NVIDIA Quadro 仮想データセンターワークステーションソフトウェアがTesla GPU サーバーをパワフルなワークステーションに転換

NVIDIA 2017年08月18日 12時37分
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米国カリフォルニア州サンタクララ — (2017 年8月17日) — NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、NVIDIA(R) Tesla(R) GPU アクセラレーテッドサーバーをパワフルなワークステーションに転換して、全社規模の仮想ワークスペースの需要に対応するために必要なリソースを IT 部門に提供する、新しい仮想化ソフトウェア機能を発表しました。

何百ものプロフェッショナルワークステーションアプリケーションで認定されたNVIDIA Quadro(R)は、長期にわたって当社のプロフェッショナルビジュアライゼーションの業界標準となってきました。そしてこのたび、NVIDIA Quadro の仮想化データセンターワークステーションソフトウェア (Quadro vDWS)によって、仮想グラフィックスとコンピューティングワークロードの両方を任意の仮想ワークステーションまたはノートPC上で実行できる無類の体験を、NVIDIA Teslaアクセラレーテッドデータセンターから提供することになりました。システムベンダー 33 社の 120 を超えるシステムで利用可能な Quadro vDWS は、同じ GPU から複数の企業ユーザーにハイエンドパフォーマンスを提供し、所有コストを低減します。

Quadro vDWS によって、世界各地に分散したチーム間でのモビリティとコラボレーションを向上させることができます。また、3D、フォトリアリスティックレンダリング、バーチャルリアリティ、ディープラーニングなどの新しいテクノロジに関連してますます計算集約度が高まるワークフロー と、そのデータサイズと複雑さの急激な増大 に対応することもできます。これらは特に、エンジニアリングや科学といった (たとえば、最終製品を正確に予測するために設計プロセスでシミュレーションが行われる) 分野で共通の課題です。

NVIDIA Pascal™ アーキテクチャベースの Tesla GPU アクセラレータを利用した場合、Quadro vDWS には以下のような利点があります。

● 複雑な 3D でのフォトリアリスティックなデザインの作成を可能に–最大 24 GB の GPU メモリによって大規模な没入型モデルに対応します。

● 生産性を向上–従来のNVIDIA GPU アーキテクチャの最大 2 倍のグラフィックスパフォーマンスを達成し、ユーザーのより適切なすばやい意志決定を可能にします。

● 統合グラフィックスおよびコンピュートワークロード–高速化されたグラフィックスとコンピューティング(CUDA および OpenCL)のワークフローをサポートし、デザインと CAE (Computer Aided Engineering) のシミュレーションを効率化します。

● Linux ユーザーのパフォーマンスを向上–NVIDIA NVENCは、Linux 仮想ワークステーションのユーザーのために、計算集約型のタスクであるH.264 ビデオエンコーディングの負荷をCPU から解放することによって、パフォーマンスとユーザー密度を向上させます。

NVIDIAのプロフェッショナルビジュアライゼーション事業のバイスプレジデントであるボブ・ペティ (Bob Pette) は、次のように述べています。「当社は変革を遂げています。ワークフローの進化によって、従業員の間で AIやフォトリアリズム、VR、コラボレーションの拡大が浸透しつつあります。そこで、求められるパフォーマンスを提供するために、Quadro のビジュアライゼーションプラットフォームも当社とともに進化しているわけです。また、Teslaを搭載したサーバーでQuadro vDWS を実行することで、企業はより大きなデータセットを処理したり、もっとも要求の高いアプリケーションに対応したり、より高度なモビリティのニーズを満たしたりすることができるでしょう。」

Quadro vDWSによって、ESI Groupをはじめとする NVIDIA のお客様は、複数のエンジニアを 1 つの GPU でサポートしながら、エンジニアがリモートから優れたアプリケーションにリアルタイムでアクセスし、没入型の製品ビジュアライゼーションを行える環境を実現できます。

