メンタルヘルス不調に起因する休退職者のハイリスク者を3名から1名に削減できたという事例もございます。

※2:村崎慎一(2014). 高速道路での居眠り運転防止に向けた効果的な対策に関する調査
研究(最終報告)
※3:志村哲祥(2019). 睡眠および睡眠リズムの問題は職務要因とは独立した有意な離職
リスク因子である
※4:株式会社こどもみらい(2018). -退職を就職前に予防する・生産性を生活習慣と睡眠で
向上させる- ライフスタイル・睡眠で離職リスク・プレゼンティズムリスクを算定
し、予防を促す問診票


これまでの「3ヶ月ご利用における平均的な改善結果」を各種アンケートにより計測した結果は下記となります。※今回の研究デザインは、ランダム化比較試験(RCT:Randomized Controlled Trial)ではなく、倫理申請を行っていない研究に基づくものとなります。

●プレゼンティズムロス : (導入前) -18% → (導入後)-13%
※金額換算すると「3,450万円/年」の生産性損失を抑制。

WHO(世界保健機関)が採用している「WHO-HPQ(健康と労働パフォーマンス に関する質問紙)」で計測しました。プレゼンティズムロスとは「何らかの健康問題で業務効率が落ちている状況」を示します。

●エップワース眠気尺度 : 要注意者割合 (導入前) 34人/45% → (導入後)26人/33%

医療機関で睡眠時無呼吸症候群(SAS)のチェックにも使われる、日中の眠気を測定するアンケートです。要注意者は仕事に影響が出る眠気を週2回以上感じています。


●K6 : 要注意者割合 (導入前) 7人/9% → (導入後)5人/6%

メンタルヘルス不調や不安障害の可能性が高いか判定するアンケートです。

●ストレスチェックB項目:要注意者割合 (導入前) 4人/5% → (導入後)1人/1%

厚生労働省が作成したストレスチェックの「高ストレス者選定」に関わる項目です。


株式会社O:について

「体内時計という、自分だけの時間に回帰しよう」をコンセプトに2016年12月に設立。
一日24時間という決められたサイクルではなく、個々人固有の体内時計を軸にした、
新しい生き方、働き方の社会実装を目指しています。リンク
今後は睡眠分野に限らず体内時計が関連する幅広い分野への積極的な事業展開を目指します。

昨今、企業の「働き方改革」や「健康経営」に注目が集まっていますが、O:は従業員の方々に対して睡眠の可視化・改善サービスを提供することで、従業員の健康を睡眠から支援するだけでなく、睡眠状況・生産性の低下などを可視化させることにより、メンタルヘルス上の問題の兆候を把握し、休職・退職等に至る前段階で、企業の人事・労務担当者が、組織改善や業務改革等の対策を講じることを可能にします。

●受賞歴 
経済産業省「J-startup」採択
経済産業省 & IoT推進ラボ主催 第4回課題解決型先進的IoT Lab Selectionグランプリ
第1回 未来共創イノベーションネットワーク ビジネスコンテスト 最優秀賞受賞
TECH SIRIUS 2018 グランプリ
第3回 デジタルハリウッド主催 デジタルヘルスラボコンテスト グランプリ 受賞
第6回 キャピタルメディカ ヘルスケアベンチャーフォーラム優勝(審査員 堀江貴文)
経済産業省ジャパンヘルスケアビジネスコンテスト2017 優秀賞受賞
第1回慶應大 健康医療ベンチャー大賞 ファイナリスト
第4回東京都 青山スタートアップアクセラレータープログラム 採択
キリンアクセラレータープログラム2017採択

●株式会社O:( オー ) の 概 要
商号:株式会社オー
代表者:代表取締役 Founder / CEO 谷本潤哉
会社HP:リンク
所在地:〒153-0064
東京都目黒区下目黒2-18-3目黒第1花谷ビル602
設立:2016年12月
事業内容:体内時計に関する事業


●本件に関する問い合わせ先
株式会社O:( オー )
谷本(@jyunmage)、坂東(@natssuki613)、鎌野(@saikinkaiteru)
info@o-inc.jp

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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