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メルクが欧州特許庁からゲノム編集手法CRISPRの特許取得

メルク(Merck) 2017年08月03日 17時05分
From 共同通信PRワイヤー

メルクが欧州特許庁からゲノム編集手法CRISPRの特許取得

AsiaNet 69534 (1156)

【ダルムシュタット(ドイツ)2017年8月3日PR Newswire=共同通信JBN】
*特許申請はゲノム編集手法CRISPRを用いて、真核細胞の染色体への外部DNA配列の組み込みをカバーしている
*関連する特許申請は最近、オーストラリアで受理され、その他諸国でも同様の特許申請中であり、好ましい結果が期待される

世界有数のサイエンス・テクノロジー・カンパニーであるメルク(Merck、リンク )は3日、欧州特許庁(EPO)が真核細胞へのゲノム組み込み法に用いられるCRISPRテクノロジーをカバーするメルクの特許申請を認める意思表示通知書を出したと発表した。

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特許は、メルクのCRISPRゲノム組み込みテクノロジーを幅広く保護するもので、同社の特許ポートフォリオをさらに強化する。関連する特許は、2017年6月オーストラリアで認可された。メルクは同様の好ましい結果がほかの諸国でも得られることを期待している。と言うのも、世界の多くの特許事務所は、特許を与える決定に関連して、関連する欧州の状況を考慮するためである。

ウディット・バトラ・メルク取締役兼メルク・ライフサイエンス最高経営責任者(CEO)は「これは欧州特許庁(EPO)による重要かつ素晴らしい決定であり、われわれはこの発表が、ゲノム編集分野に対するメルクの重要な貢献が認められたものだと見ている。この特許はCRISPRテクノロジーを保護するもので、科学者は人々が今日直面する最も厳しい医療問題に対する治療選択肢を進める能力を付けることができる」と語った。

メルクのCRISPRゲノム組み込みテクノロジーによって、科学者は疾患関連の突然変異を有益もしくは機能的な配列で置き換えることができる。これは疾患モデルや遺伝子療法の創造に重要な手段となる。科学者はまた、例えば細胞内部の視覚的追跡目的で、内因性タンパク質を標識化する技術を使って、基礎研究を可能にするために導入遺伝子を挿入する方法を用いることができる。

この特許申請は、2012年以来のメルクによる多くのCRISPR特許申請の中の1つである。メルクは2017年5月に、proxy-CRISPRと呼ばれる別のCRISPRゲノム編集手法を発表した。ほかのシステムとは違って、proxy-CRISPR技術はこれまでは手の届かないところにある細胞を切断し、CRISPRをさらに効率的、柔軟かつ特別なものにして、研究者にさらに多くの実験上の選択肢を与える。

メルクはゲノム編集分野で14年の歴史を持ち、ゲノム編集に対して世界的にカスタム化された生体分子(RNA誘導グループIIイントロンTargeTron(TM)およびジンクフィンガーヌクレアーゼCompoZr(TM))を提供し、研究者による広範な採用を促してきた。Wellcome Trust Sanger Instituteとのコラボレーションによって、メルクはまたすべてのヒト・ゲノムをカバーする配列化されたCRISPRライブラリーを作成した初の企業となり、科学者が根本原因についてさらなる疑問を呈することができるようにすることで,疾患の治療を促進してきた。配列化されたCRISPRライブラリーは、ゲノム編集における重要な進歩であり、同社の指導的立場を強化する。

同社はさらに、基本的な遺伝子編集研究に加えて、遺伝子および細胞ベースの治療法とウイルス・ベクターの開発を支援している。メルクは2016年、遺伝子編集から遺伝子医薬品製造まで、選任のチームと強化リソースの投入を通じて、新しい治療様式による研究促進を目指す活動を開始した。この意欲的な試みは、ゲノム編集分野における同社コミットメントをさらに強固なものにしている。

メルクのニュースリリースは、メルク・ウェブサイトで閲覧できると同時に、電子メールで配信される。オンラインでの登録、サービスの変更または利用中止はwww.merckgroup.com/subscribe を参照。

▽メルクについて
メルク(Merck)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業である。がんや多発性硬化症を治療するためのバイオ医薬品療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約5万人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指している。2016年、メルクは66カ国で150億ユーロの売上高を計上した。

メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有している。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有している。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ(MilliporeSigma)、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っている。

ソース:Merck

▽問い合わせ先
Gangolf Schrimpf
+49-6151-72-9591

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