11月1日(木)~11月11日(日) nihonbashi β初の制作展「未来ののれん展」が開始


若手クリエイターと日本橋をつなぎ、日本橋の未来をつくる共創プロジェクト「nihonbashi β」は2018年11月1日(木)~11月11日(日)に「nihonbashi β」初の制作展である『未来ののれん展』を開催します。
ヒト・モノ・コトが行き交う五街道の起点として栄え、江戸の情緒の残る日本橋。特にメインストリートの中央通りでは、現在も多くの店舗ののれんが軒を連ねており、“のれん”は街並みの重要な特徴のひとつです。「未来ののれん展」はその中央通りにおいて、新しい体験のある“のれん”を4種類掲出します。
約3カ月に渡り、日本橋の様々なクリエイターが日本橋の地元企業との共創を通して、柔軟な発想と最新の技術を用い、企業のアイデンティティを反映し制作しました。
また、後日選定される優秀クリエイターは、来年3月開催する日本橋 桜フェスティバルや来秋開業予定の「コレド室町テラス」と連携し、街づくりに関わる予定です。
■未来ののれん展紹介ムービー:リンク

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■「未来ののれん展」開催概要
日時 :11月1日(木)~11月11日(日)
入場料:無料
会場 :コレド室町/にんべん日本橋本店/マンダリン オリエンタル 東京/
三井ガーデンホテル日本橋プレミア
時間 :展示時間の営業時間に準じます
主催 :nihonbashi β project
協賛 :三井不動産(株)
協力 :東レ(株)・(有)中むら
HP  :リンク
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■「未来ののれん展」作品ご紹介

●のれんさま/コレド室町
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クリエイター:高橋紗登美 成田敬 深谷泰士 藤木良祐
サイズ:幅4.5m × 高さ2m
機能:
人感センサー・加速度センサーを使用し、暖簾をくぐる人・暖簾の動きを検知分析。のれんさまの声に人工音声を使用。
コンセプト:
コレド室町は、日本橋の賑わいの中心。入り口の大きな暖簾は、日本橋の街を、人を、モノを見守ってきました。その大きな暖簾が意思を持ち、来る人に語りかけます。「のれんさま」の声に耳を傾けてみてください。のれんさまの気持ち、コレド室町のこと、日本橋のこと、たくさんのお言葉をいただけます。
チームコメント:
コレド室町のこの大暖簾を活かしたアイデアを生み出すのに苦労しました。ビル風や、太陽光、人の通りなど屋外展示ならではの制約に悩み続けた制作期間でした。ですが制約に臆せず、チームで何度もプロトタイプを作り続けました。試行錯誤の末、納得のいく1つのアイデアに辿り着いたと思います。ぜひお越しください!

●響きあう、今と昔と/三井ガーデンホテル日本橋プレミア
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クリエイター:石川貴之、佐藤哲朗、鈴木和真、水野直子
サイズ:幅2.3m × 高さ2.5m
機能:
バイオメタル(形状記憶合金)を使用し、静音性の高いのれんの上下運動を実現することによって、暖簾のモアレ現象を増幅させる。
コンセプト:
再開発された、きらびやかな風景。脈々と続く老舗たち。それらが混じり合い、日本橋を形づくっています。
様々な要素が絡み合い、反響し、増幅されていく様子をモアレ(うなり現象)に見立て、変化と伝統が混ざり合う日本橋を表現しました。のれんのモアレは、あなたが通ることでさらにその表情を変えていきます。
チームコメント:
布が層になることで生み出す細かいモアレ、そして印刷された模様が生み出す、大きなモアレがこの作品の見どころです。
のれんは人工筋肉(バイオメタル)で動きを持たせており、人が通らない時でも、モアレが躍動するようになっています。

