クラウド上の分析環境と定期診断でデータベースの安定運用を支援する「Cloud DB Doctor」を提供開始

１．背景
データベースは、企業の情報蓄積・分析の根幹として重要性が高まる一方、正しい設計と継続的な運用管理が必要です。データベースを安定して稼働させるには、高度なスキルを有したデータベースアドミニストレータが適切な運用を行う必要があります。しかし、一般企業ではデータベースに関する十分なスキルを持つ人員が対応できない場合が多いのが現状です。そのため、トラブルが発生するまで兆候に気付かないようなケースも見受けられます。

２．サービスの特長
「Cloud DB Doctor」は、SQL Serverの内部構造を理解した専門エンジニアにより開発されたエージェントが、マイクロソフトが提供する機械学習サービス「Azure Machine Learning」にモニタリング情報を蓄積するとともに、Ｗｉｎテクノロジが長年蓄積したSQL Serverの運用ノウハウによる診断結果を提供するサービスとなります。お客様のデータベースの構成情報や稼働状況をクラウド上に蓄積しながらモニタリングし、独自の手法で検証を行い、高精度な問題発生予測と原因特定および早期解決を支援する定期診断を実施します。

３．サービス内容
「Cloud DB Doctor」には、以下の2つのサービスが含まれます。
・モニタリングサイト
　お客様が使用するデータベースのリソース情報をクラウド上のAzure SQL Databaseに蓄積し、Web画面にて、アセスメント情報や、アラート情報を提供します。
≪概要≫
・グラフ表示（CPU稼働率、メモリ使用率などの基本リソース情報、インデックス、トランザクションなどのSQLリソース情報）
・自動アラート（閾値判定によるアラート、Azure Machine Learningによる異常検知）

・定期診断サービス
WinテクノロジのSQL Serverエンジニアがアセスメントを行います。
≪概要≫
・現状分析による課題の明確化
・改善策のアドバイス
・診断レポートの提供（年2回/6ヶ月ごと）

「Cloud DB Doctor」には、オプションとして以下のオプションサービスがあります。
・問題対応サービス
「Cloud DB Doctor」サービスの中で発見された問題やトラブル発生時の解決に向けて、Ｗｉｎテクノロジのエンジニアが支援します。「Cloud DB Doctor」サービスに蓄積された情報を使用するため、的確なアドバイスによる早期解決が実現可能です。

・追加診断サービス
　定期診断サービスと同様の診断を、ご要望に応じたタイミングで追加実施します。


・対応データベース
「Cloud DB Doctor」のサービスに対応する、お客様データベースは以下の通りです。
 Microsoft SQL Server 2008 SP3以降

・サービス料金
「Cloud DB Doctor」のサービスは、お客様のデータベース インスタンスごとに使用するCPUコア数とオプションによって料金が決定します。

　―Cloud DB Doctor 1～8 コア（年2 回の診断レポート）　￥99,800(税別)/月
　※ ご契約は 1 年単位となります。
　　9 コア以上は 8 コアごとに ￥50,000/月の追加料金が発生します。
　※ 32 コアを超える料金についてはお問い合わせください。

　―問題対応サービス（10 時間まで） ￥200,000(税別）
　―追加診断サービス（1 回）￥100,000(税別）


４．今後の予定
Ｗｉｎテクノロジはパートナーなどを通じて、2018年3月末までに30社以上のお客様へ本サービスの導入を目指します。

本サービスのWebページ
リンク

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