マリの結合双生児がカタールのシドラ・メディスンで新たな命を吹き込まれる

シドラ・メディスン(Sidra Medicine) 2018年10月11日 10時43分
From 共同通信PRワイヤー

マリの結合双生児がカタールのシドラ・メディスンで新たな命を吹き込まれる

AsiaNet 75670

ドーハ(カタール)、2018年10月10日/PRニュースワイヤー/ --

カタール初の女性・子供専門病院であるシドラ・メディスン(Sidra Medicine:リンク )の医師団は、国内で初めて結合双生児の分離に成功しました。この手術は、以前なら地域で複雑な小児科疾患の有効な治療や介護の選択肢が限られていた患者にとっての新たな選択肢となります。

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双生児は肝臓と胸骨下部が結合しており、それぞれの子の肝臓がもう一方を犠牲にすることなく完全に機能を果たす必要があるため、最も危険なタイプの結合だと考えられていました。世界的に見て、結合双生児は約20万に1組の確率で生まれます。腹部と肝臓が結合している臍帯結合体双生児は、分離が最も難しい種類です。

小児外科部長のマンスール・アリ(Mansour Ali)博士と一般小児科・胸部手術部長のアブダラ・ザルーグ(Abdalla Zarroug)博士が指揮する10人の外科医と麻酔科医のチームによる9時間の手術で、生後4か月の双子の男児が分離されました。

「もっとも複雑な手術の一つである結合双生児の分離に成功したことで、開設わずか1年の病院の我が多専門的チームの力量を示すことができるのを誇りに思います。今回の手術は、病院とカタールの医療の双方にとって画期的な出来事です」とマンスール博士。

分離から10日も経たないものの、ハマドとタミムは回復しつつあり、通常の独立した生活が見込まれています。

「術前計画と手術を支援する最新テクノロジーの利用と相まって、私たちには世界で一流の一般および胸部手術、泌尿器学、頭蓋顔面、形成、麻酔学、ロボット外科手術の小児科スペシャリストがいるという強みがあります。この地域にこれまでなかった小児外科サービスを提供する資源を使用できるから、私たちはここにいるのです」と、ザグルーグ博士は語りました。

手術は、危険を最小限にとどめ患者の転帰を改善するため、150人以上の医療・支援スタッフが揃って30時間を超えるシミュレーションを行い、数か月間にわたって計画とリハーサルが行われました。シドラ・メディスンの最先端の積層造形技術が、術前計画支援のための男児たちの腹部と肝臓のモデル作成に役立ちました。

父親は、「手術の世界的な選択肢を探っていて、シドラ・メディスンを見つけました。息子たちの命を救うためのカタール政府、ハマド・メディカル・コーポレーション(Hamad Medical Corporation)、シドラ・メディスンのご尽力に非常に感謝しています」と話しています。

Farhana Habib
広報
固定電話: +974-4404-2176
携帯電話: +974-7478-4648
fcoelho@sidra.org

     (写真: リンク )

ソース: シドラ・メディスン(Sidra Medicine)

(日本語リリース:クライアント提供)

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