産業用制御システムに最適化したサイバーセキュリティサービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity」の最新版を提供開始

株式会社カスペルスキー 2018年10月02日 14時40分
From PR TIMES

~新たにオムロンほか複数のICSプロトコルのサポートを拡充し、PLCなど制御製品のネットワーク監視を強化~

2016年6月に日本市場で販売を開始して以来、KICSはいくつかのパイロットプロジェクトを経て、市場で求められる複数のプロトコルをサポートしてきました。KICS2.7では、新たにオムロンのFINSを含む20余りのプロトコルをサポートし、適用できる制御システムが増え導入しやすくなりました。



情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川合林太郎)は、産業用制御システム向けの包括的なサイバーセキュリティサービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity(以下KICS、キックス)」に含まれる「KICS for Networks」の最新版(バージョン2.7)を、10月3日より提供を開始※1します。法人を対象にパートナー企業経由で販売します。

KICSは、産業用制御ネットワークおよびネットワークに接続されたPLC(Programmable Logic Controller)やSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)などを監視することで産業用制御システムの保護を目的とする、ソフトウェアとサービスを含む製品です。ソフトウェアは、ネットワーク上の通信を監視する「KICS for Networks」とエンドポイントを監視する「KICS for Nodes」で構成されています。ITシステムとは異なる産業用制御システムの制約や運用ポリシーを踏まえ、既存の制御プロセスを変更することなく最適なサイバーセキュリティ対策の導入を支援します。

2016年6月に日本市場で販売を開始して以来、いくつかのパイロットプロジェクトを経て、市場で求められる機能として三菱電機のMC Protocolをバージョン2.0からサポートしてきました。KICS2.7では、新たにオムロンのFINSを含む20余りのプロトコルをサポートします。これにより、適用できる制御システムが増えることになり、導入しやすくなります。また、利用ライセンス構成を変更し、それに合わせた価格体系も変更※1 しました。

今後も市場のニーズに対応しつつ、重要インフラやプラント、工場など、各種制御システムネットワークの監視能力向上を支援してまいります。

■ サポートプロトコル一覧
ABB SPA-Bus、Allen-Bradley EtherNet/IP、CODESYS V3 Gateway、DNP3、Emerson DeltaV、FTP、 General Electric SRTP、IEC 60870-5-104、IEC 61850: GOOSE, MMS (including MMS Reports), Sampled Values、Mitsubishi MC Protocol、Modbus TCP、OMRON FINS、OPC UA Binary、Relematika BDUBus、Siemens Industrial Ethernet、Siemens S7comm, S7comm-plus、Modification of the MMS protocol for ABB AC 800M devices、Modification of the Modbus TCP protocol for EKRA 243 devices、Protocol of devices with Siemens DIGSI 4 system software

■ 参考情報
Kaspersky Industrial CyberSecurity(KICS)が提供するソフトウェアとサービス
・ソフトウェア
KICS for Networks:SCADA/PLC製品のプロトコルをサポートし、プロセスデータの異常や不正な制御コマンドを含むさまざまな制御ネットワーク内の異常検知と通知、不正なネットワークアクセスの防止、PLCの異常検知や制御ソフトの改ざん防止などの機能を提供します。また、これらのログを保存します。
KICS for Nodes:SCADA製品との連携、アプリケーション、外部機器、PLCなどのホワイト/ブラックリストによるアクセス管理、SIEM製品(IBM, HP, Splunkなど)との統合機能などにより、SCADA製品の脆弱性評価機能やエンドポイント保護を提供します。機械学習を利用した検知モジュールをオプションとして用意しており、エンドポイントセンサーから収集した情報に基づいて平常時のプロセスを継続的に学習し、不審な振る舞いがあった場合は学習結果と比較してインシデントかどうかを判定します。
・サービス
社員やベンダー向けの対サイバー攻撃演習「Kaspersky Interactive Protection Simulation」や、アセスメントサービスを通じて適切なアプリケーションやサービスを組み合わせて導入いただくことで、個々の工場や生産ラインの特性に合わせたセキュリティ保護対策の実現が可能となります。また、Kaspersky Labの高度なセキュリティインテリジェンス、ノウハウおよびスキルを提供するサービス「Kaspersky Security Intelligence Services」により、ネットワークや端末へのサイバー攻撃の予兆を早期に発見し、ビジネスへの影響を最小化することができます。

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記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

※1 提供価格とライセンス構成
KICSは、上述の「KICS for Networks」と「KICS for Nodes」で構成されています。価格はKICS for Networks 2.7 のサーバー版年間ライセンスが930万円(税別)から、センサー版年間ライセンスが133万円(税別)からです。詳細はお問い合わせください。(jp-sis@kaspersky.com)

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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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