ウィンダムワールドワイドがホスピタリティー株式会社2社への分社化計画発表

ウィンダムワールドワイド 2017年08月03日 16時51分
From 共同通信PRワイヤー

ウィンダムワールドワイドがホスピタリティー株式会社2社への分社化計画発表

AsiaNet 69546 (1167)

【パーシッパニー(米ニュージャージー州)2017年8月3日PR Newswire=共同通信JBN】
*ウィンダム・ホテルグループはホテル専業会社に

*ウィンダム・バケーション・オーナーシップは世界最大のタイムシェア株式会社に

*欧州のレンタルブランド向けの戦略代替検討

*両株式会社ともウィンダムリワード・パートナーシップを保持

ウィンダムワールドワイド(Wyndham Worldwide)(NYSE: WYN)は3日、ホテル事業を分社化し、2つの株式公開会社にする計画を発表した。ニュージャージー州パーシッパニーに本社を構えるウィンダム・ホテルグループ(Wyndham Hotel Group)は、著名ブランドのポートフォリオを有する株式公開の新ホテル専業企業になる。フロリダ州オーランドに本社を置くウィンダム・バケーション・オーナーシップ(Wyndham Vacation Ownership)は世界最大の株式公開タイムシェア企業として、世界一のタイムシェア交換企業RCIの傘下にあるウィンダム・デスティネーション・ネットワーク(Wyndham Destination Network)と一体になる。同社は欧州のレンタルブランドのために戦略代替の検討も行う。

2つの株式会社は長期的な独占ライセンス契約を結び、業界最高級のロイヤリティープログラム、ウィンダムリワード(Wyndham Rewards)との提携を保持、主要資産のシェア、顧客抱き合わせイニシアチブにも引き続き協力する。スピンオフ後の両社の法人名はまだ決まっていない。

この分社化によって両社の調和、焦点、戦略的柔軟性が増大する見込みで、それぞれがコアビジネスと成長機会に焦点を絞り続け、両社が今後必要とする資本調達を手助けし、市場発展対応にうまく変革できる場に互いを位置づけることが可能になる。分社化計画を受けて、両社は業界内の重要なスケールと指導的立場、強力なキャッシュフロー、定評あるブランドの豊富なポートフォリオ、さらに、魅力的成長と株主の利益増進にふさわしい従来の関係を維持することになる。

ウィンダムワールドワイドのスティーブン・P・ホームズ会長兼最高経営責任者(CEO)は「取締役会は総合的な見直しを経て、ホテル事業のスピンオフとウィンダム・バケーション・オーナーシップのRCIとの結合が株主の利益を上げ、事業全体の大幅成長を可能にすると判断した。われわれは地域市場の優れたブランドを有する欧州レンタル企業の首脳と協力し、彼らが将来成長する可能性を全面的に実現するオプションを探っていく」と語った。

ホームズ会長はまた「われわれは過去10年、献身的なプロの素晴らしいチームを引き付けてきた。彼らはこれらの事業とブランドを業界リーダーに構築し、それは今、業界最高級のロイヤリティープログラムで結びついている。この強力なプラットフォームを整えることによって、われわれの事業は個別に前進できるようになり、それぞれが共有する歴史と文化、ウィンダムリワードとの提携に基づいて、明るい未来に向けて好位置にいる」と付け加えた。

ウィンダムワールドワイドと株主に課税されない見通しのこの分社化は、従来のウィンダムワールドワイド株主に対する新ホテル会社株の比例配分を通じて実現する。ウィンダムワールドワイドは2018年前半に手続きが完了するとみている。

▽経営陣
2つ別々の企業として、バケーション・オーナーシップ会社とホテル会社には別々の取締役会ができる。ホームズ会長は両社取締役会の非常勤会長を務める。

ウィンダム・ホテルグループのジェフ・バロッティ現CEOは引き続き、社長兼CEOとしてホテル会社を率いる。30年以上の経験があるバロッティ氏は、エコノミー/ミッドスケール(中下級)ホテル部門におけるウィンダムのリーダーシップ前進とアップスケール(上級)ポートフォリオ、管理事業の成長を継続する好位置にいる。

