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大東文化大学が『「書道」が人体に及ぼす影響』について実験・検証を実施 -- 人間の内面を''見える化''することを目指す「超領域研究」の試み

大東文化大学 2018年07月05日 08時05分
From Digital PR Platform




大東文化大学は6月20日、「書道」が人体に及ぼす影響についてモーションセンサーを使用して実験および検証を実施。その結果、被験者の書道経験によって筆の動きが異なり、上級者ほど筆が縦方向に大きな抑揚をつけて動くことが判明した。同大は引き続き、「書道」の科学的実験データの収集と分析、研究を行っていく。




 大東文化大学は日本で初めて書道に特化した「書道学科」と「大学院書道学専攻」を設置したほか、日本で唯一の書道専門の研究機関である「書道研究所」を有しており、多くの書家や書道教員が所属。日本をはじめ世界各地で活躍している。

 2023年に創立百周年を迎える同大では、現在、最も大きな特色の一つである「漢学・書道」を活かした研究を計画しており、今年度から全学研究推進委員会が発足。「漢学・書道の学際的研究拠点の形成による『東洋人の''道''』研究教育の推進」を大学ブランド化事業として進めている。''道''とは、東洋における人間性(ヒューマニティー)といえるもので、「書道」は書を通じて「人として踏み行う道」を表現する伝統的な芸術文化である。

 このたび同事業の一つ、「書道の科学」プロジェクトチームは、人間の内面である精神面を科学でデータ化することを目指す「超領域研究」の試みとして、モーションキャプチャ、モーションセンサーとフォースプレート(床反力計)の3つの計測機器を使用した実験を実施。揮毫(毛筆で書くこと)が人体にどのような影響を及ぼすのかを科学的に検証することとした。
 被験者は、「書道は小学校以来」という同大大学院スポーツ・健康科学研究科の院生(初心者)と文学部書道学科の学生(中級者)、書家としても活動する河内利治副学長(上級者)の3名。初心者から順番に5枚ずつ「道」という字を書き、各種機器で動きや心拍等を計測した。
 その結果、被験者の経験値ごとに筆の動きが異なり、特に筆の縦方向での動きの違いが顕著であることが分かった。初心者は筆の縦方向への抑揚が少ないのに対し、中級者は縦方向への抑揚がはっきり計測された。さらに上級者は縦方向への抑揚に加え、動きが細かいことが判明した。

 同大では引き続き、今回の実験を細かく分析するとともに、「書道」の科学的実験データの収集と研究を行っていく。また本研究のほかにも、経営学の観点から見た東洋思想に基づく経営・企業倫理などの超領域研究を計画している。

■「書道の科学」プロジェクトチームの目的
 書道の「芸道」としての技芸・技能に着目。AI(人工知能)では解明し得ない精神的・感性的な面を、運動学・生理学などの観点から科学的な分析・考察を行い、主として書道を専門としない小学校・中学校教員に対して、書道教育指導方法の普及に寄与することを目的とする。
 今回はそのキックオフとして、書道に義務教育で触れた程度の初心者、書道を大学まで継続的に学んだ学生、書道教育を本職とする書家の3名の揮毫中の動きや拍動数の測定を行った。
<研究チーム>
・河内 利治(書道学科教授・書学研究/美学芸術学)
・川本 竜史(スポーツ科学科教授・スポーツバイオメカニクス:動作解析)
・宮城 修(スポーツ科学科教授・スポーツ生理学)
・田中 博史(スポーツ科学科教授・スポーツ心理学)
・高橋 進(学務局長・健康科学科教授・体育科教科教育)
・高橋 将(スポーツ科学科講師・講師アスレチックコンディショニング、アスレチックトレーニング論)※高は「はしごだか」

▼本件に関する問い合わせ先
大東文化大学 学務部
TEL:03-5399-7333
メール:gakumu@jm.daito.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク

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