VMware、クラウド サービスのポートフォリオを拡充し、マルチ クラウドの活用を促進/簡素化


VMware Cloud(TM)によって一貫したインフラと運用を提供し、クラウドからコア、エッジに至るまでの統合環境を実現

*本内容は、2018年3月7日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。

VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、クラウド サービスのポートフォリオのさらなる拡充を発表しました。これにより、複数のクラウドを管理する際の複雑性やリスクを軽減しながら、データセンタからクラウドに至るまで、顧客がIT運用の一貫性を確保できるよう支援します。

多くの企業がクラウド コンピューティングの利用を拡大し、複数のクラウド プロバイダを活用するなか、多様なインフラ、管理ツール、プロセスに起因する複雑化とリスクに直面しています。ヴイエムウェアの調査では、クラウドを利用する約2/3の業界で、オンプレミスのデータセンタに加えて2つ以上のクラウド サービス プロバイダを活用するようになると予測されています。(出典:VMware Cloud Market Study、2018年1月)

VMware Cloud Services™は、あらゆるクラウド環境を活用できる柔軟性に加え、クラウドの管理と安全性のための一貫した運用性を提供できるよう、独自設計されています。ヴイエムウェアでは継続的にクラウド サービス ポートフォリオを拡充しており、あらゆるクラウドに可視化、運用、自動化、セキュリティ、ガバナンスの機能を提供します。

VMware Cloud Servicesポートフォリオの拡充
さらに拡充されたVMware Cloud Servicesポートフォリオの活用によって、企業は複雑性とリスクを増やすことなく、これまで以上に自由に自社のビジネスに最適なクラウド環境を活用することができます。データセンタからクラウドに至るまで一貫した運用が可能になることで、クラウドの利用状況に関するエンドツーエンドの可視性、インフラ コスト、ネットワークのパフォーマンス、アプリケーションの詳細な監視や分析、そして強化されたセキュリティなどを、パブリック クラウドとオンプレミス環境の全体で包括的に可視化できるようになります。

本日、ヴイエムウェアが発表した内容は以下の通りです。

プライベート クラウド向けの新しいVMware Hybrid Cloud Extensionサービス:SaaSのサービスとして、異なるVMware vSphere(R)バージョン、オンプレミス環境、クラウド環境の間でのアプリケーションのモビリティとインフラのハイブリッドな活用が可能になります。先般発表されたIBM CloudとVMware Cloud(R) on AWS向けのHybrid Cloud Extensionサービスは現在すでに利用可能となっており、今回新たにユーザ自身が管理する企業のプライベート データセンタ向けのサービスが加わります。Hybrid Cloud Extensionサービスが提供する運用サポートにより、複数地域に存在するプライベート データセンタ間で大規模なワークロードの移行が可能になります。これにより、アプリケーションを無停止、または計画された極めて短い停止時間のみで、異種混在のVMware vSphere環境にわたって、安全に移行を行うことができます。クラウド間でのワークロード移行はプラットフォームの再構築、再テスト、クラウド ツールの変更を必要とせず簡単に行うことができるほか、ビジネスの継続性、アプリケーションの稼動時間、ネットワークのアーキテクチャとパフォーマンスもすべて維持されます。Hybrid Cloud ExtensionがIBM CloudとVMware Cloud on AWSの両方で利用できるようになったことで、キャパシティの拡張や他地域への展開など、必要に応じてVMwareベースの環境をパブリック クラウドへと拡張することもできます。




Wavefront(R) by VMware(R)の強化:SaaSベースで高い拡張性を備えたメトリクス監視/分析サービスのプラットフォームとして、新たにクラウド ネイティブ アプリケーション、エンタープライズ アプリケーション、さらにAWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azure上で稼働するワークロード、そして今回新たに加わったVMware Cloud on AWSなどパブリック/プライベート クラウドのインフラに対応しました。さらに、VMwareはこれまでにも統合されていたAWS Lambda、Kafka、Dockerに加え、今回新たにGCP、Chef、GitHub、Spark、Nginx+、Mesosなど45もの機能をWavefrontに統合しました。これにより、Wavefrontが対応する統合/可視化/監視のための情報セットがさらに拡大し、アプリケーションの最適化と動的なアプリケーションに関する使いやすいレポート機能やダッシュボードが利用可能となります。Wavefrontは現在、Pivotal Container Service(PKS)のKubernetes、Pivotal Cloud Foundry(PCF)などのアプリケーション プラットフォーム サービスとVMwareベースのプライベート クラウド上で稼働するエンタープライズ アプリケーションに対応しています。さらにWavefrontとVMware vRealize(R) Operations™の統合により、Wavefrontの迅速な導入、エージェントのライフサイクル管理/制御、インフラとその上で稼動するアプリケーションの可視化が可能になるため、業務部門やアプリケーション所有者とIT部門の連携を強化できます。Wavefrontは、www.wavefront.com/sign-upで無償トライアルをお試しいただけます。




