■音楽映像をめぐるシンポジウム■日本ポビュラー音楽学会(JASPM)第29回大会開催 -- 関西大学

関西大学 2017年11月29日 14時05分 [ 関西大学のプレスリリース一覧 ]
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関西大学千里山キャンパスで12月2日(土)・3日(日)、ポビュラー音楽学会の年次大会「日本ポビュラー音楽学会(JASPM)第29回大会」を開催します。大会( リンク )は、2日(土)午後に個人研究報告が行われ、3日(日)午前に3つのワークショップ「〈名古屋=西海岸〉というファンタジーーーセンチメンタル・シティ・ロマンスをめぐる都市文化/地域文化」「戦後日本の音楽空間についての文化研究」「ポピュラー音楽と劇音楽」、午後にシンポジウム「音楽映像をどう捉えるかーー1970年代以降のポピュラー音楽史のために」が開催されます。




<日本ポピュラー音楽学会とは>
日本ポピュラー音楽学会( リンク )は、1990年に設立された、現在330人の会員を擁する学術団体です。大学に所属する研究者だけでなく、音楽業界関係者も参加し、広い意味でのポピュラー音楽に学際的にアプローチする学会です。活発な学会活動をベースに会員からは毎年さまざまな研究成果が出ています。


< 関西大学社会学部創設50周年記念事業>
「音楽映像をどう捉えるかーー1970年代以降のポピュラー音楽史のために」
1970年代、80年代は、テレビがポピュラー音楽にもっとも影響を与えていた時期であるにもかかわらず、これまで十分な研究がなされてきたとはいえません。本シンポジウムは、そうした認識の上に立ち、1970年代・80年代のテレビと音楽の関係史をどのように見ていったよいかを議論します。
まず、1970年代当時、キー局のテレビ番組にほとんど出演することのなかったフォーク、ロック、ニューミュージック系のミュージシャンたちが出演したテレビ神奈川の音楽番組をめぐって、テレビ神奈川に制作に携わっていた元プロデューサー、住友利行さんに当時のお話を伺います。アイドルなどキー局側の音楽文化に詳しい稲増龍夫さんのお話と照合することにより、当時のテレビとポピュラー音楽の関係を俯瞰します。
続いて、演歌、リズム歌謡など、60年代のホピュラー音楽史研究で大きな成果をあげてきた輪島裕介さんに、1970年代以降のポピュラー音楽史のための提言をしてもらい、登壇者、フロアを交えて議論していく予定です。



< 関西大学 日本ポピュラー音楽アーカイブ・ミュージアムプロジェクト>
本シンポジウムでは、関西大学日本ポピュラー音楽アーカイブ・ミュージアムプロジェクトが収集し、デジタル化した、貴重な音楽映像(RCサクセション、荒井由実など)も活用していきます。


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  シンポジウム登壇者プロフィール

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住友利行
元テレビ神奈川プロデューサー。1972年テレビ神奈川入社。
制作にかかわった主な番組として、ディレクターとしては『ヤングインパルス』、プロデューサーとしては『ファンキートマト』『ファイティング'80s』『LIVE TOMATO』などがある。

稲増龍夫
1952年生まれ。法政大学社会学部教授。専門は社会心理学、メディア文化論。主な著書に『アイドル工学』(筑摩書房))、『パンドラのメディア―テレビは時代をどう変えたのか』(筑摩書房)、『グループサウンズ文化論~なぜビートルになれなかったのか』(中央公論新社、近刊)など。顧問を務めている法政大学自主マスコミ講座からは多くのアナウンサー、マスコミ人を輩出。

輪島裕介
1974年生まれ。博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科准教授。専門は音楽学。主要なテーマは、近代日本大衆音楽史、アフロ・ブラジル音楽研究。主な著書に『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社)、『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』(NHK出版)がある。 

小川博司
1952年生まれ。関西大学社会学部教授。専門はメディア文化研究、音楽社会学。現在のテーマはノリと社会変動。関西大学日本ポピュラー音楽アーカイブ・ミュージアムプロジェクトも進めている。著書に『音楽する社会』(勁草書房)、『メディア時代の音楽と社会』(音楽之友社)、『メディア時代の広告と音楽』(共著、新曜社)など。



▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
住所:大阪府吹田市山手町3-3-35
TEL:06-6368-0201
メール:kouhou@ml.kandai.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク

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