コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO(スピーディオ)「F600X1」新発売

加工能力向上と加工安定化を実現

ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎)は、加工能力の向上と加工の安定化を実現したコンパクトマシニングセンタ SPEEDIO(スピーディオ)F600X1を11月21日より発売します。



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製品名
コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO(スピーディオ) F600X1
発売日
2018年11月21日


当社は、小型CNC工作機械を1985年に発売して以来、特に金属部品加工の分野で高い支持をいただいております。
圧倒的な高生産性を追求するブラザーの30番マシンが、部品加工分野においてさらに高い地位を確立するため、「切削性能」、「切削補助性能・準備動作」、「信頼性」に焦点をあてたマシンとしてF600X1をSPEEDIOのラインアップに追加します。
F600X1は、機械構造の抜本的見直しと要素部品の最適化により機械剛性を高めるとともに、解析に基づく振動抑制構造により、低速から高速まで主軸回転数の広い範囲において安定した加工が行えます。これにより、自動車、二輪車、一般機械などの幅広い量産部品加工において、生産効率の向上を実現します。

■ 製品特長
【切削性能の向上】 高剛性機械構造と振動抑制による加工能力の向上
従来の機種では、切削時間を短縮するため、すでに加工で使用している工具の切り込み量や移動速度などを上げると、機械が細かく振動する「びびり」が発生し、工具寿命に影響することがありました。
このたび、構造解析に基づいた、振動を抑制する機械構造の構築により、主軸回転数の広い範囲にわたり安定した加工を実現しました。また、最適な加工条件を容易に設定でき、高い加工能力と安定した加工を可能にしました。
すでに30番マシンを保有しているユーザーにとっても、もう少し加工条件を上げたい、加工条件を変化させてもびびらない加工がしたい、などの要望に応えるマシンです。


【切削補助性能・準備動作の向上】 テーブル最大積載質量500kgにより多様な治具の搭載が可能
工具交換などの非切削時間を短縮するため、主軸モーターに低慣性モーター*1を採用し主軸の加減速の時間を短縮させています。これ以外にも、工具交換動作の最適化や移動ブロック間のつなぎの改善を行いました。
他にも、従来のテーブル移動機はX軸とY軸で加工テーブルを駆動していましたが、F600X1ではテーブルの駆動をY軸のみとすることで、テーブル機構の軽量化を行っています。生産性を高めるだけでなく、最大積載質量も500kgに増加しました。


【信頼性の向上】 切粉排出性向上のための各種対応により信頼性が向上
切粉の排出性を高めるため、X軸、Y軸おのおのに切粉が流れやすい山形テレスコカバー*2を採用するとともに、チップシャワーのポンプを2基設置し吐出量を増加させています。また、従来機種において課題のあった重量のある切粉や長い切粉の機外への排出対策として、コイルコンベアとチップコンベアを使用することで効率的な切粉処理が可能となりました。
工具交換動作の前後で主軸に工具が正常に取り付けられているかどうかをチェックするATC監視機能を追加しました。また、装着時、工具がずれるなどマガジンに正しくセットされていなかった場合も監視機能により、機械を停止させることが可能です。




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*1 モーター自身の慣性を極力小さくしたモーターで、俊敏にモーターの起動/停止が行える
*2 テーブルを移動させる摺動面を、切削油や切粉から保護するためのカバー


<お客様 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 産業機器営業部  子安
TEL:0566-95-0075  FAX:0566-25-3721

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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