ウィンダム・バケーション・オーナーシップのマイケル・ブラウン現CEOは引き続き、社長兼CEOとしてタイムシェア会社をリードする。業界に25年いるベテランのブラウン氏は今年初め、タイムシェア事業を率いるポストに任命され、戦略的ビジョン、人間中心方針、業界知識の強い結合をもたらした。

ウィンダム・デスティネーション・ネットワークのゲイル・マンデルCEOは今回の移行を通じて引き続き現在の事業を率い、ウィンダムワールドワイドのトム・コンフォーティ最高財務責任者(CFO)が顧問として加わって、移行期間中は同社で勤務する。

ホームズ会長は「トムは本日の発表をするために取締役会や私と緊密に連携してきた。彼はわれわれの事業の情熱的なリーダーで、文化や価値観の代弁者だった。会社と株主に対する彼の貢献は大きく、われわれは深く感謝している。次章を始めるにあたりトムと私は、新会社首脳への円滑な移行をサポートする変革に、タイミングがいいということで一致した」と語った。

デービッド・ウィシュナー氏がウィンダムワールドワイドのCFO職を引き継ぎ、ホテル会社のCFOになる。ウィシュナー氏は最近まで、自動車レンタルサービスの世界的プロバイダー、エイビス・バジェット・グループ(Avis Budget Group)の社長兼CFOをしており、エイビス・バジェットのCFOは10年以上務めていた。ウィシュナー氏はそれ以前、年間収入約200億ドルの世界的多角化サービス企業、センダント社(Cendant Corporation)の執行副社長兼財務責任者を務め、株式会社3社への分割を主導した。

マイケル・ハグ氏はタイムシェア会社のCFOになる。ハグ氏は2005年からウィンダム・バケーション・オーナーシップの執行副社長兼CFOを務めている。その前は上級副社長兼会計監査役だった。ウィンダム・バケーション・オーナーシップに入社する前はアーンスト・アンド・ヤング (EY)に11年間勤務していた。

▽ホテル会社
ウィンダム・ホテルグループは世界最大、最も多角化が進んだホテル企業の1つで、グローバル・ポートフォリオとして18ブランド、世界最高の8100軒を超えるホテルを展開、80カ国以上に約70万5700室を擁し、2016年の収益は13億ドルだった。

この株式公開ホテル専業会社には以下のような特徴が見込みまれる。

*強力で弾力性があり、出来高払いのグローバルフランチャイズ・モデル
*高い収益率
*大規模フリー・キャッシュフロー
*15万800室の供給増
*実績ある熟練経営陣

バロッティ氏は「われわれはホテルブランドの品質と認知の向上に焦点を当てる変革にここ3年を費やし、レガシーホテルと集中システムを空前の規模でクラウドベース技術にシフトさせ、世界最高級のホテル・ロイヤリティープログラムを構築してきた。エコノミー/ミッドスケール部門のアイコニックなホテルブランドを主体とする世界最大級のホテル専業ポートフォリオとして、われわれは前進することを喜んでいる。われわれには実績ある軽量資産、出来高払いモデル、およびブランド・ポートフォリオの成長、多角化推進の魅力的な機会があり、株主の利益増大に向けていい位置につけている」と語った。

▽バケーション・オーナーシップ・カンパニー
2016年に20憶ドル以上のタイムシェア総売上高を持つウィンダムバケーションオーナーシップ(Wyndham Vacation Ownership)は、バケーション・オーナーシップ商品において世界最大のデベロッパーでありマーケターである。ウィンダムバケーションオーナーシップは米国、カナダ、メキシコ、カリブ海、南米、南太平洋の220以上のリゾート・ポートフォリオを開発、運営し、バケーション・オーナーシップの販売、マーケティング、消費者金融事業、不動産管理を運営している。

RCIは世界初で最大のバケーション・エクスチェンジ・プログラムのネットワークで、バケーション・オーナーシップにおける売買の柔軟性を40年以上前に導入した。100カ国以上に4300超の関連不動産を持ち、RCIの会員は多様な宿泊設備とバケーション体験を選ぶことが可能だ。

