グリーンイノベーションに基づく開発を進める広州

The People's Government of Guangzhou Municipality 2018年12月17日 16時49分
From 共同通信PRワイヤー

グリーンイノベーションに基づく開発を進める広州

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【広州(中国)2018年12月14日新華社=共同通信JBN】中国は改革開放の40年にわたり生態環境の保護を深化させ、この間、森林被覆率が12%から21.66%にほぼ倍増した。そして、中国の生態学的進歩は国際社会に徐々に認知されてきた。12月14日、森林被覆率が68.7%の広州市従化区で第1回World Eco-Design Conference(世界エコデザイン会議)が開催された。30カ国・地域余りの参加者がエコデザインタウンの従化区に結集した。

会議では、飲める農薬、植物発酵用の光源、スマートホバーボードなどさまざまな新工業デザイン製品が初公開された。優秀な人材、専門家チーム、エコデザインの巨額資金をプールする広州の力は、競争力のあるイノベーション・起業システム形成を加速すると考えられる。

国際的エコデザイン・キャンペーンの主唱者、エコデザインの首都になることを目指している広州は会議で、「Conghua Initiative on the World Eco-design Industry Development」(世界エコデザイン産業開発の従化イニシアチブ)を発表した。このイニシアチブは、人類福祉を促進する革新的デザインを通じた抱合型グローバル経済と持続可能な成長を呼びかけている。

広州は同時に、グリーンイノベーションを奨励する行動をとっている。市は、過去40年にわたる中国の緑化に配慮した開発追求ソリューションの典型になっている。

広州市政府とスイス開発協力庁は2016年4月、中国・スイス低炭素型都市プロジェクトに関する覚書に調印した。大湾区のエコセンターである従化区でプロジェクトが着手されたことで、従化区は低炭素型産業のエコチェーンを発展させる低炭素型都市の構築でスイスから学ぶことになる。

広州はエコデザインを通じて大湾区の技術革新センターを構築する一方、世界に統合する強力なモメンタムを得ている。新エネルギー、新素材産業と新技術が急成長し、市民の環境保護意識が高まっているからである。

徹底的観察は、世界的に有名なニューヨーク、サンフランシスコ、東京のベイエリアが技術革新だけでなく、デザイン面でもグローバルセンターになっていることを示している。グローバルなエコデザインの最前線でパイオニアになろうとしている従化区は、開発加速のため広州-深セン-香港-マカオ科学技術イノベーション回廊に一層優れたリソースを引き付ける。

広州市政府のカオ・ユユエ副書記は「大湾区は確立された産業基盤、優秀な人材のプール、巨大な市場の資本と力を誇りにしている。エコデザインを促進剤にして、このエリアはより環境に優しい産業、工業化されたエコデザインのために、イノベーション駆動の強力な成長エンジンの拠点になる」と語った。

会議中、従化区政府、中国工業設計協会とスイス側の代表が中国・スイス・デザイン覚書にも調印し、Sino-Swiss Low Carbon Industrial Park(中国・スイス低炭素産業パーク)、Hong Kong-Macao Research Institute of Ecological and Industrial Design(香港・マカオ・エコロジー・工業デザイン研究所)、Bay Area Open University of Design(ベイエリア・デザイン公開大学)を共同建設する協力が明確になった。

従化区のグリーン開発は、制度や慣行を通じて高速軌道に乗せられ、エコデザインタウンであることを証明している。従化区はエコデザイン、R&D、教育を強化して全ての経済部門を結合し、新経済を成長させる特徴的なタウンを構築する。今後、インテリジェント農業、サービスロボット、スマートホバーボード、水素自動車などエコ産業の育成を目指して、100億元相当のエコデザイン産業基金が設定される。

国連工業開発機関(UNIDO)のリー・ヨン(李勇)事務局長は「従化区のエコデザインタウンは知恵、才能、革新的・創造的アイデアのプールを代表している」と語った。事務局長の見解によると、エコデザインは大きな可能性があり、成功する企業にとってブランディングとデザイニングが重要な役割を果たすことになる。それはいろいろな意味で、新エネルギー・素材産業に対する産業投資を刺激する。

12月5日、世界のエコデザイン企業計65社が従化区のエコタウンに進出する契約を結んだ。イン・ファンティアン書記兼中国工業設計協会の事務局次長は「将来、ここの産業はグリーン、スマート、創造的、リサイクル方式で進歩する」と語った。

理論から実用的成果まで、そのプロセスは広州の経済社会発展を新たな高みに引き上げた。インターネットのビッグデータ、弾力的な製造、人工知能、などの新技術を常に使用しているこの都市は、新しいプラットフォームと形態を引き出した。工業デザインの成果とグリーンイノベーションは、広州がWorld Eco-Design Conferenceの常設開催地を代表することから、市内の伝統産業をアップグレードする新鮮な刺激を与え続ける。

国連工業開発機関のアジア太平洋ディレクター、ワン・チェン氏は、中国の改革開放のパイオニアとして、広州がエコデザインを産業開発と結合して産業バリューチェーンを引き上げることにコミットしてきたと意識している。このような持続可能慣行は、アジア太平洋諸国の好例になる。

実際、エコタウンの設計と建築は数多くの低炭素・エコフレンドリー技術を採用し、荒廃した家屋、工場、学校を含む老朽化地域を効果的に再生した。

この特異な地区のデザインは、生態学的に革新かつ動的な広州のデモンストレーションである。このガーデンシティーは経済急成長を維持しながら、その環境を向上させている。昨年、危険なPM2.5微粒子のレベルを指定基準まで引き下げるうえで、中国中部都市の中で先行し、森林被覆率が42.5%に達した。

オーストラリアのケビン・ラッド元首相は「世界の主要都市として、広州はエコデザイン・コンセプトによって、大湾区内の科学技術革新を推進する基盤と能力がある」と語った。また、グリーンエコロジーの発展はトレンドで、エコロジーデザインは持続的発展にカギを握っているとも述べた。

Shenzhen Industrial Design Profession Association(深セン工業設計業協会)のフェン・チャンホン副会長は「工業デザインは中国の品質発展にとって格好の出発点、入り口になる。大湾区が建設中であり、それが支持するグリーン開発のコンセプトと工業デザインは相互に強化する」と語った。広州や深センのような革新的な都市が東莞、仏山、中山各市の製造センター、国際的大都市の香港、マカオと力を合わせることができれば、金融、技術、産業の面で大湾区の総合力は増加すると彼女は考えている。

中国工程院の元副院長で学者のパン・ユンヘ氏は「エコデザインは中国の大量の企業活動、イノベーションの中で多種多様に定義されてきた。健全で可能性のある産業エコシステムは、デザイン自身によって駆動・養成され、自然、人類、産業のバランスをとっている」と語った。

高い品質と強力な勢いのあるグリーン開発は、グリーンなライフスタイルと相まって、中国の人々にさらに受け入れられるようになった。広州の場合、今後の発展はエコロジーの進歩とイノベーション、よりよいよりグリーンの未来創出にかかっている。

ソース:The People's Government of Guangzhou Municipality

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