IAST、RASPに対応した、米国Contrast社の脆弱性検査製品を販売開始

「DevSecOps」に対応、高速アプリケーション開発がより効率的に

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下「NRIセキュア」)および株式会社ユービーセキュア(以下「UBSecure」)は、米国Contrast Security, Inc.(以下「Contrast社」)のセキュリティ脆弱性検査製品「Contrast Assess」(IAST※1対応)と「Contrast Protect」(RASP※2対応)を、本日から販売します。

企業のデジタル化を推進する動きにあわせ、開発(Development) と運用(Operations)を密接に連携させ、迅速かつ頻繁にソフトウェアを開発する手法「DevOps」に、セキュリティを融合させた「DevSecOps」の重要性が高まっています。

NRIセキュアとUBSecureは、DevSecOpsを効果的に実現することができるソリューションとして、ウェブアプリケーションの脆弱性診断を行う検査ツール「Vulnerability EXplorer(Vex)※3」(DAST※4対応)を、2007年より提供してきました。このたび販売開始するContrast社の製品を「Vex」と組み合わせることで、アジャイル開発やアプリケーションの高速開発における脆弱性チェックの効率性を飛躍的に向上させることができます。

今回販売を開始する、2つのContrast社製品の特長は以下のとおりです。
Contrast Assess

ソフトウェアの脆弱性検査を行うセキュリティ・テスト・ソリューションで、IASTと呼ばれる脆弱性検査機能を提供します。アプリケーションサーバに検査用のエージェントを組み込み、アプリケーションの挙動を監視しながら脆弱性の検出を行います。スキャンという概念がなく、アプリケーションを操作していく中で検出が始まるため、自動化されたその他のテストと組み合わせることで、継続的な脆弱性検査が可能となります。また、アプリケーションで利用しているOSSなど、サードパーティーコンポーネントの種類やバージョンを識別でき、脆弱性情報データベースと組み合わせることで、利用中のコンポーネントの既知の脆弱性を自動的に検出することが可能です。

APIが提供されているため、検出した脆弱性をSlack、JIRA等の開発ツールを利用して、通知することができます。
Contrast Protect

稼働中のウェブアプリケーションへの攻撃をリアルタイムに検知し、自己防御を行うランタイム・ソリューションです。アプリケーションサーバにて監視用エージェントを稼働させ、アプリケーションレベルで不正アクセスをブロックします。ライブラリやサーバソフトウェアの脆弱性に対して、パッチを当てる前に自動的にアプリケーションの保護を行うことができます。

製品および年間利用料等の詳細については、下記のWebサイトをご参照ください。

リンク

NRIセキュアは今後も、企業・組織の情報セキュリティ対策を支援するさまざまな製品・サービスを提供し、グローバルな規模で安全な情報システム環境と社会の実現に貢献していきます。

用語解説

※1 IAST(Interactive Application Security Testing):

 アプリケーションと一体的に稼働させ、実行環境を監視しながら脆弱性の検出を行う検査手法。

※2 RASP(Runtime Application Security Protection):

 アプリケーションと一体的に稼働させ、アプリケーションレベルで異常を検出し、防御を行う。

※3 「Vulnerability Explorer(Vex)」の詳細については、下記のWebサイトをご参照ください。

 リンク

※4 DAST(Dynamic Application Security Testing):

 稼働しているアプリケーションに対して、疑似的な攻撃(検査)リクエストを送信し、アプリケーションの挙動の変化から脆弱性があるかどうかを判定する検査手法。

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