国立がん研究センターがViewRayのMRIdianシステムで初の患者治療
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【クリーブランド2017年6月27日PR Newswire=共同通信JBN】
*肺、肝臓、すい臓のがん患者にMRIガイド放射線治療の利点をもたらす
ViewRay, Inc.(ビューレイ社)(Nasdaq: VRAY)は27日、日本の国立がん研究センター(NCC、東京)が世界初で唯一の臨床MRIガイド放射線治療システムであるViewRayのMRIdian(メリディアン)システムを初めて患者治療に利用したと発表した。NCCで治療された初の適応症は肺、肝臓、すい臓のがんなどである。
MRIdianシステムはMRIのイメージングを放射線照射に組み合わせることで、いきいきと構造を捉え、すべてリアルタイムで臨床医は軟部組織を描出し、照射を調整することができる。MRIdianでは、他のイメージング方式では普通にある患者の余分な電離放射線被ばくを避けることができる。
NCC放射線治療科長の伊丹純医学博士は「MRIdianシステムで患者治療を始め、MRIと放射線照射の組み合わせの直接の利点と治療中に腫瘍と周辺の組織の動きや変化を把握する計画採用の価値がすでに認められることは喜ばしい。MRIdianにより、従来の放射線療法では治療不可能と考えられた一部患者を含め、治療するがん患者の数と種類を拡大できる」と語った。
日本国立がん研究センターは50年以上、患者のケアに携わってきた。NCCはがん治療研究の最先端にあり、がん医療に特化する医師、看護師、その他の医療専門家の育成で中心的役割を果たしている。
ViewRayのクリス・A・ラーネス社長兼最高経営責任者(CEO)は「NCCで日本初のMRIdianによる治療が行われていることに興奮している。MRIdianはリアルタイムの軟組織追跡と即時の適応照射の大きな長所がある。日本の患者ががん治療のこの重要な前進の恩恵を経験していることは喜ばしい」と述べた。
ViewRayは2016年8月に日本の厚生労働省からコバルト線源のMRIdianシステムの日本国内販売を承認された。ViewRayの日本での販売代理店は日本3大総合商社の1つ伊藤忠商事である。伊藤忠は約40年にわたり、日本の重要な医療イノベーションを促進するためヘルスケア事業を重視してきた。
▽ViewRayについて
ViewRay(R), Inc.(Nasdaq: VRAY)はMRIdian(R)放射線治療システムを設計、製造、販売している。MRIdianはMRI技術と放射線照射、照射中に軟組織腫瘍の位置と形状を特定、照準を合わせ、追跡する著作権のあるソフトウエアを一体化している。ViewRayはこの強化された視覚化と精度の組み合わせが患者治療の成果を大きく向上させると信じている。
ViewRayとMRIdianはViewRay, Inc.の登録商標である。
ソース:ViewRay, Inc.
▽問い合わせ先
Michael Saracen
Senior Director, Marketing, ViewRay, Inc.
Phone: +1-408-242-2994
Email: media@viewray.com
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