スピンオフ後、このタイムシェアの株式公開企業は以下の特徴を持つとされる。
*強力な販売とマーケティングのプラットフォームを備えた最大のタイムシェア会社として世界に類のない規模
*最大のタイムシェア・エクスチェンジ・ネットワーク
*大きな純現金収支
*多岐にわたるタイムシェアのビジネスモデル
*実績と経験豊富な経営陣

ブラウンCEOは「最大のタイムシェア・エクスチェンジ・ネットワークを持つ最大のタイムシェア会社に参加し、ウィンダムリワード(Wyndham Rewards)プラットフォームとシームレスに接続することで、われわれはオーナーとネットワークのアフィリエートに対して多様性に富んだバケーションの機会を提供することができる。進化する顧客のバケーション・ニーズに対応するために、われわれは実績のある強みと他に類のない規模をさらに強化することに集中し、株主にとっての価値を高めるだろう」と述べた。

▽追加的なトランザクションの詳細
ウィンダムワールドワイド(Wyndham Worldwide)は財務などの詳細を含んだSECへのForm 10登録申請書類を提出した上で、提案された分割に関してさらなる詳細を明らかにする予定だ。この分割はウィンダムワールドワイドの取締役会、会社間合意の決定、融資制度の手配、登録申請書類の有効性などの慣例条件による最終承認の対象となる。会社は、トランザクションの特定側面に関して米内国歳入庁の裁定を求める意向だ。この分割は株主の投票を必要としない。ウィンダムワールドワイドは2018年上半期に分割が完了すると見込んでいるが、分割の時期、あるいは分割が最終的に実現するかどうかについての保証はない。

▽顧問
金融顧問はDeutsche Bank Securities Inc.とゴールドマン・サックスで、法務顧問はKirkland & Ellis LLPが務める。

▽第2四半期の結果と電話会議情報
ウィンダムワールドワイド・コーポレーション(Wyndham Worldwide Corporation)は2017年第2四半期の収益を2017年8月2日水曜日のマーケット終了後に発表し、今回のニュース、2017年第2四半期の結果、見通し、助言について2017年8月3日木曜日の午前8時30分(米東部標準時)に投資家と電話会議を行う。聴取者は同社のウェブサイト(リンク )のウェブキャスト生放送にアクセスが可能。電話会議は電話番号800-862-9098、パスコード「WYNDHAM」でアクセスできる。聴取者は開始予定時刻の遅くとも10分前には電話するよう、強く要請される。このウェブキャストのアーカイブは上記ウェブサイトにて、2017年8月3日の正午(米東部標準時)から約90日間提供される予定。電話の再生は電話番号800-695-2533で、2017年8月3日の正午(米東部標準時)から約10日間、利用できる。

▽ウィンダムワールドワイド(Wyndham Worldwide)について
ウィンダムワールドワイド(NYSE:WYN)は世界最大のホスピタリティー企業の1つで、旅行者にホテル、バケーション・オーナーシップ、その他バケーション・エクスチェンジ、ホリデーパーク、ホームステイなどユニークな宿泊設備の分野をカバーする信頼の各種ホスピタリティー・ブランドを提供している。ウィンダムワールドワイドと3万8000の協力企業は6大陸110カ国で合計13万弱の宿泊施設を擁し、希望するスタイルで旅行を経験する人々を歓迎している。これらは同社がグループ全体を通じて実践する新たに刷新された宿泊客ポイント交換プログラム「ウィンダムリワード(R)」によって支えられており、このプログラムによってメンバーがより多くのポイントを獲得し、より早く利用することが簡単になった。詳しい情報はウェブサイト(www.wyndhamworldwide.com )を参照。

▽メディア問い合わせ先
Nadeen N. Ayala
Senior Vice President, Corporate Communications
Wyndham Worldwide Corporation
+1 973-753-8054
Nadeen.Ayala@wyn.com

▽投資家問い合わせ先
Margo C. Happer
Senior Vice President, Investor Relations
Wyndham Worldwide Corporation
+1 973-753-6472
Margo.Happer@wyn.com

ソース:Wyndham Worldwide

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