世界最大のX線レーザー、欧州XFELがハンブルクで運用開始

Hamburg Marketing GmbH 2017年09月21日 09時14分
From 共同通信PRワイヤー

世界最大のX線レーザー、欧州XFELがハンブルクで運用開始

AsiaNet 69879 (1309)

【ハンブルク(ドイツ)2017年9月1日PR Newswire=共同通信JBN】2017年9月1日から、世界最大のX線レーザー、欧州XFEL(X線フリー電子レーザー)が通常運用を始める。ハンブルク都市圏にあるこの12億2000万ユーロの研究施設には欧州11カ国が参加している。

(Photo: リンク

この研究施設は最高のプロジェクトだ。毎秒2万7000回のX線照射で、最高の通常のX線光源より10億倍の輝度を持つ。XFELはまったく新しい研究の機会を開き、現在の科学研究の境界を超える手助けをする。それにより、国際的な科学者が、ウイルスや細胞の電子構造を解析し、ナノ世界の3Dイメージをつかみ、化学反応を撮影し、地球内の深部で起きているプロセスを研究することができるようになる。XFELは例えば、新しい薬物や新しい物質の開発に役立つ。

この研究施設は1日、ドイツのヨハンナ・ワンカ教育相、ハンブルクのオラフ・ショラツ第1市長、シュレスウィヒ・ホルシュタイン州のカリン・プリエン科学相、ロシアのアンドレイ・フルシェンコ大統領顧問、フランスのフレデリック・ヴィダル高等教育・研究・イノベーション相と、ほかの各国高官らの出席で運営を始めた。現在、9月中旬に最初の実験を準備している外部の研究者数人が加わる予定。

XFELは非営利団体で、DESY(ドイツ電子シンクロトロン)ハンブルクや、ほかの国際研究施設と緊密に協力する。職員は約300人。建設・開設費は12億2000万ユーロで、シュレスウィヒ・ホルシュタイン州まで伸びる3.4キロのトンネルを持ち、欧州で最大かつ最も野心的な研究プロジェクトだ。参加11カ国は、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ポーランド、ロシア、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス。英国が加盟の準備手続き中。科学とビジネスのロケーションとして、ハンブルクにとってXFELは、国際的なイノベーションのハブ都市としての地位を確立するためにさらに一歩を進めることになる。

XFELについての詳細は次のサイトを参照:リンク
ハンブルクについての詳細は次のサイトを参照:リンク

▽問い合わせ先
Hamburg Marketing
Guido Neumann
+49-40-300-583
guido.neumann@marketing.hamburg.de

ソース:Hamburg Marketing GmbH

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]