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日本人医師チームの研究がUpToDateの使用による誤診の大幅な減少を顕在化

株式会社ウォルターズ・クルワー・ヘルス・ジャパン 2018年04月11日 15時20分
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2018年4月11日 ― ウォルターズ・クルワー・ヘルスは、『International Journal of Medical Informatics』誌に掲載された日本人医師3名による研究「臨床知識支援システムが日本の外来における誤診の減少に与える効果:後向き研究」[*1]によって、臨床意思決定支援リソース「UpToDate」(アップ・トゥ・デート)の使用と誤診の減少に有意性があることが明らかにされたと発表しました。UpToDateを使用および未使用の医師群を対照比較した誤診率(2%:24%)によって、使用した医師群のほうが有意に低いことから、著者は「UpToDateの使用は誤診の減少に有意に関連していた」と結論づけています。

今回新たに報告された本研究によって、ウォルターズ・クルワーの意思決定支援リソースが、患者ケアのばらつき減少、患者の安全性の向上、臨床的有用性の向上に影響していることが顕在化されました。ジョンズ・ホプキンス・メディスンの研究者が2016年、医療過誤が米国における死亡原因の第3位を占める[*2]と推定した後に行われたこの研究は、志水太郎医師、根本隆章医師、徳田安春医師のチームが、コンピューターを使用したシステムが誤診の回避と減少に役立つかどうかを検証するために、東京にあるJCHO東京城東病院の外来で実施されました。

「コンピューターを使用した臨床知識システムは、その仕組みに対する信頼の欠如や不正確なのではないかという懸念があり、十分に活用されていない可能性があります」と、獨協医科大学総合診療科 総合診療科教育センター 診療部長・センター長の志水太郎医師は述べられています。加えて、「しかし、我々の調査が、この懸念が事実ではないことを示しています。UpToDateは臨床的有用性を高め、十分な情報を得た上で自信を持って診断を下せるように医師を導くことで、地域社会への貢献を深められると確信しています」とも言われています。

ウォルターズ・クルワーのクリニカル・エフェクティブネス最高医療責任者のピーター・ボニスは、「誤診は日常的に起こっています。最大10件に1件の診断が間違っており、最大3人に1人の患者が誤診を受けた経験があります」と述べています。さらに、「誤診は、米国における医療過誤訴訟の大部分を占め、損害賠償額ではトップになっています。今回発表された研究は、臨床医の診断プロセスにUpToDateのようなナレッジリソースが大きな違いをもたらす可能性があることを実証しています」と続けています。

[*1] 研究論文:「Effectiveness of a clinical knowledge support system for reducing diagnostic errors in outpatient care in Japan: A retrospective study」(臨床知識支援システムが日本の外来における誤診の減少に与える効果:後向き研究)
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[*2] Makary Martin A, Daniel Michael. Medical error—the third leading cause of death in the
US BMJ 2016; 353:i2139
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