ESIのイマーシブエクスペリエンス担当プロダクトマーケティングマネージャーであるエリックカム (Eric Kam) 氏は、次のように述べています。「お客様は、全社規模でのバーチャルリアリティの普及を目指しておられます。しかし、仮想プロトタイプには物理的なプロトタイプと同様の欠点が考えられます。たとえば、比較的コストが高いことや、ハードウェア要件とソフトウェア要件によって場所が限られることなどです。NVIDIA Quadro vDWS と Tesla P40を利用すれば、当社のVRifyアプリケーションによって物理ワークステーションの能力、パフォーマンス、ユーザーエクスペリエンスを実現できます。その結果、大量のデータを使用する 3D 資産の管理や、仮想環境への複雑なジオメトリの統合、リアルタイムの多体物理シミュレーションの実行といった作業をユーザーが容易に行えるようになるほか、それらのデザインの VR を、好きな場所から制限されずに各自のブラウザーで体験することだってできるかもしれません。」

NVIDIA GRID vPC が最新の仮想ワークスペースを実現
製造や設計のワークロードがますます複雑になると同時に、Windows 10やOffice 365などの日常的なプログラムやYouTube などのストリーミングアプリケーションでは、デジタルワークプレースに必要な特徴、機能、優れた仮想 PC ユーザーエクスペリエンスを提供するグラフィックスアクセラレーションが求められるようになっています。

高速化されたグラフィックスVDI の需要の高まりに対応するため、NVIDIA は、NVIDIA GRID™vPC製品に対して機能向上を行ったことを発表しました。2017 年 8 月のNVIDIA GRIDのリリースとPascalベースのNVIDIA Tesla GPU アクセラレータを利用することで、GRID vPC には以下のような利点があります。

· ユーザー密度とスケーラビリティを向上– Tesla P40 では、1 GB の仮想デスクトッププロファイルのインスタンスを最大 24 個サポートします。これは、Tesla M60と比べて 50% の向上となります。市場をリードするこのグラフィックス仮想化密度を利用することで、IT 部門は、インフラストラクチャ投資を最適化し、高速化されたグラフィックスの仮想デスクトップや仮想アプリケーションを全社規模で提供できるようになります。

· vGPU の可視性を向上–エンドツーエンドの管理・監視ツールによって、ホストまたはゲストレベルでvGPU の可視性を実現します。IT 部門は、アプリケーションレベルの監視機能を利用して、エンドユーザーのエクスペリエンスをインテリジェントに設計、管理、サポートできるようになります。VMware vRealize Operations(vROps)、Citrix Director、およびXenCenter との新たな統合により、単一の統合ビューから柔軟性と制御性をもたらします。

· サービスを向上–新しいGPU リソーススケジューラーによって、IT 部門は、ユーザーにvGPU をシームレスに一貫して割り当てられるようになり、「ノイジーネイバー (リソースを独占してパフォーマンスを低下させるおそれのあるアプリケーション)」による遅延やユーザーエクスペリエンスの低下を防ぐことができます。

Teslaを利用した仮想GPU ソリューションがさらなるパワーをより多くのユーザーに
NVIDIA Quadro vDWS と NVIDIA GRID vPC の各ソリューションは、PascalベースのTesla GPU アクセラレータによって最適なパフォーマンスを実現できるよう設計されています。

そしてこのたび、NVIDIA Tesla P4、P40、P100 にTesla P6が新たに仲間入りしました。Tesla P6は、ブレードサーバー向けに最適化されており、16 GB のメモリを提供し、1 GB の仮想デスクトッププロファイルのインスタンスを最大 16 個サポートします。Pascalベースの Tesla アクセラレータは、需要に対応して全社規模で拡張するのに必要な、グラフィックスおよびコンピューティングのビジュアライゼーションリソースを IT 部門に提供します。

提供時期
Quadro vDWS と NVIDIA GRID vPC ソリューションは、Cisco、Citrix、Dell、HP、IBM、Lenovo、VMware など、世界中の 100 を超えるサーバーシステムでご利用いただけるようになりました。また、新しいPascalベース機能のサポートも、9 月 1 日から開始されます。

NVIDIAについて
NVIDIAが 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになりました。今日、NVIDIAは「AIコンピューティングカンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、リンク をご覧ください。

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