Kinderfuesse.com: 日本の子どもは小さすぎる靴を履いている
AsiaNet 69093
報道関係者各位
《プレスリリース》
2017年6月
日本の子どもは足に合った靴を履いているのか ――。オーストリアの研究チーム「子どもの足と靴(Kinderfüße-Kinderschuhe)」は、その実態を調査するために今年5月に日本の保育園と幼稚園を訪問し、幼児たちの足と靴の計測を行いました。
オーストリアの研究チーム「子どもの足と靴」は、これまでに欧州7か国で約1万人の子どもを対象に計測調査を行い、「小さすぎる靴は子どもの足を傷める」という研究結果をまとめました。日本でもこのほど初めて計測を実施しました。
日本では東京都と長野県の9か所の保育園・幼稚園を訪れ、合計620人の幼児を対象に計測調査を行いました。今回の調査は、日本に20年以上在住するオーストリア出身の整形靴マイスター、クレメンス・ハーゲン氏の協力で実施されました。
調査の結果、子どもの72.1%が小さすぎる外履きを、81.6%が小さすぎる内履きを履いていることがわかりました。
研究チームの整形外科医クリスティアン・クラインは、「欧州での計測調査の場合と同様、 結果は芳しくない。簡単に予防できるはずの弊害が、日本の子どもたちの足にも広がっている」と話しています。
研究チームは保護者に対し、子どもが履いている靴に少なくとも12ミリの余裕があるかどうか、定期的にチェックするように勧めています。チェックの方法は2種類あります。
ひとつは、ボール紙を使う方法です。ボール紙に足形を書き、最も長い足指(足長)に12ミリ分を加えます。それを縦の長さとして、幅4〜5センチの細長い形にボール紙を切り取ります。これを靴の中に入れた時に紙が曲がれば、靴は小さすぎるということになります。
もうひとつは、研究チームが開発した測定器「plus12」を使って、足長と靴内部の長さを測るという方法です。
研究チームは、調査で収集したデータを近く分析し、小さすぎる靴がもたらす足への悪影響の実態を明らかにしていきます。その後、小学生(6〜12歳)を対象とした調査を実施する予定です。
【お問い合わせ先】
欧州
Dr. Wieland Kinz(ヴィーラント・キンツ)
所在地: Kirchstraße 11, 6900 Bregenz, Austria/EU
Mobile:+43 664 264 34 50
E-mail:info@kidsfeet.info
Web : www.kidsfeet.info
(日本語リリース:クライアント提供)
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