Qualcomm Technologiesが偽造・盗難デバイス対処のためDIRBSプラットフォームを共有
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【サンディエゴ(米カリフォルニア州)2018年11月12日PR Newswire=共同通信JBN】
*世界のモバイルエコシステムのセキュリティー強化が可能
Qualcomm Incorporated(NASDAQ:QCOM)の子会社であるQualcomm Technologies、Inc.は12日、同社のDevice Identification, Registration, and Blocking System(デバイス認証、登録、ブロックシステム、DIRBS)プラットフォームを自由にダウンロード可能なオープンソースのソフトウェアとしてシェアしたと発表した。
Qualcomm TechnologiesのDIRBSサーバーベースのソフトウェア・プラットフォームを使用することによって、その国での偽造、違法、盗難モバイルデバイスの特定が可能になる。DIRBSソフトウェア・プラットフォームは、規制機関によるデバイスの分類、通知、執行停止、ブロッキングの目的でのIMEIベースのリスト生成を支援する。パキスタンでは既にDIRBS導入に成功しており、今後数カ月で他のいくつかの市場への導入が見込まれている。
Qualcomm IncorporatedのIPR執行担当シニアディレクターであるムハンマド・ラヒール・カマル氏は「偽造デバイスは世界中で大きな問題となっており、2017年2月に発行された欧州連合知的財産庁の調査によると、正規品製造業者の売上げに毎年453億ユーロの損失を与えている。DIRBSソリューションが、自由にダウンロード可能なオープンソースソフトウェアとしてシェアされることで、モバイル業界はこの強力なテクノロジーを迅速に導入し、世界中の偽造品や関連問題に対処できるようになる」と語った。
Qualcomm Incorporatedの上級副社長でQualcomm Technology Licensingのゼネラルマネージャーであるジョン・ハン氏は「Qualcommは、規制当局の携帯対応デバイスに関するセキュリティーのニーズ対応への支援など、モバイルエコシステムの充実に取り組んでいる。DIRBSソフトウェア・プラットフォームを共有することで、規制当局の偽造、違法、盗難デバイスのまん延とのさらなる闘いを支援できることを嬉しく思う」と語った。
DIRBSサーバーベースのソフトウェア・プラットフォームは、オープンソースソフトウェアのウェブサイトGithub (リンク )がホストし、関係者なら誰でも自由にダウンロードして使用が可能だ。
▽Qualcommについて
Qualcommは、世界の接続、計算、通信の仕方を変える画期的な技術を開発している。電話のインターネットへの接続によって、モバイル革命が生まれた。今日、われわれの開発は、生活を変える製品、体験、産業の基盤となっている。世界を5Gに導く中で、この携帯電話技術における次の大きな変革は、インテリジェントで接続されたデバイスの新しい時代を拓き、コネクテッドカー、リモートによるヘルスケアサービス、およびスマートシティー、スマートホーム、ウェアラブルなどのIoTで新たな機会を可能にすると考えている。Qualcomm Incorporatedは、当社のライセンス事業、QTL、特許ポートフォリオの大部分が含まれる。Qualcomm Technologies, Inc.はQualcomm Incorporatedの子会社であり、同社の子会社と共に、当社のエンジニアリング、研究開発機能、QCT半導体事業を含むすべての製品とサービス事業を運営している。詳細は、Qualcommのウェブサイト(リンク )、OnQのブログ(リンク )、Twitter(リンク )、Facebook(リンク )ページを参照。
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John Sinnott, Investor Relations
+1-858-658-4813
ir@qualcomm.com
ソース:Qualcomm Technologies
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