Haneda Robotics Lab 「羽田空港ロボット実験プロジェクト2017」  9月27日より公募開始

日本空港ビルデング株式会社 2017年09月26日 16時30分
From 共同通信PRワイヤー

2017年9月26日

日本空港ビルデング株式会社
Haneda Robotics Lab

空港におけるロボット導入を目指すHaneda Robotics Lab
「羽田空港ロボット実験プロジェクト2017」
9月27日より第2期参加事業者の公募を開始

羽田空港を管理・運営する日本空港ビルデング株式会社(所在地:東京都大田区羽田空港3-3-2、代表者:代表取締役社長 横田信秋、以下当社)は、2016年から「Haneda Robotics Lab(ハネダ ロボティクス ラボ)」を設置し、ロボットの技術検証を目的に、羽田空港でロボット製品(プロトタイプ含む)の実証実験プロジェクトを実施しています。
そしてこの度、昨年実施した第1期につづき第2期となる「羽田空港ロボット実験プロジェクト2017」を実施します。本プロジェクトでは昨年と異なる、新たな3つの募集カテゴリを設置しました。また、これに伴い9月27日(水)より参加事業者の公募を開始いたします。
なお、本プロジェクトは経済産業省「ロボット導入実証事業」を活用し、政府が進める「改革2020」プロジェクトの実現に向けた取り組みの一つとして、国土交通省および経済産業省と連携して実施するものです。


プロジェクトの目的

羽田空港では2020年に向け、旅客ターミナルのさらなるサービス品質向上、利用者の満足度向上に努めておりますが、労働生産人口の減少、「働き方改革」に伴う生産性向上への対応が求められる社会環境下においては、羽田空港の各種業務課題を解決するために、ロボット技術の活用が不可欠と考えております。これに伴い当社では、ロボット技術活用の検証と優れたロボットの導入を推進することを目的に、国土交通省及び経済産業省とも連携し公募型の実証実験プロジェクトを実施します。
また、空港ターミナルという環境下での検証データをもとに、公共施設における実効性の高いロボット開発に取り組んで頂くための環境整備も目指します。本年の実証実験では、ロボットと人、ロボット同士が連携したサービスの提供を目指し、ロボット専用の通信環境およびロボットと空港管理システムの相互通信プラットフォームの整備に着手します。

また、本プロジェクトを通じ、空港全体で様々なロボットが活躍している状況を創出することで、一般の方にロボットを身近に感じてもらう効果、社会実装の促進により課題の解決がより進むことで波及効果の増大、賑わいの創出や今回の活用事例が世界へと発信される事等を見込んでいます。


公募概要

募集期間
2017年9月27日(水) ~ 10月25日(水)

実験期間
2017年11月下旬 ~ 2018年1月末(予定)

実験場所
羽田空港旅客ターミナルビル内 ※採択ロボットにより個別に調整予定

特設サイト
リンク

募集カテゴリ
【警備ロボット】
不審物の察知と警告、施設の異常発見と対応、救護必要者への対応、迷子への対応、緊急事態発生時の旅客誘導、火災の消火、巡回警備等を行う事、もしくはこれら業務の助けとなるロボットを想定。

【物流関連ロボット】
旅客手荷物のポーター業務、倉庫内業務、商品確認業務、館内物流業務、建築資材運搬業務、もしくはこれらの業務の助けとなるロボットを想定。

【翻訳関連ロボット】
翻訳、多言語での案内業務、物品販売業務、サイネージ、資料作成などを行う事の出来るロボットや、従業員の翻訳を補助する機器、PCや携帯端末上等で作動するソフトウェアなどを想定。


事業者・開発者向け説明会
本プロジェクトや公募の詳細について、下記のとおり説明会を実施いたします。説明会では、事業概要や応募要領のご説明や質疑応答を行います。参加を希望される事業者・開発者の皆さまは、下記実施概要をご確認のうえお申込みください。
※説明会への参加有無はロボット選定の審査に影響しません。

・日時:2017年10月10日(火) 13:30~15:00(予定) 
・会場:羽田空港国内線第1旅客ターミナル 6階 ギャラクシーホール
リンク

・申し込み方法:お名前/ふりがな/会社名/部署名/メールアドレス/電話番号を記入の上、10月6日(金)までに、公募窓口(haneda_robolab@jat-co.com)宛てにメールにてお申し込みください。
※応募多数の場合は先着となることがあります。


(参考)第1期の実施実績について
第1期は「案内」、「移動支援」、「清掃」の3カテゴリにて実証実験を実施しました。計23社23種の応募から審査を経て選ばれた17社17種のロボットが実験に参加し、羽田空港第2旅客ターミナルにて2.5ヶ月間、約500時間にわたり実験をいたしました。

この間、約5,000人の空港利用者が実験中のロボットと触れ合い、「ロボットの時代が来た」、「かわいい!」、「私の会社にも欲しい」といった感想をいただいております。また、参加企業の担当者からも「展示会などとは違い、実際に公共空間でロボットを稼働できたことは貴重な経験だ」、「これまでにない知見を得られた、今後の開発に非常に有効」といったご意見を頂戴しました。
 実験終了後に当事務局は、「Future Travel Experience Global 2017」や「Pepper World 2017」など国内外あわせ5回の講演会等に参加し、本プロジェクトで蓄積したノウハウや気づきなどについてご報告・共有いたしました。

なお、プロジェクトに参加したロボットの中から、初期の有効性が確認できた約10機種については、現在も引き続き業務オペレーションに落とし込んだ実験をしており、一例として案内については、「CAIBA」(インディ・アソシエイツ社)や、清掃については「SE-500iXⅡ」(アマノ社)、移動支援については「INMOTION R1EX」(A.M.Y.クリエイティブ社)などが、空港内業務での実用に向けてメーカー様と共に独自の改修・調整や調達検討を通じて、本格導入を目指した実験を継続しております。


■ロゴマークについて

【画像: リンク
<画像 左:第1期の旧ロゴマーク  右:第2期の新ロゴマーク>

Haneda Robotics Labのロゴマークは、二重振り子と呼ばれるふたつの振り子を連結した構造物の運動の軌跡で描かれています。ロボット技術の社会実装に向け、「人間」と「ロボット」のふたつの要素を「羽田空港」という環境において合わせたとき、そこでどのようなことが起こるのか。人間とロボットの間にどのような関係が築かれるのか。Haneda Robotics Labは、それを観測し検証することをミッションとしています。「人間」と「ロボット」というふたつの関係性を二重振り子に置き換えることで、このHaneda Robotics Labのミッションを表現しています。また、第2期のロゴは、第1期のロゴをベースに、軌跡の記録時間をさらに長くしたものになっており、ロボットと人間の調和に向かって検証を続けるHaneda Robotics Labの過程そのものを表現しています。

Haneda Robotics Labプロジェクトについて
・主催:日本空港ビルデング株式会社
・事務局運営: 株式会社電通国際情報サービス

事業者・開発者向けお問い合わせ先
Haneda Robotics Lab事務局:haneda_robolab@jat-co.com




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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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