2018年1月のウイルスレビュー

2018年は、トロイの木馬が埋め込まれた複数のAndroid向けゲームのGoogle Play上での検出によって幕を開けました。このトロイの木馬は感染させたデバイス上に悪意のあるモジュールをダウンロードし、起動させます。また、Windowsサーバーを感染させる複数のマイニング型トロイの木馬について、ウイルスアナリストによる調査が行われました。これらはすべてCleverence Mobile SMARTS Serverソフトウェアの脆弱性を利用するものでした。

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1月の脅威

Cleverence Mobile SMARTS Serverは、店舗や倉庫、様々な施設や生産を自動化するためのアプリケーション群です。Doctor Webのアナリストは、遡ること2017年7月にこれらプログラムに含まれるゼロデイ脆弱性を発見し、ソフトウェアデベロッパーに報告を行いました。製品に対するセキュリティアップデートが直ちにリリースされましたが、すべてのサーバー管理者がそれをインストールしたわけではなく、その機に乗じてサイバー犯罪者は脆弱なサーバーに対するハッキングを続けました。サイバー犯罪者はそのようなサーバーに対して特別なリクエストを送信し、その結果、このリクエストに含まれているコマンドが実行されます。このコマンドを使用することで、サイバー犯罪者は管理者権限を持った新規ユーザーをシステム内で作成し、このユーザーアカウントを使用してRDPプロトコル経由でサーバーに不正アクセスします。また、Process Hackerツールを使用して、サーバー上で動作しているアンチウイルスのプロセスをシャットダウンさせるケースも確認されています。アクセスを取得したサイバー犯罪者によって、システムにマイニング型トロイの木馬がインストールされます。

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