●日本橋 音ノ場/にんべん日本橋本店
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クリエイター:小田部剛、馬場隆介、水野諒大、森幸浩
サイズ:幅3.5m × 高さ1.5m
機能:
max/msp(ソフトウェア)を使用し、調理音を音楽として再構築し、超指向性スピーカーで耳元から音が聞こえるようなシステムを構築。
コンセプト:
「音」が呼び起こす、美味しそうな風景。
これまでにんべんが支えてきた、「食」の楽しさ・驚き、そして美味しさ。それらを「音」で感じられる暖簾を制作しました。
にんべん日本橋本店を"日本一お腹が空く店舗"へ店内に広がる鰹節の香りと共に、流れる音に耳を傾けた時、そこには美味しそうな食の情景が浮かび上がることでしょう。
チームコメント:
広さがとれず、多様な制限の中でデザインを求められました。これらの条件を逆手にとり、音の特性を利用することで空間の制限を乗り越え、くぐる時に料理の楽しさや驚きが伝わるのれん体験を目指しました。音を使用するにあたり、見えないものをどう体験者に届けるかという点を様々な検証を行い掘り下げていきました。とても地道な作業でしたが、音の可能性を感じ、プロダクトや空間的側面から音を扱う良い経験になったと感じています。

●マンダリン オリエンタル 東京の風/マンダリン オリエンタル 東京
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クリエイター:五十嵐優作、斧涼之介、佐藤達哉、水村真理子
サイズ:幅7m ×高さ2.7m × 奥行き2m
機能:
ファンと音を制御し、測域センサーを使用し、人の動きに合わせて暖簾が美しくなびき、移ろいゆく森の音を体験することができます。
コンセプト:
暖簾のコンセプトは「マンダリン オリエンタル 東京の風」。「風」により暖簾を美しくなびかせることで、「森と水」を表現したホテルの空間にゲストを誘う未来の暖簾が誕生します。マンダリン オリエンタル 東京らしく慎ましやかに揺れ、人の感情を動かし、記憶に残るような体験を提供します。
チームコメント:
布のレイヤードを美しく魅せるため風の制御を、工夫しました。「くぐらない」暖簾について考えることで、暖簾とは、ということを突き詰めて考えることができました。

■『nihonbashi β』とは?
○地元企業と若手クリエイターが強力タッグ 「nihonbashi β」で日本橋の未来を創る
2018年7月、歴史を持つ交流の街日本橋と若手クリエイターをつなぎ、新しい日本橋を考えるプロジェクトとして「nihonbashi β」がスタートしました。日本橋の企業・店舗・人と若手クリエイターがセミナーやワークショップといった共創活動を通して、コミュニティを組成しながら日本橋に新たな体験を生み出していくことを目標としています。「β」の文字には、前例のないチャレンジを歓迎する開かれた街でありたいという想いと、この日本橋から世界に羽ばたくクリエイターを生み出したいという希望を込めています。日本橋の企業・店舗・人と共に、今後も新しい発想で未来の日本橋の体験作りに挑みます。

■『nihonbashi β』プロジェクト関連動画
ダイジェスト:リンク
プロモーションムービー:リンク

■nihonbashi β projectメンバーコメント

朴正義 /nihonbashi β projectプロデューサー代表
(株)Bascule代表取締役
「未来ののれんをつくる」という誰も考えたことがないお題に、どんなクリエイターや企業が集まってくれるのか、どんなワークショップをすればいいのか、と期待と不安が入り混じるプロジェクトでしたが、空間デザイン、建設、大手メーカー、広告企画、ロボット開発、ソフトウェア開発…さまざまな業界の若手クリエイターと企業が一緒になって、未来ののれんづくりに取り組んでくれました。「共創」「イノベーション」という言葉はある意味バズワードになっていますが、デザインやテクノロジーといった手段だけにとらわれることなく、「日本橋だからこそ」「未来ののれんとはなんなのか」と本質に向きあって創作活動を進めてくれています。どんな体験が待っているのか、ボクも楽しみです。日本橋の未来を体験しにきてください!

坂本彩 /nihonbashi β projectプロデューサー
三井不動産(株)日本橋街づくり推進部 主事

コミュニティの深さが特徴である日本橋の街において、新たな人の繋がりを生み出し、新たな情報発信源としていきたいという想いから始まったnihonbashi β。今年度の取り組みはその初年度としてトライアル的な位置づけでもありましたが、参加いただいた企業の方・クリエイターの方ともに、非常に主体的かつ前向きに活動に取り組んでいただきました。街や会社を「自分事」にすることによって、新たな気づきも多くあったのではないかと思います。私自身も今回のプロジェクトを通し、街やブランドについての相対的な位置づけや、それを踏まえた魅力を考え直す非常によいきっかけとなりました。来年以降も様々な活動を実施していく予定ですので、少しずつこのプロジェクトに期待していただく方が増えていけばと思っています。

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