新たに提供されるVMware Log Intelligenceサービス:VMware Cloud Servicesの新たなサービスとして、VMware Log Intelligenceがリリースされます。Log IntelligenceはVMwareベースのデータセンタとVMware Cloud on AWSの運用状況についてのより優れたインサイトを提供します。これにより、VMware Cloud on AWSなどの複数のクラウドにわたって迅速なトラブルシューティングと一元的なログ管理が可能になります。VMware Log Intelligenceは機械学習アルゴリズムやリアルタイムのログ分析機能を利用して、データセンタとクラウド環境で発生する異常を継続的にスキャンするとともに、高度なログ検索や機能が充実したダッシュボードを提供します。これにより、IT部門によるアプリケーションの振る舞いとインフラ基盤の健全性を統合的に可視化します。




VMware Cost Insight™の強化: AWS、Microsoft Azure、VMwareプライベート クラウド データセンタに対応したVMware Cost Insightでは、今回新たにVMware Cloud on AWSへのワークロード移行に対する詳細な評価と、プライベート/パブリック クラウドでアプリケーションを実行するためのキャパシティとコストを計算する機能を提供します。また、VMware Cost InsightとVMware Network Insight™の統合により、実際の移行コストをより詳細に算出できるようになるため、IT部門は移行後のネットワーク容量、ストレージIOPSの見積もりを含め、アプリケーション全体のコストをより正確に把握できます。また、コスト管理と予算の有効活用に役立つコストしきい値設定機能など、コスト削減に関する一連のレコメンデーション、アラート、レポートの機能も提供します。



VMware Cloud Provider™による価値提供と差別化を支援
VMware Certified Reference Designを活用したVMware Cloud Provider Platformは、VMware環境でマルチテナント、セルフサービス、拡張可能なフレームワーク、測定など、クラウドに不可欠な機能を提供する際に必須のVMware製品についてテスト、検証、優れた拡張性を兼ね備えています。これにより、クラウド プロバイダはより差別化されたサービスを販売できるようになります。また、最新のVMware vCloud Director(R) 9.1を活用することで、クラウド プロバイダは自社のサービスとカスタム ワークフローやユーザ インターフェイス(UI)を統合して、新たな収益化のチャンスを創出できます。さらに、シンプルなユーザ体験を提供するマルチサイト ビューとポータルの強化によって管理を簡素化できると同時に運用の可視性を向上できます。そして、新たなプログラム可能なインターフェイスと“サービスとしてのKubernetes”を開発者に開放することで、DevOps向けに新しいワークロードを取得できます。

パートナは、Certified Reference Designの導入を通じて、VMware Cloud Verified認証を取得できます。VMware Cloud Verified認証は、マルチ クラウド/マルチ デバイス環境にアプリケーション ポートフォリオを拡張し、イノベーションの加速、効率性の向上、顧客のコスト低減を図り、ビジネス成長を加速させることができるクラウド プロバイダを識別するための認証です。この認証により、クラウド プロバイダは包括的かつ高度なVMwareテクノロジを採用していることを顧客に示し、クラウド間の相互運用とビジネス メリットの最大化を実現します。

新たな機能とパートナ プログラムを備えたVMware Cloud on AWSを欧州でリリース
VMwareは本日、AWSの欧州リージョン(ロンドン)におけるVMware Cloud on AWSの提供開始を発表しました。この発表により、ヨーロッパ域内の企業や多国籍企業が利用できるようになったことで、VMware Cloud on AWSの世界展開を開始することになりました。また、より高い水準のインフラの可用性、ストレージ効率の向上、VMware Cloud Servicesとの連携といった新機能の提供により、顧客のクラウド移行を加速するとともに、ハイブリッド クラウド導入を簡素化します。さらに、VMware Partner Networkの強化によりシステム インテグレーター、システム アウトソーサー(SISO)パートナ、マネージド サービス プロバイダ、ソリューション プロバイダがVMware Cloud on AWSでハイブリッド クラウド ビジネスを成長させられるよう支援します。


VMware Inc. 製品/クラウド サービス担当 最高執行責任者 (COO) ラグー・ラグラム(Raghu Raghuram)コメント:
「複雑化した新規/既存のアプリケーション群に対応したいというニーズの高まりとともにクラウドの導入が加速すると同時に、それらのアプリケーションを引き続き利用したいというニーズもクラウドに関する意思決定を加速させています。かつてないほどの柔軟性を備えるVMware Cloudを活用することで、あらゆる種類のアプリケーションを開発し、それらをあらゆるクラウドに展開し、そしてあらゆるデバイスで利用できるようになります。また同時に、複数クラウド間で一貫したインフラを活用し、一貫した運用を実現できます」


ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのコンピュート、クラウド、モビリティ、ネットワーク、セキュリティの各製品は、世界中で7万5,000社のパートナ エコシステムを通じて50万以上の顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤を提供しています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なイノベーションの歴史は今年20周年を迎えます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMware Cloud、Hybrid Cloud Extension、vSphere、Wavefront、vRealize、vRealize Operations、Log Intelligence、Cost Insight、Network Insight、VMware Cloud Provider、vCloud、vCloud Director、Cloud Verifiedは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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